案4
・タイトル『運だけで此処まで来ましたが、やはり運だけでは限界がありました』
・あらすじ
「俺って、やっぱりYOEEEEEEEEEEEEEEE!」
俺、加須 忠之はよくわからんけど死んで、転生した!突然のことに驚く俺だけども、これは逆に考えるんだ。俺TEEEEEEEEE状態になって女の子にモテモテ、その後の人生バラ色なんだと。
ふふふ。となると子供の頃から強くなっておかないとな。少しでも強くて損はしないだろう。
え?お前は弱いって?そんな嘘に俺は騙されんぞ?え?神も認めてる?いやそんな訳ないだろ!
・設定
主人公、加須 忠之、15歳の中学三年生のオタク。何かと、いや、運だけが抜きん出て良く、学校ではラッキー加須の徒名で呼ばれていた。
そんな彼でも運では乗り越えれない事がある。
彼は死んでしまった。車に引かれたのだ。
だが、目を覚ますと白と黒のモノクロな世界。
「此処は、どこだ?」
間違っても病院ではない。むしろこんな病院があってたまるか!
と、暴れまわる忠之の元に自分のことを女神だと言う人物がやってきた。話を聞くと死者数が神界暦でこの十年が過去最大で少なかったから事と、世界の人口が多くなった故、人口が少ない世界に送ろうと言う話になったらしい。
旨い話に調子に乗った忠之は、勘と仕草だけで女神の秘密を言い当てた。弱みを握って好条件での転生にまで漕ぎ着ける。
その条件は高位貴族で美形、それでいて特徴的かつ便利な特殊能力。
だがいざ転生すると、運が強く足が速い事だけが取り柄の一般的な体質だった。特殊能力も便利と言えば便利だが、戦う機会が少ないと思われる忠之には微妙な『使い捨て下僕』。しかも女に性転換まで起こっている。
流石に女神の腹いせかと一人ベットの上で怒る忠之に女神から神託が降りる。
「此度の件、私共が弄ったのは出された条件のみです。此度のことは御自身の運をお恨みください」
と。
この世界では人間と亜人が存在する。人間が世界中の約六割を占めており、残りが亜人である。亜人は獣人、妖精等があたる。魔人は頭が悪いと武器戦闘に向き、頭が良いと魔法戦闘に向く者が多い。
・ギルド
冒険者ギルド、傭兵ギルド、探検者ギルド、料理ギルド、錬金ギルド、等々様々なギルドが存在する。どのギルドも大体依頼を斡旋して仲介料を取る形で廻っている。
・主人公
元の名前は加須 忠之、転生後の名前はセリナ・メリッヒ=シュトラーゼ。シュトラーゼ上級伯爵家の令嬢。上級貴族の出であり、容姿端麗である故に婚約希望は絶えない。だが、セリナ自信が婚約を嫌がるため、シュトラーゼ夫婦が婚約希望相手に、セリナが誰を選ぶかほくそんでいる。
・重要キャラクター
アルフ・リレイケン=セルビッシュ:セルビッシュ伯爵家の長男。セリナとは幼少期から面識がある。どこか冒険者に憧れたようなセリナを止めるべく、今日も奔走している。
※ネタ提供を頂いた構想