案1
・タイトル『人と蜥蜴人 ~求める物は違っても~』
・あらすじ
とある世界に転生したとある二人の男女。男は人間の子供として王国の貴族として転生。女は魔族の蜥蜴人の子供として魔帝国所属の崖の蜥蜴人の集落に転生。だが、男は過去の記憶を覚えておらず、女は過去の記憶を鮮明に覚えている。時が流れ、二人は会う。『戦争』という舞台で。男は女を怨み、女は男の記憶を呼び覚まそうと武器を取る。
・設定
男と女が主人公のW主人公物。男が何故怨みを抱いているのかは後々。考えているのは身内に魔族が何かをした。男と女の関係は未定。
この世界では人間、獣人、妖精、魔族が主な人型生物。人間はオールラウンダー。長所短所が完全に運任せな種族。だが、何かがずば抜けて高かったりはしない。
獣人は強靭な肉体と高い機動力が売りの種族。身体能力はずば抜けて高いが魔法を扱える個体は特に少ない。また、防御は高いが魔法への耐性は低い。
妖精は獣人とは真逆に、魔法を上手く扱え、魔法への耐性も高い。だが、逆に肉体を動かすのは苦手。身体を動かすのが得意な者は特に少ない。
魔族は高い知能が売り種族。肉体も魔法もどちらも使えるが、あくまで平均的。逆に、獣人や妖精を超える肉体や魔法を扱う者もいるが、それは知能が低下しているか、英雄的な存在だ。
魔族が悪役という訳ではないが、獣人のような動物をモチーフにしたような生物でもなく、妖精のような気品のある美しい存在ばかりというわけでもない。魔族が嫌われる理由は生物共有の敵、『魔物』に似ているからだ。さらに、絶対に支配できないといわれていた魔物を初めて支配したのが魔族だったからというのも加速の原因だった。
・冒険者組合
そんな魔物、および魔族を滅ぼそうとする団が冒険者組合という組織だ。組合にはランクが有り、最低ランクのGからF、E、D、C、B、A、Sそして最高ランクSSまである。
もちろん魔物、魔族にもランクは有る。最低ランクのG、F、E、D、C、B、A、S、SS,SSSまである。
・主人公
男 シャルム
温和で注意深い性格。人が傷つくのが嫌いなおっとり系。深い青色の目と髪が特徴。だが、それは普段の性格であって違う顔を持つ。やられたことは何倍にして返すタイプだ。戦場時は魔法銀の片手槍一本で戦う猛者。Aランク以上Sランク未満の実力者。『聖槍』という二つ名を持つ。序列3位の王国の将軍。
女 ライア
強気で元気、そして前向きな性格。炎のような真っ赤な目に深緑の鱗を持つ。過去の記憶、転生前の記憶を持っている。はじめは見慣れた人間とはかけ離れている蜥蜴人に戸惑ったが、高い身体能力の変わりの低い知能で有りながらも精一杯愛してくれた両親と集落のみんなを見ながら変わっていく。集落の者を誇りに思っている。戦場時には十本の剣を巧みに使う。武器が無くても、体術を使って戦う。騎竜と呼ばれる雌竜、セピアを従える。Aランク以上Sランク未満の実力者。『剣舞』という二つ名を持つ。序列6位の魔帝国の八帝柱の一柱。
・重要キャラクター
王国側
ジャルム:シャルムの双子の兄。シャルムと同じく将軍で有るが、遠距離部隊の将軍。
アルリール:シャルムの2つ下の妹。まだ隊長だが、芽はまだ咲き始めてはいない。
魔帝国側
ダノン:ライアと同じ八帝柱の一柱。序列5位であり、ライアの義理の兄と言えるオーク。
アルス:序列3位の闇道化師の将軍。ライアの事を気にしている。