絆
私たちには 絆 がなかった
ただ同じ場所に一緒にいただけ
ただ同じ時間をともに過ごしただけ
ただ同じ空間で笑っただけ
嘘をつきあって 建前で話して
心の内までは開かず 真面目に聞きいれず
お互いをどこかで軽蔑して 信頼してなかった
ねえ、どうして一緒に居たの?
そう聞かれたら
惹かれる部分があったから
気があったから
こんな曖昧な答えしか出てこなかった
だから、魅力的な人が目の前に現れた時には、すぐに乗り換えてしまう、
タイムリミットのある関係だった。
そしてお互いが、その選択を先にするのは自分だ!という念に固執している、そんな間柄かもしれない
だから、彼は彼女を失った
だから、妻は夫の前から消えた
だから、彼女は彼から逃げた
あなたが今そんなところにいるのなら
初めに、潔く、終わりを意識しなければならない
絆を作るためには向き合うこと
私たちの間で一体なにが絆か話し合うこと
向き合うことが終わりの始まりになるのかも知れないけど、そうだとしても、向き合うことを始めなければならない
誰かと誰かが一緒にいつづけるとき、人にはどうしても、お互いに一致した“絆“が必要になることのように…
愛は絆でしか結ばれないのです
さあ、いまこそ、
愛する人に手を伸ばそう!
さあ、いまこそ、
涙が流れても あなたから 離れよう