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星の彼方  作者: 一和遥
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孤児児童誘拐事件EPfile1

 僕は小さいころ朝焼けが綺麗に見える誰も住んでいない地方の田舎で暮らしていました。

記憶にあった母親は優しく、父親はなんでも教えてくれました。毎日川に行って水遊びをし、畑を走って泥だらけになって帰りました。今思うと、その時から事件は始まってたのかもしれません。常に両親は家にいて、僕が帰ってくるのを待ちます。怪我をして帰ると大きな声で怒られるので安全な遊びだけをするようにしていました。


 たまたま、母親は街へ行って調味料を買いに行って、父親が畑に植える苗をもらいに隣町まで行く時がありまいた。僕は1人でした。普段だったら絶対に入ってはいけない父の書斎にある隠し部屋を僕は知っていました。小さい子の興味心とは恐ろしく思い立ったらすぐに行動に移します。親が隠し持っているお菓子とかこっそり食べたこと絶対あるでしょう?例に漏れず僕もその部屋に行ってみたんです。鍵の在処は知っていました。キッチンの包丁が閉まってある棚の中にある水道管の横です。隠し部屋の中にはたくさんの本や紙がありました。おそらく契約書か何かだったと思います。僕は面白くないと思いつつ、アルバムを見つけました。この家はアルバムが一冊もない異様な家だったので、それはそれは物珍しく絶対何かあると思いました。その中には一枚だけの写真と一枚だけの紙が挟まっていました。写真には、おそらく僕であろう赤ちゃんとその指を握る11歳くらいの女の子が写ってました。紙には何やら難しい文字でたくさん書かれていました。読めたのは一番上にあった引き渡し書、これだけです。このとき僕は女の子はどこか別の場所で暮らしているんだと思うと同時に、多分僕の姉なんだろうなぁと思いました。このことは両親にばれてはいけないので物を全て片付けてドアに鍵をかけ元通りにしてから何事もなかったかのように外へ遊びに行きました。僕はまだ子供だったので監視カメラに映ってるなど思いもしませんでした。


 遊び疲れて家に帰ると、とんでもない量のご馳走とニコニコした両親が出迎えてくれました。なんのお祝いでもないのにと僕は舞い上がりました。僕の好きな料理をたらふく食べて、両親とヒーローごっこをして遊びました。遊んでる最中にものすごい大きな眠気が襲ってきて僕は寝てしまいました。


 しばらく心地よいままに寝ていたら、ものすごい大きな音がして僕は飛び起きました。でも、ものすごい大きな音がした後は静かになったから夢のせいだと思い、僕は再び眠りにつきました。朝になり、目が覚めてご飯を食べにリビングへ行くと、母親も父親もいません。家中を探し回りましたがどこにもいません。僕は焦って家の外に出ました。そこにはいつも通り誰1人いなく、動物の気配すら感じませんでした。僕は父親がよく行っていた隣町にある苗をくれるところに行きました。この場所が的確にわかっていたのは、よく父親の後をつけていたからです。そこには老人の夫婦がいて僕が両親が消えたことを話すと、とても驚いていました。老人夫婦は警察を呼んで僕は児童養護施設に引き取られました。


 僕はそこで初めて自分に戸籍がない事を知りました。

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