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何も無い

作者: ITTO

何も無い。

僕には何も無い。

何も無いから何者にもなれない。

金も地位も名誉もそれを得る為の努力も出来ない。

何のために生まれてきたのか…。そんな事ばかり考えている。子供の頃は大人の顔色ばかり伺い子供らしく子供を演じていた。

少年時代スタンド・バイ・ミーという映画が好きだった。

20歳までは何でも許されると色々悪事を働き20歳を超えると普通の人を演じた。

酒を飲むと自分なりに社会をみている事が好きでシステムとかルールは誰の為にあるのか?と仮説を立て講釈を垂れ、学が無いのをひた隠しにした。

人を傷つけることが極端に嫌いなのに無意識に深く傷つけ今ものうのうと生きている。

僕には何も無い。


何も無い僕は考えた。

好きな物に囲まれていれば幸せなのでは?と…。

僕は卑猥な事が好き。アニメや漫画空想が好き。

変態に見られる事が楽。

好きな人よりどうでもいい人の方が楽。

屑だと思われるのが良い。

破天荒で人とは違う何かと思われる事が好き。

気付けば一人

僕は何も無い。


諦めた途端、何も無い僕は何も無い僕ではなくなる。


このまま埋まることが無い何かを探す。

それでも生きている。


僕は何かを成し遂げた訳でも生きているだけで独りよがりな人生観。


だから僕は何も無い。


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