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青色

作者: ミミック

 溶かされた氷のような どこまでも暗い深海のような

 深く、浅く 広く、狭く

 矛盾しているようで 両立しているような

 そんな不思議な 色


 水面に映る 自分の表情

 穿たれる悲しみと 温かな寂しさ

 お別れの鐘が鳴る


 二度と会うことは ないのかもしれない

 またね、と 言いたいけれど

 言ってしまったら 後悔してしまいそうで

 さようなら、と 言ってしまった


 どちらを選んでも 後悔はするのだろう

 私は弱いと、脆いと 分かっている

 あと一歩 もう一歩

 思うだけで 踏み出せない


 でもね、だけど 仕方ないんだ

 私にとって 青色は

 勇気をくれる 色ではない

 どこまでも 冷たく、深いから

 いつも背後で 側にいてくれる


 安心は できないけれど

 私にとっては それで十分だと

 きっと、未来の私が 証明してくれるはずなんだ

貴方にとって 青色は

どんな色?

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― 新着の感想 ―
まるで海中にいるような、不思議な静寂感がありました 自分にとって青色は、憧れの人の瞳の色
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