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すみません。予定より遅くなりました。
懐かしい風景。
育成施設の様だ。
多分俺が育った施設の様だ。
周りを見渡すと、子供たちが遊んでいる。
「お兄ちゃん」
声の方を見ると二人の少女が俺の方を見ていた。
子供の頃の妹達だ。
俺は妹達が呼んでるようなので其方に行こうとした。
その瞬間に地面が揺れる。
周りで遊んでいた子供達が悲鳴を上げる。
地面が割れ一人の少女が取り残される。
「まっ、・・・」
そこで意識が戻る。
自室の寝台の上だ。
酷く汗をかいていた。
どうやら夢を見ていた様だ。
時間を見ると起床に時間より幾分早い。
隣には瑠奈が穏やかな寝息をたてていた。
九条がいる世界とは違う世界。
文明レベルはあの世界(現実世界)と同等な世界だ。
深夜、一人の男。がふらふらと道をあるいている。
男の名は黒野社 築。
俗にいうブラック企業に働く一人だった。
男は過酷な労働を会社から強いられていた。
今日もこの時間まで働かされ、明日は朝早くから出勤する予定だった。
黒野社は疲労でもう限界まで来ていた。
それでも何も出来ずに働く事を選択していた。
何も見ずに赤信号を渡ろうとしていた。
不意にクラクションが鳴らされる。
その方向を見たがもう手遅れだった。
衝突音が辺りに鳴り響く。
黒野社は全身にはしる激痛の中、朧げに昔の事を思い出す。
『あの時、違う選択をしていれば・・・・・』
『あれ?・・・俺確か、車に弾かれて・・・・』
意識を取りもしたのは酷く懐かしい風景だった。
実家の自室。
まだ高校生の頃、毎日見ていた風景だった。
「ここは・・・・?」
周りを見渡してもやはり自室だ。
「もしかして俺、戻って来たのか?」
男は十年以上前にタイムリープしたのだった。
暗い部屋、一人。の女が端末を操作していた。
「ふふ・・。この前はあの地震に合わせて仕事をしたのでうまくいったわ」
幼き魂の根源の収集数を見て目を細める。
「今度もうまくやらせてもらう。私の願いを叶える為に」
女は悦に入っていた。
「今回の仕掛けはほぼ私達は手を出していない。この痕跡からあの男はどう動くかしら。楽しみだわ」
女は今回の仕事も成功を確信しているのだった。
今回はタイムリープからです。
週に2回ぐらい更新したいのですが、なかなか設定立てに手間取ってしまってます。
出来なかったらすみません。
今回もよろしくお願いします。




