いいよ、たぶん
消えゆく夕日の前にキミを乗せたバスが
僕の視界から消えていった
旅立ちの日に結局のところ
あれだけ考えていたことの
どれくらいのことが言えて
どれくらいがキミに伝わったのかな
さっき見送ったバスのナンバーは「・114」
「いいよ、たぶん」
キミには僕の気持ちの多くは伝わったと思う
寒くなってきたから余計に恋しくなるね
無意識に温かいモノを探してる
即効性には二人でそばにいること
キミはわざと僕の肩に触れる
僕はわざと、よろめいて
おどけたフリをする
いいよ、キミのことは忘れない
どんなときも
キミがいい加減にしてよ、と
あきれかえっても
忘れないでいる
キミのうれし涙
いいよ、そのままで
ゴメン・・
僕がその瞬間を見逃してしまったから・・
やさしすぎても
ダメなことってあるのかな
いいよ、キミには
その辺も含めての
うれし涙だと