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カマキリの所業と罰

カマキリの所業編です。

宜しくお願いいたしますぅ~~

森が復活して…みんな喜んでる、良かった、

けど、けど、木がでっか~~~い

住人が私の倍の大きさなんだから、当たり前か

『マヌカさん、ありがとうございます、

本当に500年前の状態に土地が戻りました

風の匂いも虫の存在も動物達もみんな戻って来ました。』

トゥーリアさんめっちゃ喜んでる~

んんんんん~~~?

「トゥーリアさん体が神々しくなってませんか?」

トゥーリアさんの体は元々輝いていたが、倍以上に輝きが増した

もしかして他の住人達もか?

みんなの様子を見ると、

みんな種族も関係なく、抱き合い肩を叩き合い

すっごい喜んでる、そして発光してた体も

トゥーリアさん程では無いけど輝きが増してるのは確かだ…

土地の浄化だけでこんなに影響があるんだ、

荒れた大地ではさぞかし苦しかっただろう

「そうだトゥーリアさん

ここから10キロ先に住んでる首長族の方々に

こちらの首長族達が操作されてた説明しないと、

後々揉め事になりますよね?」

『それは大丈夫です、

大地が浄化されたので住人たちの魂も浄化されたと思います。

だから、気にしなくても元の関係に戻ると思いますよ。』

とトゥーリアさんが言ってるが…

え?そんなもの?だってオリを運んで仲間を誘拐してたんでしょ?

そんな簡単に浄化されちゃう?

でも、ここにいるみんな、

さっき迄何となくぎこちない感じだったのに

みんな仲良く抱き合ってるよ、

「本当に仲良くなってますね、

私が前に居た世界では考えられない状況です。」

『マヌカさんの前の世界の事は分かりませんが

この銀河領域では重たいネガティブエネルギーが、

存在出来ないからではないでしょうか、

大地が乾いて波長も下がり、負の方向にみんな引っ張られてたのか、

大地が元の波長に戻り、みんなの波長も戻ると言う単純なものです。』

「なるほど、理解しました。

因みに浄化したのは、今いる大陸だけで、

他の大陸の状況が分からないからそのままなのですが、

大陸って他にいくつあるのですか?」

『ここを合わせて大きな大陸は3つです。』

「住人は要るのですか?」

『ここと同じ位住んでいますが

私も今はどうなってるか分からない状態ですから…』

あっ最初に会った時言ってたか…分からないって

「ごめんなさい、最初に聞いてたのに、

大丈夫何とかしますから」

それを聞いてトゥーリアさんが嬉しそうに笑った。

「では立たせたままのカマキリとちょっと話をしてきますね」

そして私はフワフワとカマキリの前に浮かび

カマキリの頭だけ停止を解除した。

カマキリは瞬きを何度かして、体が動かない事に気が付いたらしく

首を左右に動かそうとした時私とばっちり目が合う

『お前は誰だ?私はどうなってる?』

「私が誰かは関係ないだろ、君に聞きたい事がある。」

カマキリは私を睨み付けて

『私を誰だと思っている、首長族の王都の軍隊長だぞ』

私は思わずぷ~と吹き出してしまった。

「もうお芝居はいいよカマキリさん

君はどこの星の種族なんだ?勝手にこの星に来てやりたい放題だね」

カマキリは状況が分からないらしく沈黙した。

私はカマキリの手を取りカマキリの目の前まで動かして

指輪が着いてない事をカマキリに見せてやり

「君が見た目を変えてた指輪は壊してやったよ、

後チョーカーも外させてもらったし、

操作に使っていたブレスレットもここにある。」

透明な球に入ってるチョーカーとブレスレットも見せてやった。

カマキリって表情が無いから何考えてるかわからないが、

きっとどこまでばれてるか考えてるんだろうな~

こっちも質問は慎重にだな

「君達の母船は何処にあるのかな?」

『そんな事話すわけが無いだろ、何を聞かれても答えないからな』

「そっか、別に何も言わなくてもいいさ、

じゃあ君はこれからどうなりたい?

ほら宇宙の法則でさ自由意志の尊重ってあったよね、知ってるでしょ?」

『ハハハハハそんなの関係ないわ』

「でしょうね、相手の自由意志を無視した事ばかりやってたんだから

じゃあ君の事も無視して私の好きな様にさせてもらうわ、

仲間もみ~~んなね。」

『ファ~ファファファ女王様がお前ごときの言いなりになるか!』

女王がいるのか、きっと母船にいるんだろな

記憶を見れば何でも分かるだろうけど…見たくない

でも1つだけ確認したい、

「お前はこの星の住人を食べただろ?」

『それがどうした?弱肉強食が俺たちの常識だ、弱い奴が悪いのだ。

悔しかったら我らを倒してみろハハハ』

「ハハハハ、もう寝ろ!」

そう言うとカマキリはガクッと項垂れ寝ている。

そのやり取りを見ていたトゥーリアさんが聞いて来た

『この方どうするのですか?』

「そうですね~トゥーリアさんは宇宙の法則知ってます?」

『愛と自由意志の尊重』

「そうだね、でも私はもう1つ有るとおもってるんですよ、

全ての行いと言動は、良い事も悪い事も全て本人に帰ってくる、

カルマの法則ってやつ

だからカルマの回収のお手伝いをしようかと思います。」

『どうやってですか?』

「ま~ま~傷つけたりしないから安心して下さい

自己責任を取らせるだけですよ。」

そう言って私は下に降りて50cm程の透明な球を作り

その中に虫かごを作った、虫カゴの中は背もたれのある大きい椅子と

ベットと植木鉢を1つ、植木鉢には私が創造した奇跡の木を作った

木の葉を食べてれば生きて行けると言う木だ。

そしてカマキリをカゴに入れるサイズまで小さくして、カゴに入れた。

カゴに入った途端カマキリは目を覚まし、普通に生活を始めた。

『何が起きてるんですか?』

「この中は幻術の世界、同じ1日を繰り返すのです、

木の葉はカマキリが食べたい物に見え、

本人は葉を食べてるとは気が付かないし、

ベットで眠れば今までの行いの逆の立場を

経験するように設定してます」

『逆の立場?』

「例えば、このカマキリが誰か首長族を食べたとします、

今度は食べられる側の恐怖や痛みを経験をするのです。

何人の人を苦しめたか知りませんが…長くなるでしょうね

でも自業自得で自己責任です」

『こんな事、私では想像も出来ないです』

「トゥーリアさんはそのまま純粋に星の仲間に愛を送って下さい。

カマキリは私が責任をもって何とかしますから」

『何もかも申し訳ないです。』

「その為に来たのですから、

それにまだ仲間がいるみたいなんで、それを探さなくては」

そこへ意識体からテレパシーが飛んできた

『マヌカさ~~ん、大変、今まさに

女の子を食べようとしてるおっさんがいる~~

だから時を止めたからね』

「なんだって!どこで?」

『ここは首長族の王都って所らしいよ、

さっきマヌカさん大地の浄化したでしょ、

浄化してからなんかみんなの様子が変になったから

ここの町とこのおっさんが居る大きな家の時間も全部とめちゃった。』

「ありがと~今そっちに行くから待っててね」

慌ててる私に気が付いてトゥーリアさん聞いて来た

『何かあったのですか?』

「いや~今星の調査をしてた意識体から連絡が入って、

問題が起きたみたいなんでちょっと王都とやらに行ってきます。

ここの結界はこのままなので、ここで待ってて下さい

終わったら戻って来ますから。」

それを聞いてたテイヤが

『王都に行くなら一緒に連れてってくれ、

仲間のチョーカーも外してもらいたいから』

「そうだね一緒に行こう」

『待ってくれ、私も連れてってくれ

王都の記憶が無いんだ、今どんな状況か知りたいし。

族長の安否も気になるから』

族長?さっきのおっさんて…本人じゃないんだろうからいいか

「じゃあ一緒に」

『待てよ、俺も行くぜ獣人代表としてな

後で村のみんなにも報告しなきゃならないからな』

とボントス

「そういう事なら一緒に行きましょ

えっと帰る時間が分からないので、

お腹が空いたら森にたくさんの果実がなってますから、

水はここに湧き水出しときますね。」

そう言って公園にあるような水場を作った。

「あれ?馬が全部いないけど、どこに行ったの?」

『森が復活して、喜んで森に入って行きました。』

「そっかじゃあ大丈夫だね、では行ってきます、

一緒に行く方は私に触れて下さい、王都までワープします。」

ライアンとテイヤが肩に手を置いて、

ボントスは私の頭をポンポンしてる

「いきますよ~~」

と声と同時に光を放ち私達は消えていった。

それを寂しそうにトゥーリアさん見て呟いた

『私誘ってもらえなかった。』

それを見て耳長族の子供が

『トゥーリア様

きっと何か理由があるんですよ、』

もう1人の子供が

『そうですよ、まだ僕達の仲間が捕まってるし、

トゥーリア様に見せたくなかったんじゃないかな』

それを聞いてトゥーリアはマヌカの言葉を思い出す。

(そのまま純粋に)と言われた事を…

そしてクマのぬいぐるみをギュッと抱きしめた。

一方私達は

一瞬で変なおっさんの前にワープして来た…

ライアン、テイヤ、ボントスが…

おっさんが女の子を食べようとしている姿に

愕然としてる、何が起こってるか理解出来ないよね、

おっさんは大きな椅子に座り、

右手で首長族の女の子の首を掴み、左手で女の子の腕を持ち上げて、

腕に喰らいつく瞬間で止まっている。

女の子は身長は私ぐらいだけど、顔は幼く地球人の10歳位の子だった。

顔は恐怖に囚われ、顔が涙で凄く汚れている。

この状況を見て、ムカムカ…落ち着こう、

まずはおっさんから女の子を取り上げて

癒しの効果のある透明の球を出してそこに寝かせる。

その光景を見て驚きが隠せないライアンが声を掛けて来た、

『マッマヌカさん、そこ子はどうなってるんですか?』

「大丈夫、凄い恐怖に襲われてるみたいだから、

癒しの効果のある球に寝かせたから」

『良かった、止まってるからどうなってるかと』

「私が飛ばした意識体が女の子が食べられる寸前に時間を止めてくれたから。

ほらそこに、小さくて見えにくいけど、光ってる玉がいるでしょ

100万体出して、星中を調査してもらってます。」

3人が玉を見つめ呟いてる

『こんな小さいのが時を止めたって…』

まだ状況が分かってないライアンが

『今…食べられるって、言ってましたよね、

ここに居る方はここの族長のウラノス様で、子供を食べるなんておかしい』

私は黙ってウラノスと言われた男の手を取ってライアンに見るように促した。

男の指にさっきと同じ変身指輪が着いてたからだ。

私はその指輪を「ブチっ」と壊した、

そしてそこに現れたのはさっきと同じカマキリだった。

3人はカマキリを見つめ色々と思いを巡らせてるようだった。

そんな中ボントスが

『この女の子、この前馬車に乗ってた所を、首長族の騎士に誘拐されてた子だぜ、

同じ種族の子を誘拐するっておかしい事するなって思ってたんだ』

ライアンが焦って質問する

『そこには私もいたんですか?』

『いや、居なかったと思うぞ、お前の匂いしなかったからな。』

「ライアンさん今更ながらなんですが…

もしかしてマイクロチップ入れられてから

記憶が無いんですか?」

ライアンは困惑しながら答える

『そうなんです、なんかポッカリ穴が開いたみたいに

記憶が抜け落ちてる、私もよく分からない状態で…』

「多分ですが、ライアンさんは体と思考全部操作されてたんでしょうね、

でも、私に剣を向けた事は覚えてましたよね?何ででしょ」

『あの時トゥーリア様に声を掛けられた所から微かに記憶があるのです。』

「あ~だからトゥーリアさんに声掛けられた時、頭を抱えてたんですね、

トゥーリアさんの力のお陰で一瞬自我が戻ったのかも。

でも誘拐ってどういう事でしょ?普通に連れてくればいいだけでは?」

『俺達も良く分からないが、操作されてない首長族もいる感じだぜ、

馬車が事故を起こして、谷底に落ちたって子供の母親に説明してた所見たからな。』

とボントスが説明してくれたが

カマキリ達は何をやってるんだ?仕方ない記憶覗くか…

「これは本人に聞くしか無いですね、

カマキリの記憶を覗いてみますが、

変な音がして私の顔が変わっても気にしないで下さいね。

約束ですよ!」

3人が大きくうなずく。

私はカマキリの顔までフワフワと行き

記憶を覗く、首長族に何をしてたか、

カマキリ達は120年前にこの星に目を付けた。

え?パイヤが700年位前って言ってたよね、

他にも誰か居るって事?まじかぁ~まっそれは置いといて

カマキリ達はまずは、兵士に出来そうな若くて体格の良い首長族を選んだ、

何かあった時に力ずくで他の者をおさえる事が出来るからだ、

そして選ばれた者だけにマイクロチップを入れて好きに操作した。

他の首長族に入れなかった理由は、不安や悲しみ、恐怖などを味あわせる為、

子を無くした親の悲しみは大好物らしい、

ムカムカ…ムカムカ…来ちゃうかも…

2匹のカマキリが化けてたウラノスとガイルはどうなったかと言うと…

異空間に監禁して、子種を取るため利用されていた。

族長に化けてたカマキリが、首長族の一夫一婦制だったのを、

一夫多妻に変えてウラノスとガイルの子を作り続けて

事故や病気と言って母親から子供を取り上げてたらしい。

なっなっなんて酷い事を…ムカムカ…ムカムカ

もう限界~~~ポクポクポク、チ~~~~ン!!

最初に聞いた音より大きくなったポクポク?

顔が線に変わり私はカマキリの顔を正面からケリを加えてる、

「なんて事をしてたんですか?」と呟きながら

正面から足でドンドンとカマキリの顔を蹴る

3人は何が起きたのか分からず、唖然としてる、

ゲシゲシとケリを入れながら、ふと考える

こいつらにも慈悲を与える必要はあるのか?

「待って下さい、もしかしてそう言う生態?

そうしなければ生きれないって事もありますね。」

そう思いカマキリの生態を覗く。

カマキリ達は特殊な体で空気中のエネルギーを取り込んで生き続ける事が出来る。

口にするのは植物系で十分なのだが…

肉体の若さを保つ為に生き物の肉を喰らう、

それも若ければ若いほど若さを保てるらしい。

相手に恐怖を味合わせるのは…高揚感を味わう為、

特に生きる為に必要では無いと決定。

私の足に力がこもる、カマキリの頭がこれでもかと言う位後ろに曲がっている。

『マヌカさ~~~ん、それ以上やったら首が折れてしまいます。』

テイヤが慌てて叫んでる。

落ち着け私…

「テイヤさんありがとうございます。怒りで我を忘れてました。」

そして振り向く顔はそう( ̄ー ̄)線の顔、そしてニヤリと笑うと

3人がブゥ~~~~と吹き出した。

「君達失礼ですよ、直ぐに元に戻ると思うからお待ちくださいね。」

そう言って、カマキリに向き直して首がもげない程度にゲシゲシとケリを入れた。

蹴る度にボヨヨ~~ンとなる姿に少し怒りが収まり、

顔が戻っていった。

今みたカマキリの記憶を3人に話した。

3人は複雑な顔をしている、何が何だかわからないのだろう

『そんな事が出来る者がいるなんて』とライアン

『首長族がそんな酷い目にあってたなんて…』とテイヤ

『何も気が付かず、首長族を助ける事が出来なかったなんて…』とボントス

そうだよね…こんな事する生き物が世の中に居るなんて、

予想も出来ない世界に住んでたんだから…ショックは大きいよね。

「みなさん、ショックなのはわかりますが…

私達はまだやる事があるから、先にいきますよ。

ここで待っててもらってもいいですけど。」

ライアンが何かを決心したかのように。

『目を背ける事はしません、一緒に連れてって下さい。』

他の2人の頷いている。

「カマキリの記憶を覗いて分かったのですが、

椅子の後ろにカマキリが作った異空間の入口があるようです。

トゥーリアさんが言ってましたよね、行方が分からない人がいると…、

異空間い閉じ込められてる人が居るかもしれません、早く救出しないと。」

『じゃあ急ごうぜ』

気合が入ったボントス椅子の後ろに行く。

他の2人も動く、

「よし、気合を入れて行ってみますか!」

私は椅子の後ろの壁を調べた、ここも何かの電磁波が通っている

カマキリの記憶の中では手をかざしてたな?

カマキリの手を調べると、手のひらに石が埋まっている、

その石を取り出して、壁に向かってかざしてみた。

壁に直径3メートル位モヤモヤが出来た、異空間の入口。

「私が先に入って様子を見てきますね」

そう言って異空間い入ってみた、中は暗く光を灯そうと思ったら、

自分の体が光ってる事に気付いた、

おお、便利明かり要らずの体だったのねw

目の前には廊下があり5メートル位の先が部屋なのか明かるい。

明かりが灯っている部屋を覗いてみると、

やけに広い洞窟つの内部って感じ、

奥には鉄格子が有って中に誰かいるようだ。

鉄格子にゆっくり近づく…異臭が…

酷い扱いをされてたようだ…

鉄格子の中を覗くと、

若い首長族が男女合わせて10数人程入れられてて、

やけに目立ったのが、一際大きくやせ細った年寄りの首長族2人だ

彼らがきっと族長のウラノスとガイルだろう、

目に生気が無い、今まで何されたんだろう…クソ~

さっき食べられそうになってた女の子と同じ位の首長族の女の子が

私に気が付き声を掛けて来た。

『貴女は誰ですか?あいつらの仲間ですか?』

「違いますよ、皆さんを助けに来ました。」

その言葉に女の子が泣き崩れ、他の首長族達も泣き崩れていた。

意識が朦朧としているのか、ウラノスとガイルは何か言いたげだけど、

何を言ってるか分からなかった。

私は族長の部屋に居る意識体に、

ライアン達を中に入って来るように伝言を頼んだ。

ライアン達が駆けつけて来て中を覗き

『ウラノスさま~~~ガイルさま~~~』

ライアンが叫んでいる。

『早くここから出してあげてください、マヌカさん』

ライアンが動揺してる。

「分かってるから、ライアンさん落ち着こうね。

みんなの状況も分からないから。」

テイヤとボントスはウラノスとガイルのあまりにも変わり果てた姿に愕然としてる。

「ウラノスさんとガイルさんは酷い状態なので、

治療を優先にしますね。」

私は彼らが入れるくらいの癒しと治療のできる透明の球を作った。

『さっきの女の子が入ってるのと同じですか?』心配そうに尋ねるライアン

「これは体と心全部癒せるように設定しました。

さっきの透明の玉の上級版みたいのです。

他の方で体調とか悪い方は声を掛けて下さいね。

それと、慌てないで下さい、必ずここから出れますから、

走らないで、ここにいる3人の側に居て下さいね。

では鉄格子外します。」

鉄格子に手を掛けて「消えろ」て呟く

鉄格子が一瞬光って消えていった。

鉄格子が無くなったとたん、わぁ~と大きな声を出して

子供たちが3人に駆け寄っていった。走るなって言ったのに…

子供だから仕方ないか…怪我しなきゃいいのよ。

監禁されてたのは年齢が様々な男の子3人と女の子14人だった。

みんな痩せてしまってるが、まだ元気はあるようでひとまず安心。

私はウラノスとガイルの側に行って透明の球の中に入ってもらおうとしたが、

自分で動く力も殆ど無い様だ…本当に酷い事をする。

ライアンに手伝ってもらって、透明の球の中に何とか寝かせる事が出来た

中に入った2人は深い眠りに入る。

『大丈夫ですよね?』心配そうなライアン。

「大丈夫、きっと元気にして見せるから。」

体は元気に出来るだろう…心は…大丈夫だと信じよう。

『マヌカさん子供たちがお腹が空いてるようで、

何か食べさせたいのですが、何かありますか?』

テイヤ聞いて来た。

「おおそれは気が付かなくってごめんね」と子供たちに謝って、

命の実と命の果実を、人数分出してテイヤに渡した。

子供たちが嬉しそうに食べ物を食べる姿を見て、

何日ここに居たんだろう…カマキリ許せ~~~ん。

なんてムカムカしてたら、後ろから声がした。

『すいませ~~ん私達にも食べ物を頂けませんか?』

振り向くと、身長1メートル位の小さいカマキリが3人立っていた。

こんなのもいたんか~~~~い!!








最後まで読んで頂きありがとうございました。

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