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ミナ星の新しい生活

子ども達の様子を見にミナ星に戻ったマヌカ、

それぞれが楽しく過ごしていたが我儘な連中も…

異空間から離れたマヌカは意識体達に声を掛けていた、

「みんな、状況を説明して」

意識体達はそれぞれ今の状況を説明をしていた。

「そっか~じゃあ取り敢えず急ぐ状況は無いって事ね、

じゃあワープ出来る様に意識の痕跡だけ残して、

みんな好きな事してていいよ」

意識体達は喜んで大騒ぎしている。

マヌカは溜息をつきながら、

「はぁ~あのさ~

宇宙の中心に帰っても良いんだよ」

マヌカの提案に意識体達はマヌカに猛反撃を始める、

『帰るなんて選択肢はないよ~』

『ここの銀河面白いから当分いる』

それぞれの意識体達がギャーギャー騒いでいるので、

「わかった、わかったから好きな様にしてて、

また手伝って欲しい時は声掛けるから宜しくね」

意識体達はまだ騒いでいたが、

マヌカは返事もせずに飛び立っていった。

パラディオ国の領主の屋敷を全てリサーチした後、

ボンタと土地神を迎えに行く為と、

ミナ星に行った子ども達の様子を見る為に

ミナ星に戻って行った。

ミナ星は昼食の後の自由時間で、

それぞれが好きな事をして過ごしているようだった、

今までには無かった子ども達の笑い声が響いてきて、

そんな状況にホッコリとしながらマヌカは、

新しく建てた勉強小屋に向かった、

部屋の中を覗くと、

モートン親子3人とメイド2人、

それとアンドレとアリアとクリスティーヌ年長組が、

優等生なー君に何かを教わっているようだった。

マヌカはアンドレ達の服装を見て、

思わず「プッ」っと吹き出してしまった。

男子は青いジャージで女子はピンクのジャージを着ていた、

特にお嬢様のクリスティーヌのピンクのジャージ…

「ジュッジュリアンに見せられない…」

マヌカは建物の中に入って、

「おーい、楽しくやってるかい?」

マヌカの突然の声掛けに、

アンドレ達は驚いていたが、

クリスティーヌは嬉しそうに走って来てマヌカに抱きついた、

『妖精様!』

「クリスティーヌ走ったら危ないよ」

クリスティーヌの後を、

マザーズのマミちゃんが追いかけて来て、

『クリスティーヌちゃん急に走ったら危ない、

1人の体じゃ無いんだから』

「あっマミちゃん、

マミちゃんもいたんだ」

『あっマヌカちゃん帰って来てたのね、

いたんだって…冷たくない?

クリスティーヌちゃんの体の事を考えて、

みんなで順番に付き添うようにしてるんですよ、

ほら、妊婦さんって初めてだから、

みんなで協力して守って行こうって話になってね』

「なるほどね、

そうだよね…他にも色々準備しないとね」

『準備って?』

「出産に備えて、

出産する為の医療室とか、

赤ちゃんの為の家具や道具、

着る物とかもね」

マミがコクコクと頷きながら、

『そうそう、

マヌカちゃんが作ってくれたこの体に、

出産と育児の情報はあるのですが…

情報だけってちょっと心配で…』

「わかるよ、

まあ~出産の時期には、

あたしもここに戻って来てると思うから、

全面的に協力できるよ」

マミはホッとした顔になって、

『よかった~これで安心して過ごせます』

そんなマミちゃんを見てマヌカは、

「フフフ、

マミちゃん出産って素晴らしい事なんだよ、

産まれたばっかりの赤ちゃんはめっちゃ可愛いし、

赤ちゃんグッツめっちゃ可愛いんだから」

そんな話を聞いていたクリスティーヌも、

『赤ちゃんグッツ?』

マヌカはクリスティーヌの顔を見つめながら、

「そうだよ~赤ちゃんグッツ、

パラディオ国では赤ちゃんの服とかどんなの?」

『え~っと…

カトリーヌが産まれた時は、

白いドレスをずっと着てました、

わたくしも小さかったのであまり覚えていません』

マヌカはニッコリ笑ってパチンと指を鳴らすと、

地球にあった赤ちゃんの為の家具からおもちゃ、

洋服も各ブランドの雑誌を出してみた、

「ほれ~こんなにたくさんあるんだよ、

これを見てるだけでも楽しいからね~」

いつの間にか集まって来たなー君とモートン達も、

マヌカの雑誌を手に取ってパラパラめくると、

『うわ~何これ可愛いのばっかり』

『へ~ベットとゆりかご?』

「ゆりかごは赤ちゃんを寝かしつけるのに、

めっちゃ便利なんだよね~」

マミちゃんもクリスティーヌも目を輝かせて、

雑誌を見ていたが、

クリスティーヌが溜息をつきながら、

『はぁ~やはり早く文字の勉強をしなくては…』

ミナ星に置いてある本は全て日本語だった為、

クリスティーヌも覚える必要に迫られていた、

モートン達もウンウンと頷きながら、

『私達も料理とか生活に関わる事で、

早くご協力出来る様になりたくて…』

「え?そんなのは文字が読めなくても出来るじゃん」

『それが…全ての予定や、

食事に関してはレシピ読んで調理をしている様で、

私達も早くレシピが読める様にと思いまして』

マヌカは目を丸くしてなー君を見て、

「レシピを読んでって、

ミナ族の子達だって困るのでは?」

なー君は涼しい顔で、

『我々はもう文字は習得してますよ、

漢字に関してはまだまだ覚えて無いものもありますが、

生活に関しては問題ない状態です』

「まじか…グランドマザーの種族って優秀なんだね」

『グランドマザー達ウーニャル族は優秀ですが、

それだけでは無いですよ、

マヌカちゃんの遺伝子が入ってるお陰で、

順応性が凄いんですよ、

これはグランドマザーも驚いてました』

なー君のマヌカの遺伝子の話に、

クリスティーヌが驚いた顔をして、

『妖精様の遺伝子が入っているのですか?』

なー君は大きく頷く、

『ではわたくしのお腹の子と同じ…

なー君様達と兄弟って事になるのでしょうか?』

クリスティーヌの気付きにマヌカが、

「ああああ~そうなるかぁ~」

と大きな声で叫ぶと、

クリスティーヌは飛び上がりながら喜んで、

『凄いです、

こんなに素晴らしいミナ族の皆さんと兄弟、

両親が亡くなって家族が減ってしまって悲しんでいましたが、

いきなり24人の兄弟が出来るのですね』

クリスティーヌの喜んでいる姿を見てマヌカは、

「喜んで頂けて良かった…のか?

それよりの他の子ども達はどうしてるの?

後カトリーヌは何処にいるの?」

クリスティーヌは楽しそうに笑いながら、

『カトリーヌはお転婆な妹で、

他のみなさんと外で遊んでいます』

「え?小さな子ども3人も一緒に?」

『あの5歳児3人は、

グランドマザーと羽アビンダ達が面倒見てますよ』

冷静に答えるなー君、

「なんだって~グランドマザーが?

大丈夫なの?人間の子どもって肌が弱いんだよ、

あんなデカイおばちゃんに面倒見れるの?」

マヌカに対して冷たく『フッ』って笑ったなー君が、

『マヌカちゃん、

グランドマザーの名の通り、

彼女の母性愛は本物ですよ、

だから子ども達もグランドマザーに直ぐに懐いていました、

それにアビンダやコビンダ達もいますから大丈夫ですよ』

「へっへーそうなのね…」

そこにモートンが、

『ここに来てまだ1日目なので、

これからはどうなるか分かりませんが、

夜は私達と一緒に過ごす予定ですから、

みんなで大切に子育てしていきます』

マヌカはモートンに向き直して、

「モートンさん達も宜しくお願いしますね、

でもモートンさん達も楽しんで頂かないと」

モートンはニッコリ笑うと、

『妖精様、

私達夫婦は子育ても楽しむ事が出来ない状況で、

それどころか人としての生活もしていなかった…

だからここでの生活は凄く幸せなんです、

温かい食事にゆっくり寝られるベット、

それに温泉風呂なんて贅沢な物まで、

生活の心配も無く暴力を振るう者もいないこの場所で、

子ども達と一緒に過ごせて本当に幸せで…』

そう言いながら泣き出してしまったモートンに、

「モートンさん…ありがと…

もっともっとここの生活を楽しんで下さいね、

そうだ文字を早く覚える為にいい物をプレゼントしますね」

マヌカは指を鳴らして小学校1年生から6年生までの、

国語ドリルと算数ドリルを出した。

「これでお部屋に戻った後も勉強できますよ」

そこにいた全員がドリルに釘付けになって、

特にアンドレとアリアは興奮しながらドリルの中を見ている、

なー君もドリルをパラパラとめくりながら冷たく、

『我らにはこんな物無かった…』

マヌカはなー君の呟きに、

「まぁ~まぁ~

今からでも使ってくださいな、

他の子にも後で渡してあげてね、

じゃあ他の子達の様子も見に行ってくるね」

手を振りながらマヌカは窓から飛び立って行った。

外では初夏の爽やかな風が青葉の香りを乗せて頬を撫ぜる、

遠くから子ども達の楽しそうな声が響いていて、

「あ~この状況…眠くなる~」

そう呟きながらフワフワと湖の方に飛んで行くと、

アビンダとコビンダ達が湖畔で円状に座っている姿を見つける、

「なんだあれ?円の真ん中にデッカイおばさんもいるね~」

マヌカはいぶかしげにグランドマザー達に近付くと、

『なんじゃマヌカ、

貴様何しに来たんじゃ?』

そう言いながらグランドマザーはマヌカの前に立ち塞がった。

「おいおい、随分失礼な物言いですね~

あたしに何か見られたら困るものでも?」

グランドマザーは目を泳がせながら、

『そっそんな者いるわけなかろう』

「ほぉ~ぱっと見た感じ、

羽の無いアビンダとコビンダがいるようですが…

いつこの星にいらっしゃったのでしょ~か?」

グランドマザーは

『あっそんな事か、

つい先日ポータルを使ってこちらに移って来てもらったんじゃ』

そう言いながらニコニコしているグランドマザーに向かって、

「あたしは何も聞いて無いんですけどねぇ~

新しく来た方達の住まいとかはどうしてるの?」

『そうそうその事な!

マヌカが忙しそうにしていたから遠慮してたんじゃが、

新しく来た仲間の為にログハウスとかを建ててくれ』

マヌカは能面の様な顔で、

「そんな事自分達でやれば~

そんな後ろに小さな子どもを隠すようなおばちゃんの言う事きくか!」

グランドマザー焦った顔で、

『隠した訳では無いぞ、

マヌカに子ども達を取り上げられると思っただけじゃ』

「取り上げられるって…

悪い事してなければそんな事しませんよ、

だいたい何でこんなみんなで円陣組んでいるのさ?」

『マヌカお前はバカか、

小さき子供を守る為にみんなで円を組んでいるのじゃ』

「え~まじ…」

『当たり前であろう、

こんな小さき子はいきなり走り出してしまうのだぞ、

湖に入って行って溺れたらどうする』

「グランドマザーは人間の子どもに会うのは初めて?」

『そうじゃが、それがどうした?』

「その子達は確か5歳って聞いてるんだけど、

5歳児はそこまでおバカじゃ無いですよ、

ちゃんと話せばわかるしね」

そう言いながらマヌカは、

グランドマザーをよけて子ども達の方に向かって飛んで行く、

子ども達は楽しそうに砂遊びをしていたがマヌカに気付くと、

『あっ妖精さんだ~』

『ほんとだ妖精さん』

そう言いながら手を振っている、

その姿はめっちゃ可愛くって、

その場のグランドマザーは勿論の事、

アビンダとコビンダ達も頬を赤らめて子ども達を見つめている、

5歳児の子ども達は男の子2人と女の子1人で、

男の子の名前ははサムとリッキーで、

女の子はチェルと言う、

「みんなここの生活はどう?

みんな優しくしてくれる?」

『みんな優しいし、

ご飯もいっぱい食べれて、

お風呂でジャブジャブもして楽しかったよ』

活発なサムが話して聞かせてくれた、

他の2人の楽しそうにコクコクと頷いている、

「それなら良かった、

このグランドマザーは大きいけど怖くない?」

子ども達はグランドマザーを見上げると、

チェルが恥ずかしそうに、

『さいしょ…ビックリした…

でもすっごく優しいマザー』

その姿を見たグランドマザーは嬉しさの限界突破したらしく、

フラフラとめまいを起こして、

慌てたアビンダ達がグランドマザーを支えている、

そんな様子を見ていたマヌカが、

「まだ1日目だけど、

このままお任せしてても大丈夫みたいだね」

『あっ当たり前であろう、

ここの者達はみな愛に包まれているからな~』

グランドマザーが子ども達の笑顔を、

思い出して悦に入っているのをよそに、

子ども達の所まで降りて行き、

「ここで何をしてたの?

砂遊びをしてたのかな?」

子ども達はコクコクと頷きながら、

『お砂で大きな山を作ってたの』

「そっか~

じゃあシャベルとか有った方がいいよね?」

『しゃべる?』

遊び道具など見た事の無い子ども達は、

不思議そうにマヌカを見ていたが、

マヌカがパチンと指を鳴らすと、

砂遊びの定番のおもちゃが出て来た。

シャベルにバケツ、

砂を入れて型を取る色々な型、

子ども達は目を輝かせておもちゃを手に取って、

『これ使ってもいいの?』

無口なリッキーも、

『こっこれがしゃ…べる?』

「そうだよ、シャベル

みんなで仲良く使うんだよ、

使い方はね…」

そう言いながらマヌカはおもちゃを使って、

ちょっとした砂の城を作って見せた、

砂の城を見た子ども達と、

アビンダとコビンダ達も驚いて、

『マヌカ様…これは素晴らしいですね』

「そっそう?」

『我らもこれを作ってみたいのですが』

マヌカは驚いた顔をしてアビンダとコビンダ達を見て、

「いいけど…じゃあ大き目の道具も出しとくわ~」

そう言って大きなバケツやシャベルも出した。

子ども達はそれぞれの道具を持って砂を掘り始めていた。

「砂に水を混ぜると形を作りやすくなるからね、

水を汲みに行く時は必ず大人と一緒に行くんだよ」

そう子どもに言い聞かせて、

「じゃあグランドマザーここは宜しくね、

ログハウスの事は考えておくから、

後で移動して来た人達の人数を教えてね、

 んっじゃあたしは行くわ~」

そう言って高く飛び上がるとグランドマザーが、

『ここは任せておけ』

そう言って手を振っていた。

マヌカは賑やかな声がする方に飛んで行くと、

最近ボール遊びにはまっている子達がドッチボールをしていた。

その中に保護した子ども達とカトリーヌも一緒に加わっていて、

「カトリーヌ…お嬢様が…

上下ジャージで泥まみれになって走ってる…

元気で何よりだが…ジュッジュリアンに会わせたら…」

マヌカは何も見なかった事にしてボンタ達を探すと、

ボンタはテラスに置いてあるテーブルの上で、

ふてくされた様に横になっている、

ボンタのテーブルには賢者パイヤもいて、

本を読みながらお茶をしている様だ、

隣のテーブルでは天界神が同じようにお茶をしていて、

天界神の横で土地神オオカミが気持ち良さそうに寝ている。

マヌカは音を立てない様にゆっくりとパイヤの目の前に降りて、

パイヤの顔をガン見しながら、

「お久しぶりです」

マヌカの声にゆっくりと顔を上げて、

『ああ…マヌカ様お久しぶりです…』

マヌカはニッコリと笑って、

今まで何の状況確認をしてこなかったパイヤに、

嫌味の1つでも言ってやろうと思ったその時、

ボンタがマヌカに凄い勢いで、

『マヌカ~~おまえ~

どんだけ待たせるんだよ~』

「待たせるって…

1日半くらいでしょが~」

『おまえ何にも置いていかなかったろ、

団子とおはぎは必ず用意してくれよ~』

「用意しとけって、

ボンちゃん食べる必要無いじゃん」

2人のやり取りを見ていたパイヤが、

『だんご?おはぎ?とは?

と言うか…ボンタ星の意識様って…』

ボンタがパイヤに目をやって、

『パイヤ、何だよ』

『いや~意識様ってもっと…なんと言うか…』

ボンタはパイヤの目の前に行って、

『もっと?なんだ?』

パイヤは視線をそらしながら、

『いや~前にボンタ星の声を聞いた時の印象と…

ちょっと違うかなぁ~と思いまして』

そこでマヌカは「ふっ」と鼻で笑ってから、

「パイヤさん、

星もそれぞれ個性があるんですよ、

偉大な星の体の時は、

地上の細かい生活までは認識出来なかった分、

肉体を持って色々な事を知る事が出来て、

欲求みたいのが芽生えたんでしょ、

その中でも日本の甘味団子とおはぎの味を覚え、

はまっちゃったみたいです、

ほらパイヤさんも本にはまって、

ここで本読みまくりでしょ?」

口を開けたまま話を聞いていたパイヤが、

『そっそれはそうですが、

マヌカ様が用意して下さった本を読んで、

知らなかった細かい人の生活を知る事が出来ました。

それで…実際の食をあまり経験が無いので…

その団子とおはぎとやらをわしにも…』

マヌカは「じーさんには嫌味も通じないのか…」

そう呟きながら串団子とおはぎをテーブルの上に出した。

それを見たパイヤが幽霊でも見たようなガタガタと震えながら、

串団子を1つ取って口に運んでみると、

『こっこれは柔らかい…そしてなんと美味しい』

「和菓子には煎茶があいますからね」

そう言って濃いめのお茶を出してやると、

パイヤはお茶を飲んで『はぁ~』と溜息をついた、

ボンタは夢中になって団子とおはぎを頬張りながら、

『これ旨いだろ、

おいらもうこれ無しでは生きて行けない』

「なに言ってるの、

星が何かを食するなんておかしいでしょ」

その時マヌカは誰かにガン見されてる事に気付いて、

振り返ってみると、

天界神が指をくわえて団子とおはぎを見つめていた。

「天界神様も良かったらどうぞ」

声を掛けられて嬉しそうに団子に手を伸ばす天界神に、

「天界神様さ~

ほんのちょっとでいいから記憶を覗かせてもらっていい?」

天界神は団子を加えながらビックリした顔で、

『バンデ…ゾンガゴト、グフッ』

「はぁ?何言ってるか分からん、

ボンタ星の700年前の事でちょっと知りたい事があって、

あいつらが来た事天界神様は知っていた、

初めを知りたいんですよ、あいつらの初めを」

天界神はコクコクと頷くだけで、

食べるのをやめない、

「それは良いって事?」

天界神は頷く、

「では、お言葉に甘えて」

マヌカは天界神の頭に触れて天界神の記憶を探ると、

「へぇ~天界神らしい事もするんだね」

マヌカの呟きに天界神は何か抗議をしているみたいだが、

食べる事をやめないので何を言っているか分からない、

マヌカは呆れた顔をしながらパイヤ、ボンタ、天界神を見つめて、

「ボンちゃんそろそろボンタ星に戻るよ」

『もう少し食わせろよ』

「まだまだやる事があるの、

オオカミさんも行きますよ」

オオカミは伸びをしながらあくびをして、

『マヌカ様私はここに住みたいです』

突然とんでもない事を言い出すオオカミ、

凄い顔でビックリしているマヌカ、

「おいおいおいぃ~~オオカミさん

貴方は土地神様なんですよ、

ボンタ星の土地を守って行かなければダメでしょ」

『数いる土地神の中で

一匹位居なくなっても問題無いでしょ』

「な~~~に言ってるの、

はいはい戻りますよ、

我儘言うともうここには来れなくなると思ってね」

オオカミはムクッと顔を上げると、

『またここに来れる様にして頂けるのですか?』

「まぁ~先の話になると思うけど…

いずれは星間交流出来る様にして行きたいと思っているから」

マヌカの話にボンタとオオカミが大喜びをして抱き合っている、

「そんなにこの場所が良いのかな?」

『な~にを言ってるんだマヌカ

ここの環境はおいら達にとっては天国なんだよ』

そう言いながらフワフワと浮かびながらおはぎを食べるボンタ、

「じゃあ取り敢えず戻りますよ~

天界神様とパイヤさんもまたね~」

疲れた顔でマヌカが天界神達に手を振り、

ボンタとオオカミを浮かび上がらせて、

光と共にボンタ星へとワープして行った。

天界神とパイヤは口いっぱいに団子とおはぎを頬張りながら、

手を振り見送っていた。










最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

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