私と賢者とマイクロチップ
続きです。
おっおおきい…大きい騎士様がこっちに向かってる~~
全身鎧騎士だぁ~~初めて見るけど…なんかおかしくねぇ?
おかしいよ、だって頭に兜OK、体に鎧OK
首にも鎧?そこじゃない首が長いんだ、30㎝位かな?
「首長族?」
ぼそっと呟くと、トゥーリアさんが答える
『そうです彼は首長族のライアン
とってもいい子で、いい子で~~~何でこんな事に…うぇっうえっ~ん』
「トゥーリアさん泣かないで下さい、まだ状況が分からないから
冷静になりましょうね~」
そんなやり取りをしている間にライアンという騎士が
ここまで来て声を掛けて来た。
『ここで何をしている?』
「お茶をしている」
椅子に腰をかけたまま答えると
ムッとして馬から降りて来てさらに近くに来て
『お前は何者だ?』って聞いてきた
「私が何者か?」
何者なんだろう私って?ん~~~?
「私はわたしだ。」
さらに神経を逆撫でしたようだ
『私はトゥーリアよライアン、わかるわよね?』
まずいと思ったのかトゥーリアさんが割って入って来た
『星の意識、トゥーリア様?』
ライアンは困惑気味にトゥーリアさんに向き直り
突然頭を抱えうずくまった、なんか苦しんでるようだ
どした~~?辛そうだ~
苦しんんでいると思ったら急にすくっと立ち上がり
私の方に向き直り
『お前はよそ者だ、ここで始末する』
と言いながら腰に下げてた剣を取り出し私に向けて振り下ろした
カッツーンと変な音をたてて剣が止まった
剣は私の首20cm位離れた所で止まっていたのだ
おいおい死にはしないと思ってはいたが?
こんな事ってあるんだ、何で止まったんだ?
まっそれは置いといて
私は剣にデコピンをするように指を弾いてみた
すると剣と一緒にライアンが吹っ飛んだ
ん?私は怪力なのか?まあいいかそれより、
「いきなり切り掛かるってどういう事?」
『うるさい!よそ者は始末だ!』
おいおい勝手だね、でもなんか感じがおかしい
操られてるような…
『次こそは切り落とす』
と言いながらこちらに向かって来た
これじゃあまともに話も出来ないか…
「止まれ」と呟きライアンの動きを止めた
ライアンって何処から来たのよ?
ライアンがやって来た方向を見ると
「あれって軍隊?えっ進軍してたの?
やだ~~戦争中って事なのかな?」
『戦争って何ですか?』
今にも泣きそうな顔でトゥーリアさんが聞いて来た
そっかこの星には戦争なんかあるわけないか、
ここは平和じゃなきゃいけない星だもんね
じゃあ戦争や軍隊って概念を持ってる奴が何処かで操作?
「戦争は人同士の争いみたいなものです
トゥーリアさんが知らなくてもいい事ですよ、
必ず原因を突き止めますから」
そう話しながら軍隊をよーく観察してみた
先頭にライアンみたいな馬に乗った騎士が20名程いて
その後ろをやけに大きな馬車、
馬車の後ろには10名程の魔導士みたいな人達
ここは魔法の概念有るの?
その後ろには弓を装備した違う種族が30名程
その後ろには大きな荷物を運ばせられてる獣人20名程だ
獣人がいる世界か…
獣人って言うだけで酷い目にあって無ければいいけど…
だけど戦争って感じの人数じゃないな?
私も実際の所、戦争なんて詳しく知らないが…
後、あの馬車すっごく嫌な感じがする
なんて考えていたら
何人かの騎士がこちらに向かって来るのが見えたので
「全体止まれ~~~」
軍隊をいったん止めた
さてどうするかな?
一応賢者に相談してみるかなっと
私は目の前にモニターを出して賢者部屋を映し出す
ん?誰もいないじゃん、何がいつも見てますだぁ~~
「もしも~~し、誰かいませんか?マヌカでぇ~~~す」
すると慌ててレガイアがモニターの前に現れた
『おっお~待たせたな』
「何かあったんですか?」
『何も無いぞ、みんな新しい姿を誰かに見て欲しいみたいでよ
どっか出かけて行ったわ』
「へ~~~」
ちょっと呆れ気味に返事をした
『ちゃっちゃんとそちらの様子は見てるからな大丈夫だからな』
「へ~~じゃあどうしたらいいですかねこの状況」
『ん?どの状況?』
見てねぇじゃねえか~~
「星の住人に出会いました~」
私は簡単な説明をしてレガイアの返事を待った
『なるほどな、まずそのライアンって奴の魂の記憶を見て見ろ、
後は肉体の記憶もだな』
「魂の記憶ってのは何となく分かるんですが、
肉体の記憶ってのも見る事出来るんですか?」
『ああ、産まれた時から今の体になるまでの記憶が観察できるな、
魂なんかは前世の、いやもっと前まで遡って観察出来るんだ』
「は?じゃあ私の事も分かるって事ですね、実はもう知ってるとか」
『あったりまえだろ~~全部お見通しだ…………』
何か気付いたのかレガイアが『はっ』としてる
「なるほどね、じゃあ私が何者か、何が出来るか全部知ってるって事ですね」
『おっおお、まぁ~~な~~~、
ハッキリ言って出来ない事の方が少ないって思ってた方がいい』
罰悪そうに頭を搔いている
「もう早く記憶を戻したいとは思って無いので安心して下さい
レガイアさんが知ってて私が知らないってのは、
ちょっと引っ掛かりますけどね」
レガイアがハハハと作り笑いをしながら
『まっ何でも相談してくれ』
「は~い頼りにしてますね
では早速、記憶の観察してみます
ありがとうございました、
また直ぐ連絡すると思うんで、そこに絶対誰かいて下さいね」
レガイアの顔がますます罰悪そうになって来て
『もちろん、わっわかってるぞ』
「じゃあ失礼します」
ブチっとモニターを消した
丸投げ賢者達楽しそうでなによりです。
トゥーリアさんが不思議そうにやり取りを見ていて
『今のは何ですか…そしてどなただったのでしょう?』
モニターも賢者も初めて見たからな
「今のはですねモニターって言って色々な場面を映す事が出来るんです
顔を見ながらのが相談しやすいと思って私が作ったんですよ。
後さっきの人物は銀河の管理人の1人レガイアさんです。
さっきは人型になってましたが、
元は綺麗な赤いエネルギー体の賢者さんですよ」
説明はしたが…
トゥーリアはクマのぬいぐるみを抱きながらポカーンとしてる
まっわかんないよね、ハハハ
では手始めにライアンを観察させてもらいましょうかね
ライアンに近づくとトゥーリアさん心配そうに
『ライアンをどうするのですか?彼は本当に本当に…ウェ~ン』
「大丈夫ですよ傷つけたりしませんから
彼の様子が変なのでチェックさせてもらうだけですから
最初に魂の記憶見てみますね」
ライアンに近づき魂の記憶を覗かせてもらった
魂は美しく人殺しをするような人では無いと語ってるようだ
驚いたのはこの種族の寿命の長さ、500歳位まで生きられるようで
大人になるまで30年位かかりその後は亡くなる直後まで肉体は若いままらしい
大人になるまでは何事も無く純粋で、トゥーリアさん言う通りの子だ
その辺りから徐々に何か変化して来てる感じ
何が有ったかはっきりした事は見えて来ない
「トゥーリアさん大丈夫ライアンさんの魂は綺麗なままです
何故彼が攻撃的になったか今度は肉体の方を見てみますね」
まずライアンを立たせて、フワフワと浮かび頭から見せてもらった
皮膚の部分は何も問題は無い
次は中を見ていこう異物が入って無いか…
なんか嫌な予感がするんだよね
脳の中を隅々まで見ていく、
超リアルな脳を見て何故私は平気でいるのか?
地球に行く前にこんな事してたのか?わからん…
まっ自分の事は置いといて
今はライアンだ、隅々まで見ていると…みっけ、マイクロチップ
大きさは風邪薬のカプセル位、
マイクロチップは脳の中心に
それも外科的にも絶対取れない場所だろうな、
酷い事をする、こんな話トゥーリアさんに説明出来ない
このマイクロチップで操作してるとしたら
どっかから電波みたいの発してるのかな?
今度はマイクロチップよく見て見ると
2種類の電波見つけた、1つは受信もう1つが発信
電波を視覚化して目で追ってみると
遠くにそびえている山に繋がった
あそこか…私は100万の意識体に声を掛ける
「今、私が見てる山の近くに誰かいますか?」
『は~~い、います』
「その山に電波を発するようなアンテナが無いか探して下さい」
『了解です』
他にも入っていないか全身をくまなく見て見たが、
他には何も入っていないようだ、
次は肉体の記憶を見て見ると
マイクロチップを入れられた記憶は無かった、
おかしいよね、何で肉体が覚えていないのか?
次元が違うと干渉されてもわからないとか?
特別に何かしたとか?分からない事だらけだ…
まずはマイクロチップを取り出さなくては…
『マヌカさんマヌカさんライアンは大丈夫ですか?』
私の黙ってる時間が長かったのか、
トゥーリアさんが声を掛けて来た
「大丈夫ですよ、原因が分かりました
ライアンさんはこの星の住人ではない者に操作されてました。
多分あそこにいる方々も同じでしょ
この星に無い物で操作されていたので、
トゥーリアさんは気付けなかったのです」
トゥーリアさんはギュッとクマのぬいぐるみを抱きしめ
悲しげに聞いている。
「トゥーリアさん大丈夫、何とかしますからね」
そう声を掛けた後またモニターを出して
賢者部屋に繋いだ
モニターの前にレガイアが立っていた
「またまた、すいませんね」
『大丈夫だぞ、賢者達はいつでも協力出来る準備が出来てるからな』
レガイアが腕を組んで仁王立ちしてる
「今ライアンの肉体の様子を見てたら、
脳の中心にマイクロチップが入れられてて…
マイクロチップって知ってますよね?」
『知ってるが、
そこまでテクノロジーが進んだ星はこの銀河には無いから
見たことはないが、どんな物かは知ってるそれが脳にか』
「そうなんです、取り出さないといけないんですが
脳を傷つけたくないんで、いい方法は無いかなと」
『簡単だよ、お前そっちにワープしたろ?
同じようにマイクロチップを何処かにワープさせればいいんだ。』
「なるほどね、ご助言ありがとです。
今回はこれだけなんです、ごめんなさい、
後そこで立って待ってなくてもいいですよ、
椅子に座って寛いでてもいいですから、
そうだ、ただ待ってるのも退屈ですよね、
地球ので良かったら本でも出しときましょうか?」
『おお、いいなお願いっするわ』
「では地球で有名な、小説を何冊か、
後私の好きなコミック本出しておきますね
読書のお供に飲み物とおやつも出しておきます」
私はテーブルの上にペットボトルの飲み物数本とコップ、
スナック菓子とおせんべいとチョコレート
本も適当に私の好きな物を出して置いた、
好みが分からないからね。
「では楽しんでください、また何か有りましたら宜しくです」
『お~いつでもOKだ、何でも聞いてこい』
「は~~いまたね」
と言ってブチッと切って、ライアンに向き直り
本当にそんな簡単にいくのか…やるしか無い
私は手のひらに卓球の玉位の大きさで、
シャボン玉の様な透明な球を出した
ここにワープさせて後でゆっくり観察だ
ライアンの脳の中のマイクロチップに集中し
「ワープ」と呟いた
球の中が一瞬光ったと思ったら、
マイクロチップがそこに現れた、
ライアンの方は…
無くなってる成功だ後は本人の意識がどうなったか、
ライアンの停止状態を解除してみた
『解除』って唱えたとたんにライアンが
ぐらっと倒れそうになったのを支え椅子の座らせた、
私ここでは小っちゃいのに力持ち~~~ガッツポーズをとる。
トゥーリアさんが可哀そうな人を見るように見ている…
「トゥーリアさん、
ライアンさんを操作してたと思われる物を取り出せたので、
これで元のライアンさんに戻っているはずです」
『本当ですか?良かった』
ほっとした様子のトゥーリアさん
私はライアンさんに声を掛けてみた
「ライアンさん、ライアンさん大丈夫ですか?
何処かおかしい所無いですか?」
ライアンはハッとして自分の顔を触っている
兜が邪魔だったのかそれを外してこちらを見た。
ええ?髪の毛が無い、耳も小さめで、
でも顔立ちは地球人と似ているが、美形だな
なんか肌が発光しているよ、地球に来て
「私は神です」なんて言われたら信じる人いそう
『あなた方は…なんか頭がボーっとしていて
私は何故鎧を…』
そう言うとライアンは頭を抱えて黙ってしまった。
その姿をみてトゥーリアさんはクマのぬいぐるみを抱いて
オロオロしてる
「ライアンさん、どこか痛い所とかあります?
後、記憶はちゃんとありますか?」
私が訪ねると
『記憶は有るんですがハッキリとして無くって、
ただ私はとても酷い事をしていたような…』
げー--これってどうなのさ
元は7次元密度の住人で波長が高くても、
操作されて酷い事させられて、尚且つそれを覚えてるって…
7次元密度保てるの?
どうするよ私、何でも出来るって言ってたよね、
記憶消すか?嫌それはまずいだろ、む~~丸投げ賢者め~。
『ライアン、ライアン、私が分かりますか?』
オロオロしていたトゥーリアさんが
ライアンに優しく声を掛けた。
ライアンはゆっくりと顔を上げてトゥーリアを見る
『貴女は、星の意識トゥーリア様ですか?』
『そうですトゥーリアですライアン無事で良かった
本当にこの数百年何が何だか分からなくって困ってました。』
『そんなに長い間…それでトゥーリア様そちらの方は?』
トゥーリアさんは嬉しそうに
『こちらの方はこの星を救いに来てくださった救世主様です。
名前はマヌカ様、銀河の管理人賢者様方が送って下さったのです。』
おいおい救世主はやめて~~
でもいちいち否定するのももう面倒だぁ~
「私は賢者達から頼まれてここに来ましたが、
まだ状況が良く分かっていないのです。
ライアンさんこれを見て下さい、これはマイクロチップって言いまして
貴方の頭の中に入れられてました、
それを今取り出したので頭がボーっとしているんだと思います。
それと私は救世主なんて言われる程の者では無いので
マヌカってお呼び下さいね。」
ライアンは私の手のひらのマイクロチップを見ている
きっと何だか分からないんだろ
どうするよ私、本当の事を話すしか無いよね、無いのか?
後は彼らの魂の波長を信じて、きっと乗り越えてくれるよね?クスン
いやいや、決断する前に賢者達相談だ
「えっとライアンさんトゥーリアさんちょ~っと賢者さん達と相談したいので
待っててもらえますか?」
『もちろんです』とトゥーリアさん
「では~~」と言ってちょっと離れた所でモニターを出した。
画面に映るは賢者達の姿
ブロイとイナクは気に入った本を棚に並べ
棚の方を向いて読書をしてる、
テーブルにいる他の3人は酷いもんだ、
読み散らかし、飲み散らかし、食べ散らかしている…
「もしも~~~しマヌカですが」
全員ハッとしてこちらを見た
「楽しそうで何よりですが…
こちらはとんでもない事になってるんですよね~」
『いやいやいや~楽しくないぞ…ハッ楽しいぞ、ハッ楽しく無いぞ…』
パイヤが焦って答える…壊れたおもちゃかぁ~~、
「どっちなんですか?
てか楽しいかどうかは今はどうでもいいんです、
こっちは大変で、相談したい事があって」
『相談か任せるのじゃ、
儂らはマヌカさんの為にここにいますからな。』
パイヤ爺さんが答えるが…絶対こいつらこっちの状況みてないよね
「こっちの状況分かってますか?」
『ん?………ごめんなさいですじゃ、
マヌカさんの出してくれた本が面白過ぎて見てませんでしたじゃ』
「ほ~私のせいですね、それは申し訳ない」
そう言ってポンッと全部消してみせた
『ええええ~~』
『ああああああああ!』
5人賢者がそれぞれ叫んでいる
「星の状況を良くしないと、銀河全体にも影響があるんですよね、
もっと真面目にやってくださいよ。こちらの状況話しますね」
そう言って私は説明を始めた、みんなの叫びは無視だ、
他の星の者がマイクロチップを使って操作してる話
操作されて酷い行いをしてしまった者にどう対処するかって話をした
『本人に全部説明して大丈夫ですじゃ、
これから星自体の浄化をして下さるのですよね?
星を浄化すれば、徐々に次元上昇していくでしょうから
それに合わせて個人の波長も上がってくるはずじゃ、
元々7次元密度住人達だから、自分自身のネガティブな情報は自分自身で、
浄化するようになりますからな、ハハハ』
ハハハ~~って軽いな~
でも言われてみればそうか?元は純粋な住人達だから
ネガティブな感情に負ける訳無いよね、無いよね…
「確か次元密度によって存在しない感情ってあるんですよね?
上昇すればするほど、ネガティブな感情は存在しないって、
無いはずの感情を持っていると、苦しいって事無いですか?
例えば酷い事してしまった~とかです。」
『大丈夫じゃ』パイヤ即答
続けてパイヤが説明してくれた。
『マヌカさんはお優しいからそこまで気になるのでしょうな、
全ては魂の経験それだけですじゃ、
つらい経験も本人がどう扱うか本人次第ですじゃ
マヌカさんには星の波長の上昇の手助けをして頂けば全ては元通り
住人たちに託しましょうじゃ』
確かにそうか、そこまで私が干渉しなくてもいいのか
心配性な母親の様になる所でした。
「確かにパイヤさんの仰る通りですね、
じゃあ気にせずバンバン処理していきます。
ありがとうございました、では失礼しますね。」
『まって~~~』とピアー
『待てよ』とレガイア
『待つのじゃ~』とパイヤ
『待って下さい』とブロイ
『待って…』とイナク
『本を戻してくれよ~』情けなく声を掛けるレガイア
仕方ないな
「本は大切に読んでくださいね、
後そこをあまり汚さない様に、
後で回収したマイクロチップ置く場所も作るんですから
わかりましたか?」
『はーい!』と5人の元気な返事
全ての本を元の場所に戻して、
「また連絡するんで、よろしくで~す」
そう言って通信を切った。
そしてライアンとトゥーリアさんの下に戻り
「えっとですね、ライアンさんは今何が何だか分からないと思うんです、
正直私もまだ全部把握してない状況なので、
まずはライアンさんの仲間たちの状態を見に行きましょうね
ライアンさんは動けますか?」
ライアンはゆっくりと立ち上がり体の様子をみて
『大丈夫みたいです』
「じゃあ、あそこの人が居る所まで移りましょうか、
トゥーリアさんも一緒にね」
トゥーリアさん
クマのぬいぐるみを相変わらず抱きしめたまま頷く
私は自分が出した椅子などを消して
私達は騎士たちがいる所に向かって歩き出した。
読んでいただき、ありがとうございました。