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トゥーリア星再び

やっとトゥーリアに戻って来たマヌカ、

次の大陸では何が起こっているのか…

みなの国を出てトゥーリア星に戻って来たマヌカは、トゥーリア星の第二の大陸の上空に居た。

「ここが第二の大陸か~最初に行った大陸と比べると緑が多いなぁ~

ん?あそこだけ緑が無いなんで?」

豊かな森の中心に不自然に森が枯れてしまっている場所があった。

「んんん?集落なのかな?真ん中に大きなクリスタルが置いてある、

取り敢えずあそこに降りてみるか」

マヌカはゆっくり地上に降りて行ってクリスタルを中心に森が枯れていた場所の詳細が見えて来た。

「あっあそこ集落だ、すっごく大きい、前の大陸に有った集落の何倍もある、

でも何で土地が乾いちゃってるんだ?」

不思議に思いながらもゆっくりと集落の中心にあるクリスタルの上に降りた。

「げ~~人気も無ければ集落の中には緑も何もない…

まさか集落のみんな居なくなってしまった?まさか、まさか来るのが遅すぎた?」

クリスタルの上から集落を見つめ調査を頼んでいた意識体と連絡を取ろうとしたその時

『こら~そこの子どもクリスタルの上に立つなど危ないではないか、

どうやって登ったんじゃ、今降ろしてあげるから待っておれ』

マヌカは声のする方に目をやると、そこには首長族の爺さんが立っていたが…

すっごいお年寄り、前の大陸で会ったお年寄りと比べてフラフラしているのだ。

杖をついてはいるがフラフラとフラフラと今にも倒れそうだ。

どうやって助けるつもりなんだろ?

マヌカは爺さんの目線迄フワフワとクリスタルから降りて来た。

『なんだおぬし飛べるのか?どこの子じゃ?この星の子ではないな?』

「この星の子ではないです。この銀河の賢者達から頼まれてここに来ました。」

『な~にを言っておるんじゃ子どもが、親はどこじゃ?

こんな小さい子をほっぽりだして、けしからんな~』

(むむむ人の話を聞かない系か?)

「あの~本当の事なのです、ここの住人の方達は何処ですか?

森にも調査に行きたいのですが何か知ってる事有ったら教えて欲しいんですけど」

『な~~にを言ってるんじゃ子どもがぁ~森は危ないんじゃ行っては行けない。』

困ったな~体を大きくすれば信じてくれるのか?

『おいおいアナダス何を騒いでおる、んっんっんん~~小さき子ではないか~』

爺さんの後ろから2人のお年寄りが近づいて来た、

その内の1人獣人の爺さんが声を掛けて来たのだ。

『小さき子だと?そんな子がどうしてここに?』

もう一人の耳長族の婆さんが驚いている。

(げ~すっごいお年寄りが増えてしまった…話が進まなそうだから助けを先に呼ぶか)

マヌカは地面に腰を下ろして乾ききった大地に水を与えコネコネと土人形を作っていった。

「トゥーリアさんこちらにも来てくださいなぁ~」

そう声を掛けたとたん土人形が光出しトゥーリアさんの意識の一部が入り込んで来た。

『きゃ~~マヌカちゃ~~ん待ちくたびれましたよ~』

美しいトゥーリアさんの姿に変わった途端マヌカを抱き上げ頬をスリスリ、スリスリし始めた。

「トゥーリアさん…そっそんな久しぶりでも無いと思うんですが…ちょっと放して下さい」

『またそんな冷たい事を言って、本当に寂しかったんですよ、

あちらの大陸の皆もマヌカちゃんに会いたがっていました。』

「なるほど~ちょっと今困ってるんでトゥーリアさんに助けて頂きたく」

『え?私がお役に立てるのですね、嬉しいです』

「まず、後ろ見て下さい」

そう言われて振り返るトゥーリアさんの目に映るはヨボヨボのお年寄り3人

『え~~もしかしてアナダス?オイコ?ロニ?

うぅうわぁ~~ん、みんな無事だったのですね、よかったグス』

トゥーリアさん登場から呆気に囚われてた3人、

目の前の女性にず~~っと昔からの知り合いの様な懐かしさを感じている。

『もっもしかして、星の意識様トゥーリア様ですか?』

『そうですよアナダス!みんなの事を感じられなくなって本当に心配してました。

私ではどうにも出来なくって銀河の管理人の賢者様方にお願いをずっとしていたのですが、

やっと…クスン…やっと救世主の方をここに導いて下さいました。それがこのマヌカちゃんです』

3人は『はぁ?』みたいな顔で

『これがですか?小さき子では無いですか』

『まぁ~なんて失礼なマヌカちゃんは凄いんですよ』

(いやいやいや~そうじゃなくって早く放して~)

「トゥーリアさん本当に苦しいので放して下さい。

こんな事している時間は無いのです、助けられる命があるのなら早く助けたいので~~」

『あっごめんなさい、アナダス達が失礼な事言うからつい力が入ってしまって』

やっと抱きしめから解放されたマヌカはフワフワと浮かび上がり

「小さき姿でも中身は大人ですから、心配はご無用です。

ここで起きた事何か知っていたら教えて下さい。」

3人はまだ信じられない顔でマヌカを見つめながらロニと言う婆さんが

『う~~ん、私らもな~~んにも分からないんじゃ、

300年位前から少しずつ行方不明者が増えていって…

私達3種族は寿命が長い分子どもがなかなか出来ない為人は減る一方、

トゥーリア様とも話が出来ず…もう滅ぶ道しかないのかと思っていました。』

その話にトゥーリアさんが驚いて

『減る一方って、この集落に何人住んでいるの?

それになんで3種族一緒にいるのですか?』

獣人のオイコが

『私ら獣人族や耳長族も人がどんどん居なくなっていって…

一番安全だと思われるアースクリスタルの側に移動して来て皆で一緒に過ごしていたんです』

その話にトゥーリアさんは涙をウルウルさせながら何も言えないでいた。

「行方不明ってちょっと違うんでは?」

お年寄り3人が『はっ』とする。

「実は数日前からこの星の調査をしていたんですが、

行方不明では無く意識が無いようにフラフラと歩きまわるゾンビの様になってしまったんでしょ?」

『ゾンビってのは分からないですが、意識無く歩き回っていますじゃ。

でもその者に近づいて行くと…

近づいた者まで意識が無くなってしまうので、

何かの伝染病では無いかと調べようともしたんですが、

近づく事も出来ないし、私らには何も出来ず、分け分からなくどうしていいやら…ぐっ』

獣人のオイコが悔しそうに呟く

「食事とかはどうしてたんですか?

この集落だけ砂地みたいになってしまってて、畑も作れないし森にも行けなかったのでは?」

『それは、私ら年寄りが森に入って命の実と命の果実を取って来るのじゃ』

私らの様な年寄りにはうつらなかたんですよ、

だからここに住む者達の食料は年寄りが森から取って来て皆に配っていたのですが、

なんせこのような年寄りですから、たくさん運ぶ事も出来ず…

この先もうわしらは滅ぶ道しか無いのだと思っていましたわい』

それを聞いてたトゥーリアさんが

『マヌカちゃん。なんで?どうしてこんな事に…

前の大陸と同じカマキリのせいでは無いのですか?』

「うん、それがね全然違う犯人みたいなんだ、

ここの大陸の情報も意識体から聞いていたんだけど、聞いただけでは詳細が掴めなくってね、

だから早く森に行って徘徊してる方々の調査したいんだけど…お年寄りがね~引き留めるから、

トゥーリアさんからよ~~~く説明してもらえますか?」

『え?説明って何を?』

「私が何処に行っても大丈夫な者だと、子どもじゃ無いって事を説明して下さい。」

『あっなるほど、この星の人達はみな子どもを全力で守るのが鉄則でしたから、

分かりました私がちゃんとマヌカちゃんの説明します。』

「ありがとぉ~では早速森の調査に行って来ますぅ~」

それを聞いたアナダスが

『ちょっと待った~~子ども、

もう直ぐ日が暮れて来る、森に行くなら明日の朝にしなされ』

「げ~~夜になってもあたしは大丈夫です。

急ぐ理由があるんでこれから行って来ます。」

『急ぐ理由だと?』

『マヌカちゃん急ぐ理由って何ですか?』

「う~ん、それはですね~この星には関係ない事ですけど、

さっきの話では300年位前からここの大陸で異変が有った言ってましたよね?

あたしが賢者達から聞いた話ではこの銀河の異変は700年前位からなのですよ、

じゃあ700年位前って何が起きたんでしょ?この星の異変が最初では無いって事です。

別の星でも何か問題が起きているって事になるので、

この星の浄化を終えたら次の星の調査も行わなければならないって事です。

あたしとしては、犠牲者が増える前に次の星に行きたいので急いでいるのです。」

『そんな~ではマヌカちゃん今回の件が済んだら行ってしまうのですか?』

「そうゆう事です。」

『はぁ~今回はゆっくりして頂けるって思ってたのに』

トゥーリアさんが泣きそうな顔でブツブツ言ってる。

「全ては銀河の為、銀河の星の為、星に住んでるみんなの為なんです。」

『そっそうですよね、我がまま言ってごめんなさい。』

「あっその前に」

マヌカはフワフワと浮かび上がり大地の浄化を始めた、

空から光が降りて来てアースクリスタルを中心に降りて来た光が広がる。

次に大地に降り「再生」と呟くと枯れた大地がみるみる潤いを持ち草木がはえて来る。

『お~お~お~~なんて事じゃ』耳長族のロニが呟く

『本当にただの子どもでは無かったのだな』獣人のオイコも驚いていた。

首長族のアナダスは涙ぐみながら

『わしらは救われるのか?』

『大丈夫ですよ、アナダス前の様な豊かな星に必ず戻ります。

私はマヌカちゃんを信じていますから、

あの~マヌカちゃん私も何が起きたか知りたいので森に一緒に行っても良いですか?』

「え~~~」

『嫌なのですか?』

「嫌って訳じゃないけど…何を見ても泣かないって約束して頂けます?」

『はっそれは…それはですね

わかりました、何を見ても何を知っても泣かないと約束します。』

それを聞いたロニが

『トゥーリアさんが付いて行ってくれたら私達も安心じゃ』

(えっなに言ってるのぉ~泣き虫トゥーリアさんに気を遣うのあたしなのに)

「ではトゥーリアさん行きましょうか、

それとこの集落は元の状態に戻っているので、

畑にもちゃんと実がなっていると思うので食べて下さいね。

それから結界も張ってあるので変な奴は入って来れないので、

集落の中では自由にしていてください。他にも住人の方いるんでしょ?」

『いますじゃ、若い者はなるべく外に出ない様に言ってますからな、

まだ大丈夫か心配ですが…集落の中を確認してみますじゃ』

「はい、ではでは森に行って来ま~~す」

マヌカはトゥーリアの腕を掴み光と共に消えて行った。





読んで頂きありがとうございました。

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