敵賊
…とある星。…とある街。トンネルの中から外へ人々が逃げ惑いその後から無数の盗賊たちが追う。
…そして更にそのトンネルの奥から姿を現す謎の男
皆が口を揃えて言うその名は…。"エース"
時は数百年前…
海賊や盗賊、そして様々な組織、軍隊などが個々と名をあげていた…
その中でも脅威的と言われている存在の1つが"エース型ロボット"である。かつてゲルズ・シュタインによって累計数百体もの機体を生み出されたが、全て開発に失敗し、自我を持ってしまい全宇宙の各地へと飛び立っていった…。中には異次元ゲートに吸い込まれ、数千年前に飛ばされた者もあれば、別の世界へと飛ばされた者もいた。そんなエース型ロボットが脅威的な存在とされた理由は、その圧倒的な戦闘能力である。エース型ロボットは戦闘特化型ロボというのにつけ加え知力も優れており、それはもはや人間をゆうに超えている者もいたという…。"伝説の5種族"や"闇の第五帝"などのかつての脅威と同等かそれ以上の扱いを受けてしまう程の脅威だったのだ…。宇宙政府、宇宙海軍はその圧倒的な脅威に恐れ、全てのエース型ロボットに無条件に高額の懸賞金をかけたという…
そんな時期に、とある海賊団が星を侵略していた…。
船長の名は"アグナ"
全宇宙にその名を轟かせていた海賊の1人だった…
エース「……」
アグナ「………い」
エース「……」
アグナ「……おい」
アグナ「…おいエース!聞いてんのか!?」
エース「…あ?何だよ」
アグナ「あ?ってなんだよあ?って。船長に向かってなんだよその態度は、このアグナ海賊団の船長様によぉ!?てかなーにお前トンネルの中からカッコつけて出てきてるんだよ。」
エース「…うるせえし別にカッコつけてねえよ。んな事よりほら。これ目的の品な」
アグナ「ちょいちょいふざけてるけどちゃっかり仕事してるのが腹立つよなーお前。なんか気に食わんわ。性格的に相容れねえかもなお前とは!」
エース「じゃあなんで俺雇ったんだよ」
アグナ「面白そうだったからさ…」
エース「はぁ?」
アグナは最近新たに仲間を加入させた。その名はエース。
巷で噂になっているエース型ロボットということで仲間に加えたらしい。
エース「…とにかく俺はやりたいようにやるだけだ。お前なんかに忠誠を誓う気もねえし、服従する気もねぇ。覚えとけ。これはあくまで手を組んでやるって形だ」
アグナ「んなことは言われなくてもわかってるつーの。契約時に聞いたー」
エース「…あっそう」
アグナ「にしてもお前なかなかにつえーな。その剣は独自のって奴か?」
エース「…ああ。俺が物心ついた時から持ってた」
アグナ「なるほどねぇ…。ん、もう片方にぶら下げてるそのボロい剣はなん…」
エース「触るな!!!!!!!」
アグナ「何だよ急にうるせえな…」
エース「この剣は俺の大事な剣だ。俺の…大切な人の形見」
アグナ「…それってお前が言ってたさ、お前の"故郷"で起きたとある事件と人物にかんけi」
エース「黙ってろお前には関係ねえよ! …俺はとにかく奴を必ずぶっ潰す。その為"にも"海賊になった。奴は…」
"お"っ"ち"ゃ"ん"の"仇"だ"
続く…