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64式小銃改3型始末  作者: 通りすがりの野良猫
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作戦計画「赤い竹」

「特殊弾改2」の奪取作戦についてです

「同志、本部の指示で作戦が変わった」

「と言いますと?」

「海外の同志に渡すのだ。分かるな?」

「それは、、、」

「これは党指導部の決定だ。

情けないがな。

アメリカ帝国主義者の艦艇や基地をドカンと吹っ飛ばせたら、今の日本の革命的大衆は我々を後押しして革命を成就してくれるだろうが!」

「そう思います。」

「しかし、党の指導部の指示は絶対だ。まして友党とのつながりもあるし。しかも、この行動はただではない。

我々は例の特殊弾を渡せば良い。

一方で我々は、これだけの武器、弾薬を受ける。分かるな意味が。

このリストを見たまえ。」

「同志軍事委員、これなら、数個大隊の歩兵部隊をまるまる装備できますね。いや今の自衛隊なら連隊相当の部隊が作れますね」

「そうだ。しかもそれは、一度に受けられるのだ。」

「密輸ですか?」

「作戦計画は秘匿名『赤い竹』である。話は簡単で、精巧に作った偽物を実物に入れ替えて、盗みだし、輸送役に渡すだけだ。

君は、とりあえず訓練や何かの名目で借りだし、こちらに用意してあるダミーと入れ替えて持ち出すのだ。


それを持ってここに来てくれ。

それから運びやが来て輸送する。」

「詳しい輸送方法などは知らないほうがいいんでしょうが、梱包などはどうなります?」

「具体的にいうと、宇都宮の航空学校に潜入している同志がいる。

業務は整備だが、元々はグライダーや小型機についての経験を持っている同志なのだ。


報告では、機体の格納庫は緊急時に備えて閂があるだけですぐ出せるらしい。

しかも、燃料までも満載である連絡機のLMだ。都合良いことこの上ない。

また低空飛行すれば、いかに最寄りの基地から発進しても、発見できずに海上に出れるルートも設定済みである。


機体を奪い、予定では領海を出たところに待ち構える、友人たちの潜水艦と落ち合い、通信筒を投下する要領で投下して渡すだけだ。


なお、その付近には党から支援をするための漁船も配置してある。

潜水艦からドラム缶に詰めた武器を投下するのでその回収、及び不時着水する運びやを回収するのが任務だ。」

「なんとかなりそうですね」

「多少は粗っぽいが、成功の暁には、多量の兵器が手に入る。

やらない訳にはいかない。頼むぞ同志」

「わかりました」



お気づきかもしれませんが、この話は「自衛隊機乗り逃げ」事件をベースにしてます。

謎の多い事件ですね

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