山村工作隊未だ潜伏中なり!
日本共産党の組織した「山村工作隊」は歴史の闇の中に消えて行きました、が一部は日本の各地に潜伏して、様々な組織に浸透し機会を伺うようになりました。
陸上自衛隊もその標的でありました。
日本共産党は、日本における「革命」を諦めてはいない。
弾圧されたら暴れちゃうぞ!みたいな「敵の出方論」なる話や、プロレタリアート独裁に甘い糖衣をまぶした、「民主集中制」などの話を総合して見れば、選挙に負け続けても責任を問われない「鉄壁の独裁体制」や「いつかは何が何でも政権とったんねん!」は透けて見える。
そして、武装革命を起こすための組織としての、山村工作隊は、1955年の第6会全国評議会以降、表向きは解散したように見せかけて実は、様々な形で、日本の革命を起こすために、潜伏していったのである。
それはあたかも、江戸幕府が諸藩に送り込んだと言われる「隠し目付」のようにである。
諜報機関で言うところのスリーパーと言う役回りでもある。
そして、陸上自衛隊の中に紛れ込むことに成功したものもいたのである。
「これがアメリカから対巨大生物用の名目で陸上自衛隊に貸与されている 核弾頭W54Jの概要です、同志」
「小銃弾だけで、そんな威力があるのか?」
「昨日の講習では、アメリカ軍の記録フィルムで示してました。間違いはありません。」
夜遅い赤提灯の屋台のわりには、きな臭い話題である。
「同志、この銃弾を何らかの方法で入手できないか?」
「えっ!?」
「この銃弾は自衛隊の新小銃だけではなく、アメリカ軍の小銃からも撃てるのだろう?」
「それは報告した通りに」
「実はすでに米軍の小銃は入手しているのだよ」「M14をですか?」
「闇のルートでな。入手したライフルでこの核弾頭を使い、米軍の基地を爆破または、米軍の軍艦を沈めるなどするのだよ
そうしたら、現在の反動政府は瓦解して、アメリカ占領軍も駐留どころではなくなり、人民の広範囲な反米運動を引き起こすだろう。
何、簡単なことさ。
君がうまくことを運んでくれさえすれば、良い方法があるのだ。
まだ納得できないか?
ではわしの腹案を示すから聞いて欲しい。」
「了解しました、同志軍事委員」
赤提灯の下で、密談は続いていく。
今なら週刊誌にリークしての倒閣運動かな?
昔は何かと粗っぽいのもありです。
何せ交番襲撃や自衛隊駐屯地も狙ったくらいですね。