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64式小銃改3型始末  作者: 通りすがりの野良猫
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なんでこんな時に!

怪物出現は、対怪物用の核弾頭をかっぱらった、陸上自衛隊に隠れていた、日本共産党のスリーパーを驚かせます。

在日米軍からの「正体不明の怪物」の情報は、陸上自衛隊に入り込んでいた日本共産党のシンパを震撼させた。


彼はこの日は当直として防衛庁の本庁の桧町にいた。

当直なら、「作戦」の成否がすぐわかると考えたからだ。

いくら何でも、LM機の乗り逃げがばれないはずはないからだ。


ところが、急に、あの怪物により、邪魔が入ったのだ。


この間、点検とか理由をつけて弾薬庫から出させた「特殊弾改2」が急遽、必要になる可能性がある。

しかし今関東地区に在庫しているのは、自分がすり替えたダミーである。

出動準備がかかり点検されでもしたら、すり替えられたのがバレてしまう。

弾薬庫からの搬出入は簿冊に記録されているからで、すぐ事情聴取されるのは目に見えている。


とりあえず、彼は以前から定められていた脱出準備を始めることにした。

共産党の地下組織の用意している隠れ家に身を潜め、新たな偽装経歴を身につけ、潜行するのだ。今回の作戦が成功したなら、自分の功績は組織内で高く評価されるだろうから、安全だ。


彼は自衛官としての身分証の他に、密かに用意してある偽の身分証などを入れた緊急持ち出し用のバッグを用意しておいた。

当直下番次第、姿をくらますのだ。

内縁の妻には後日連絡すれば良い。



無事に逃げ切れるのかな?

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