71.覚悟を決めて Side レオン
設定を忘れ掛けてるので、どんな悪事かはわかりませんでした。
身体中の力が湧き出る、そんな気がする。王族は元々魔力が高いんだっけ。悪役だっけ、俺は普通だったら王族の恨みつらみで王族に、この世界に恨みを持ってしまう。そんな存在だった。だけど、彼女がそんな俺を救ってくれた。この世界も悪くないんじゃないかって。でも、同時に身分の差によって、彼女と結ばれない運命が嫌だった。だけど、俺は本来なら王族で、彼女は公爵令嬢。何ら問題なんてない。今更、王族に柵なんてないけど、今まで彼女をすぐ側で見守ってきた。彼女は合理的だ。利用出来るものは全て使ってきた。そんな彼女の側にいたのだから、俺だって合理的に動くさ。
救世の力・・・真実を映し出す能力。嘘を暴き出すもの。魔力を強固にするもの。死者蘇生以外なら基本的に何だって出来る。
真実を白日の元に晒す。言い逃れをさせぬ為に。そして、第四王子の登場で恩赦で、彼女を守る。俺を正しい道に進ませてくれた。この恩は返さねばならぬ行為。誰が何と言おうが生涯を尽くして返そう。そう、夫婦となって。そのためだけに俺は王族に戻る。
レオン「俺は俺を守ってくれる人々に尽くす。そこにセイレーン侯爵は必要ない。消えろ」
俺はセイレーン侯爵を睨み付ける。そもそも話しは佳境。俺がトドメを刺した形。言い訳など赦さない。俺はギュッとフローディア様に抱き締め、国王陛下、父上の判断に委ねる。
国王陛下「おお、我が息子レオンよ・・・再び、再会出来ることを夢見ていた。そして、よくぞ我が息子を救い上げてくれた。フローディア嬢よ。貴殿には感謝の意を表す。ありがとう・・・そして、セイレーン侯爵。貴殿には追って沙汰を申す。今後、社交界に居場所があるとは思わぬように」
ジル王子も追撃する。
ジル「我が弟に非道な行い。とてもじゃないが許せない。聡明な彼女が救ってくださって、無事ではあったものの、到底許しがたい。罪を償いなさい」
何も言えなくなったセイレーン侯爵。魔法騎士隊によって連れていかれた。
俺はフローディア様の手を取り答える。
レオン「もし、俺が王族に戻れた際は正式に結婚して頂けますか??」
フローディア「いいんですの??私自身、貴方が誘拐された後、リュート・・・レオン王子を誘拐したものですのよ??こんな罪人が赦されていい訳がございませんわっ。私は・・・」
レオン「それでも俺は聞いた。湖の乙女は瞬間移動をお使いになる。そして、貴方は応えた。自分の願いは俺に幸せになって欲しいと。だから、貴方は俺をお助けくださいました。それは俺に纏わる何者からも。俺の幸せは貴方と共にある。それは執事リュートでも、この国の王子レオンでも、同じだ。どうか結婚して欲しい」
フローディア様は俺を抱き締め応えた。
フローディア「このフローディアの幸せもレオン王子と共にありますわっ!」
再び口付けを交わす。もうこれ以上の幸せはないだろう。
多分、次回、最終回です!




