63.私の想いは・・・。Side アリス
流れをブタ切り。そうしないと、マンネリ化しますからねー。
私は、アリス・リリス。学生生活をこれまでないって程、謳歌している。友人にも恵まれて、私の日々はそれまでにないくらい、輝いていた。しかし、私は、ルディー先生の事が何故か、気になっていた。気が付けば、自然と目が追っていた。
この気持ちは、一体、何だろうー・・・?
「いや、恋でしょ。何、カッコつけてんの。」
目の前のレイス君がバッサリと言い切った。私は、レイス君の言っている言葉に理解が追いつかない。私が?ルディー先生を好き?それも、恋・・・?
「・・・私が、ルディー先生の事を愛しているなんて、そんな事ないわっ!!」
「いや、そこまで、俺言ってないよ。自分で、自覚してるじゃない。」
つい、頭がカーッと赤くなるのを感じる。つい、愛しているだなんて、口走った私が、信じられない。そうなのね。私は、ルディー先生の事が好きー・・・。そんな事は、今まで自覚した事がなかった。私は、恋愛事には人以上に疎いと言われてきたし、私にそんな人が出来るなんて、思ってもみなかった。
でも、ルディー先生の事を思い浮かべるとー・・・心が温かい気持ちになる。それと、同時にこれからルディー先生の顔を見れないんじゃないかって、思った。・・・それに、林間学校初日。つまりは、昨日の夜の出来事。ルディー先生は、私に冷たい態度を取った。あれって、一体、何だったのだろう?いつも、笑顔のルディー先生よ?私、もしかして嫌われちゃった!?
そう思うと、一気に心が冷えた気持ちになってくる。私、何かした?いや、たくさん迷惑をかけたのは、分かるわ。それで、私、ルディー先生に嫌われちゃった!?
「ごめん。俺の存在、忘れてない?アリスがそこまで、感情豊かだとは思わなかった。元気なのは、知っていたけど。」
しまった。目の前に、レイス君がいたのをすっかり忘れてたわ。・・・あ、でもレイス君、私の事、応援してくれるって言ったよね?相談してもいいのかな?
「レイス君、私どうすればいいのだろう?」
「いきなり、そう言われてもねー。まず、教師と生徒の関係だって事は、ひとまず置いておこう。話が始まらない。」
「あ。」
そうだったわ。ルディー先生は、皆に優しいのは教師だから。レイス君の一言で、一気に心が冷たくなってきそうだ。そして、これは、私の想いは・・・禁断の恋なのだわ。私の想いは・・・いけない事?
「別に、そんな事は、ないんじゃない?」
「へっ?私、声に出していた?」
「声には出てないけど、アリスは感情豊かだから、顔に出てるよ。それに、禁断の恋とか言ったら、フローディアとリュートの方が一層、禁断だし。それでも、気持ちを伝えているのもすごいと思うんだよね。」
「へぇ・・・。」
・・・へっ!?フローディアさんとリュート君?えっ、二人ってそういう関係ー・・・!?というより、二人は愛し、愛されているように、見える。二人が羨ましい・・・。
「あっ、これは、絶対に!!秘密だからね!!アリスは言葉にも顔にも出さないで。」
レイス君の有無を言わせない笑顔がとても怖いです。という事で、忘れましょう。
「でも、何で、レイス君は私の事を応援してくれるの?」
「二人が幸せなら、それでいいじゃん?何が、ダメなの?名声?・・・そんなの、他人に言われて冷めるような恋なら、それって、恋じゃないでしょ。それに、大切なら身分を超えたって、それなりの努力をして、その人に合うような身分になれば、いいだけの話でしょ?」
「おおぅ・・・。言うねぇ・・・。私も、他人に言われて冷めるものかって言われたら、そうじゃない。これは、この思いは誰にも負けない。」
そうよ。レイス君の言う通りだわ。応援されている事だし、私も出来る事をしなくちゃ!!でも、私はこういうのにはとても疎い。レイス君に、聞いてみよう。そうしようとしたら、レイス君が先に言いだしてきた。
「アリスって、ルディー先生の妹さんに似ているんだって。」
「えっ?」
何を言い出すかと思ったら、まさかのルディー先生情報。嬉しいけど、それって、妹って思われているって事じゃない?レイス君、私はまず妹って思われている事から、どうにかしろって事ですね。ありがとうございます。
「しかも、ルディー先生って、家族を全員残らず殺されたんだって。だから、余計に辛い思いをしているとかなんとか。」
「え・・・?それって、どういう事?」
ルディー先生は、私を亡き妹さんに重ねて見ている・・・?それって、とても辛い事じゃないの?私は、どうすればルディー先生の悲しみを癒せるのだろうか?
アリス暴走回。




