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悪役令嬢、第四王子と結婚します!  作者: 田名部宇美子
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35.危ない橋を渡るフローディア様。

ほのぼのとした雰囲気から一転。

「・・・そんな事があったのですか。それは、大変でしたね。」



ジル様とお茶をご一緒する。勿論、リード様も一緒である。ちなみに、現在、秘密の話をする為に、王城の中の厳重な警備がしかれている部屋に案内されている。


「それで、早速、本題に移らせていただきますが、闇魔法の使い手は一向に減りませんね。」



ジル様の発言にルークが驚く。


「そうなのですか!?・・・そもそも、闇魔法って何なのでしょうね・・・。」


その疑問に答える。


「それは、中々難しい問題ですわね。でも、分かっている事は闇魔法は儀式を行えば、使えるのはご存じなのかもしれませんが、決して誰もが使えるって訳ではないのですわ。」


ルークは疑問符を浮かべる。


「闇魔法には適性を持つ者しか使えない。適性がない者はいくら儀式を行っても、死ぬだけですわ。だから、儀式は大変危険なもの。・・・そして、私とリュートにはその適性がある事を、私は知っている。」


・・・そう。SECRET LOVERS2~私を取り巻く王子様達~で、フローディアは闇魔法を手にするのだ。クローディン皇子の差し金でね。これは、隣国にも伝わっているという事が重大な問題なのよね。


リュート様は驚き、つい口調が崩れる。


「いきなり、唐突な話だな!?俺自身でもそれは知らないけど!?」


しかし、私は続ける。


「・・・そして、問題なのはクローディン皇子が闇魔法の実態を知っているという事なのよね。」


今度はリード様が驚く番だった。


「・・・へ?クローディン皇子が、ですか?何で、魔法の国、アルカディア王国でも機密情報なのに、隣国のアズウェル皇国にまで伝わっているのでしょう。」


その場が静まり返ってしまう。


「でしたら、今度アズウェル皇国に向かいましょうか。私だったら、アズウェル皇国がどこまで闇魔法の実態を知っているかを、理解している。」


そう言うと、皆何故か納得した顔をする。あら?その反応は心外だわ。しかし、危険な橋は渡りたくないのに。しっかりと進んでいる自分がいる。私は内政チートではないのだわ!!どうか、言葉にしたはいいけれど、私がアズウェル皇国に向かう話はなしにしてくださいまし!


しかし、その願いは空しくも砕けてしまう。


「・・・そうですね。私達がアルカディア王立魔法学園に通う前に、アズウェル皇国でも調査致しましょう。ジル王子、そういう話で進めていきましょう。・・・フローディア様も協力していただけますか?勿論、ルーカスさんも。」


その言葉にルークが驚く。


「え?俺もですか!?」


リュート様は呆れつつも、事情を説明する。


「今の話の流れではそうなるんじゃないですか?ルーカスの〝聖なる炎”がなくては、闇魔法に対抗できないですから。」


ジル様も同意する。


「ルーカスさんも僕の警護に就くという事で、話を進めましょう。日程については後日また連絡致しましょう。」

「・・・ジル王子がおっしゃるなら、微力ながら、このルークがジル王子にお仕えします。」


ルークが跪いて、ジル様に忠誠を誓う。・・・さっきまでの自分に戻りたい!!正直、クローディン皇子の事を伝えるのではなかったわ!!


それから、ポンポンと話は進んでいき、私達はアズウェル皇国に向かう事になり、その当日を迎えてしまったのだった。

フローディア様、何気に内政チートで知識チートですね。タグ追加しようかな?

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