21.秘密の話3。
秘密の話終盤になってきました。
「えぇ、勿論。リード様の協力があれば百人力です!」
ジル様とリード様は握手をなされる。おぉ、これは力強いかも!!そして、この場面に立ち会えるとか私凄いと思うの。レアスチルね!しかし、レイスが横槍を入れる。
「でも、エドガー・・・じゃないリード皇子を誘拐したって事は計画したのは相当身分が高い貴族か、第三皇子って事は第一、第二皇子みたいなリード皇子の身内が犯人って事になるんじゃないの?」
「あぁー!!レイス、私が言わないでおいた問題にツッコんじゃうのかしら!!」
リュート様は『運命共同体って言ったのは何処のどいつだ。』と言わんばかりである。こら!直接、言いなさいよ!!一々訳すの大変なんだからね!!しかし、これが解決しないと、リュート様もといレオン様と結婚できないわ!仕方ない。一肌脱ぎましょう。最終目標はそこなんだから!!
ん?そもそも、何故レオン様は悪役キャラになるんだっけ?
えーと・・・。それは・・・レオン様はハイパーチートキャラにも関わらず、闇魔法を手にしてしまう為だわ!そして、光魔法を持つヒロインと対峙するのだわ!!だから、悪役・・・というか、ラスボスみたいな立ち位置になってしまうのよ。・・・悲しい事だわ。レオン様ルートではヒロインが闇魔法を使えなくしてしまい、レオン様はこれまでに酷使していた身体を壊してしまい、優しくヒロインに看病されるのよ。また、この時のフローディアの立ち回りはない。何故なら、レオン様自身が最大の悪役ポジションにたつからね!・・・しかし、レオン様は渡しません!
あれ?確か、SECRET LOVERS~私を取り巻く王子様達~のファンディスクに攻略対象の目線の振り返り機能が搭載されていたはず!!確か、レオン様の心情を・・・レオン様に何があったのか、思い出せ!
( ゜д゜)ハッ!
確か・・・よく行っていた闇パーティーがあったはず。名前は・・・”夜光会”だったかしら?その名の通り、夜に行われるパーティー。表向きは仮面舞踏会だが、裏では裏社会の社交界のツールだったり、それこそ”賭け”の舞台がある。そこに、潜り込めれば、事情を深く追及できるかもしれないわ!
流石に、好きな事には凄まじい記憶力を発揮するわね、私!確か・・・『俺は幼い頃から利用していた。この中では、ある程度高い地位にいられる。俺だけの唯一の居場所。』って言っていたし、裏のパーティーに参加する為の暗号も言っていたわ!!
ふっふっふ。これで、より事実の深層に辿り着けるかもしれない。もっと、思い出せ!いつ、パーティーが行われるかを、どこで行われるかを・・・。
( ゜д゜)ハッ!
設定集によると、秋頃にとある貴族の別荘で行われる。・・・今、秋頃じゃない?しかも、出来事表によると、リード様が誘拐される時期とレオン様が闇パーティーに初めて参加する時期って重なるんだよね。という事は、今日も行われているかもしれないって事になるんじゃないの?レオン様は連日のように通っていた様子を見ていたから。
流石に、秋頃だけではなく場所も転々と変わるんだけどね。それでも、憶えている。けれども、その貴族の別荘までには当然、王都から離れた場所にあるんだよね。どうやって潜り込めば・・・。私はゲーム内のレオン様ではないのだから。
そう、考えていると肩を揺さぶるレイス。勢いが強い。何事!?
「ちょっと、レイス。何事よ!!」
そう言うと、レイスは私の言った言葉をそっくりそのまま私に返す。
「そっちこそ、何事?さっきから百面相している。」
それに同意するルーク。
「うん。レイスの言う通り、フローディアさんが叫んでから、フローディアさん様子変だよ?」
くっ。心底心配そうって顔をされると、ちょっと弱いのよね。可愛いワンコ系男子だから!ちなみに、この場にいる皆私の方を見ていた。リュート様ですら心配そうに見ていた。
「ちょっと、フローディア様どうしたんですか?気分でも悪いのではー・・・?」
リュート様の優しい言葉。でも、今声をかけるべきなのは、残念ながらリュート様でないの。その人の方を向くと一言。
「ねぇ、ルーク。私ととあるパーティーに行きませんか?」
まだ少しだけ秘密の話続きます!




