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悪役令嬢、第四王子と結婚します!  作者: 田名部宇美子
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17.フラグの前兆2。

サブタイトルが思い浮かばなかったonz。

ジル様に呼ばれ、王城へ。まだ、アズウェル皇国からは遣いの使者が来ていない為、リード様もご一緒にいます。ついでと言っちゃあなんだか、今回はレイスもこの王城に御呼ばれしている。レイスは二つ返事でした。王城の庭園を見たいんでしょうね。


私達は王都を巡る事になった。・・・何故、私達が呼ばれたんでしょうね?私、王都にはあまり行かないのだけど。しかし、王族の願いを断る訳にもいかない。穏便に済ませよう。


私は隙を見て、ジル様にこっそりと耳打ちする。


「何故、私達が呼ばれたんでしょうか?」

「あぁ、それはね。リード様のご要望でね。仲良くしてもらった彼らと王都を巡りたいとの事。だから、貴方達を呼んだのです。」

「・・・なるほど。分かりました。そういう事なら、とことんお付き合いしますよ。」

「助かります。」


これは、リード様にどちらかというと信用されているって事でいいのかしら?なら、少しは聞いてもいいのかしら。


「・・・この国での生活、いかがお過ごしでしょうか?魔法はいかほど上達なされたのでしょう?」

「えぇ、それは快適に過ごせていますよ。魔法の方はこれまでにないくらい、上手くなっていると自負していますよ?」


そう言うリード様には負のオーラ、というか、物凄い怒りのオーラが目に見えて取れる。これまで、教わってきた教師には愛想を尽かしたのね。吹っ切るの早いわぁ。というか、禁句だったかしら。笑顔なのにとても怖い。


しかし、ここであまり空気を読まないのがレイス。私が口を閉ざそうとしている事に触れる。


「見事なまでにブラックジョークだね。見てて怖いんですけど。」


ちょっと、レイス!!この発言に思わず、リュート様は頭を抱える。何とかして、私はこの場を抑えようとする。


「まぁ!それは余程、ジル様の教え方が上手かったのですね!それは良かったです。」


そう言うと、リード様は平常心を取り戻す。笑顔で、肯定する。こちらは太陽みたいな笑顔です。


「えぇ、ジル様の教え方はとてもお上手です。コツを掴んでしまえば、魔法を使うのも楽しいものです。」

「それは凄いですね!もう、ものにしてしまわれたのですか!」


ポンと手を叩き、褒めるとリード様は少し照れてしまわれたご様子。照れた姿も絵になるなぁ!!流石、イケメン!そんな事を考えていると、レイスがポツリと呟く。



「・・・大地が、何故だか、騒がしい・・・。」

「え?」


大地が騒がしい?そりゃあ、王都だもの。人は大勢いるわよ?それにしても、何故だか、嫌な予感がするのは私の気のせいだと思いたい。しかし、リュート様もレイスに賛同する。


「確かに、何かが起きる。そんな予感が胸をよぎる。ここは、早めに王城に戻った方がよろしいかと思います。」


そう言うリュート様の顔色は険しい。リュート様もこういう勘には敏いお方。なら、ここは早々に退散せねば!ジル様もその気配を察知したご様子。王城に引き返そうとすると、事件は起こった。



私達と少し離れた場所でどうやら強盗があったようで、その犯人がこちらに向かってくる。その犯人は大声を上げながら、走ってくる。ジル様達についていた警備の者は素早く臨戦態勢になる。しかし、この強盗犯は中々強かった。魔法を使用し、警備の人達と対峙する。


私達は何も出来ない、というか、警備の者に連れられ、少し離れた場所に移動させられている。


はぁ・・・。しかも、よりによって何故この強盗犯は闇魔法を使用するの!?そのおかげで、こちらは人数で勝っているというのに、闇魔法に苦戦させられている。リード様は何が起きているのか理解できないご様子。そりゃあ、闇魔法なんて初めてみるはずだわ!かくいう私も闇魔法なんてゲームの中でしか見た事がないわよ!!それに、闇魔法なんて国家機密だわ!!知らないフリでもしてましょ。



そうする事、数十分。

そこに、颯爽と現れた者ー・・・。その少年はその強盗犯の隙を見て、魔法を使用する。


「どりゃあー!!」


その少年のいた場所は、その強盗犯から死角にいたため、反応が遅れる。そして、その少年の炎魔法を正面から受ける。年齢の割には魔法の威力はとても強かった。・・・同年代くらいに見えたけど。チラリとしか見えないけど、これは・・・まさか?


強盗犯は魔法を受けた隙に警備の者に取り押さえられる。強盗犯の陰から飄々と現れた彼は・・・真っ赤な髪にふんわりとゆるやかなウェーブが特徴的。あ、決してロン毛ではないわよ。瞳も情熱的な赤色。顔は童顔ではあるが、多分彼と私は同い年。だって、彼は・・・攻略対象のルーカス・スラッシュなのだから!

新顔登場(笑)。

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