表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢、第四王子と結婚します!  作者: 田名部宇美子
12/76

11.襲撃事件後の話。

会話が多い!!

「・・・わ・・・俺は、俺ですよ?ジル王子は何を言っているんだか。あははっ。」


低い声で軽く笑う。リュート様とレイスは苦笑い。流石に、苦しいかしら?ジル様はやはり騙されなかったご様子で、話を進める。



「・・・そこまでして、誤魔化したいのですか?こちらは貴方方に助けられた側だというのに。」


「正直に言うと、貴方がどれだけ私にとって信じるに値する人なのか解らないから・・・かしら?だから、これは・・・一つ貸しね。」


リュート様は『また、とんでもない人に借り作ったな。』と言わんばかりの表情だ。失礼デショ。でも、事実だから仕方がないだろう。ジル様は問う。


「なんででしょうね??貴方がそれだけの危険を冒してまで、僕を救ってくれた事。そして、何で僕がこの桜花園で襲撃される事を知っていたのか?」


ジル様の瞳は懐疑的なものであった。・・・その様子では、襲われるかもしれないという危機感は持っていたようね。つまり、王族も多少は情報を持っているという事ね。これは侮れないわ。レオン様の呪い?が解ける前にこちらの内情が知られては困るわ。


でも、ここは何とかして、切り抜ける!


「・・・ただで、情報を得ようとでも?そちらだって、以前答えてくださらなかったのに、私が答えるとでも?」

「・・・!それは、そうなんですが・・・。」


リュート様とレイスは話についていけてないのか、単純にピリピリした空気に触れてはいけないと思っているのか、2人とも黙ったままでいる。これは、好都合ね。少し事実を混ぜましょうか。


「・・・でも、ジル王子にもう一つ貸しを作るという点でなら、お話ししましょうか?」

「・・・随分な物言いですね?こちらが助けられた側でなければ、不敬罪で問いつめていた事でしょうが、この際もう一つ借りをしてまでも、お聞きしたい所。」

「物分かりがいい王子様は私、好きですよ?・・・あ、でも勘違いなさらないでくださいな。私、ジル様に興味はございませんの。では、早速・・・。」



事情(”ジル様襲撃事件”について)を掻い摘んで話すと、ジル様は驚愕した。まるで、そこまでの事情を知らなかったようだ。ちょっと、しくったかしら?いや、でも私が言っている言葉が完全に真実だと信じる王子様でもないでしょう。おそらく、疑い半分といった所かしら?しかし、それで、いい。私もアレが全て真実だとは思っていないから。まだ、心のどこかで疑っている部分がある。だから、情報収集に力を入れている。


ジル様は呟く。


「・・・そんな事の為に、第四王子は・・・僕の双子の弟のレオンは誘拐されたのか!ふざけるな!」


ジル様は地面を強く叩く。その顔は怒り心頭といった所。まぁ、当然でしょうね。トゥルーエンドで、ジル様は双子の弟を強く心配している姿も見て受け取れたし、実際に双子の兄弟は仲直り?する。このエンドが誰もが幸せになれるエンド(ただし、悪役令嬢を除く)。


・・・うん。トゥルーエンドでも私は救われない。でも、目指したいエンディングではあるわよね。その時はヒロインの恋路を応援します。だから、ヒロインは私に構わないでね。破滅フラグはお断りよ!


ふと、リュート様を見つめる。リュート様は私の視線に気付くと、少々呆れ顔をしている。でも、私はやる事はやり切った・・・のか?一つだけ最後に聞いてみよう。


「ジル様は・・・魔法、今使えますか?」


ジル様は・・・私の言うがまま魔法を使う。どす黒い炎だったが、トラウマ<怒りの方が強いのね。これなら、学園生活でジル様は劣等生と烙印を押されてしまう事もないのね。私たちはその光景を見て、静かに桜花園を抜け出した。勿論、私たちが来た事は内緒という約束を取り付けて。

シリアル回?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ