噂の転校生
俺の名前は町田友晴。
17歳の山岡高校に通っている普通の男子高校生である。
家族は父と母と兄の4人家族で、
父はカフェを経営していて、母はそれを手伝っている。兄は都会に上京してサラリーマンをしているようだ。
俺は進級をし、現在は高校2年生だ。
高校が終わったら部活も入っていないから、
親のカフェを手伝っている。
カランカランと扉の鐘がなる。
「いらっしゃいませ。」
俺は挨拶をし、
「何名様でしょうか?」
と俺が聞くと、70歳辺りの老夫婦は
「2名です。」
と答えた。
「では、こちらどうぞ。」
俺は席に案内した。
「ごゆっくりどうぞ。」
と俺は言い、その場を後にした。
これが俺の日常である。
しかし日常が一変したのは学校が始まってすぐの日だった。
学校へ普段通り登校をし、
クラスに入ると皆ソワソワしていた。
俺が男クラスメートに聞くと
「え?お前知らねのーかよ?転校生が来るんだよ!
しかも可愛いらしいぜ?」
とクラスメートは言った。
俺は恋愛が苦手で彼女というか親しい女友達も居なかった。
女性はあまり好きではない。
予鈴が鳴る。
それと同時に先生は入ってきた。
「おーいお前ら席につけー。」
皆は席に着き、やっぱりソワソワしていた。
「お前ら知っていると思うが、今日ここに転校生が来る。」
皆の喋り声が大きくなる。
「黙って聞け!ほら入ってきなさい。」
と先生は言うと。
転校生は入ってきた。
綺麗な黒髪を靡かせ、
身だしなみもキッチリとし、
顔も整っている子が入ってきた。
「皆さん初めまして。今日からこの山岡高校に転校しました、山口春海です。皆さんよろしくお願いします。」
と彼女は丁寧な言葉遣いで挨拶をし、一礼をした。