黒い骨のドラゴン!戦い?いいえ、武器紹介です。
「・・・ここはどこだ?」
琳は頭を抑えながら周りをキョロキョロする
「ふぇ・・・」
≪えー。テスト。テスト。おk?おk?≫
「何してんだ?セロス」
≪神界から貴方の心に話しかけてるのよ≫
「んで、ここはどこなのか。そして俺の装備はどこなのか教えてほしいな?」
≪前置きもなく言わなくて悪かったわ。それでここは異世界ヒールブの魔帝国の隣にある森ね。ちなみにそこの悪魔っ子より強いヤツはあんまりいないわ。名前は[覇王の森]ってほどに呼ばれてるわ。貴方のスキルとおそろいね!≫
「へ~って、おい・・・いきなり危ないところによこすなよ・・・それに魔帝国?普通王国とかそう言う所じゃないのか?まあ、勇者とかよりも魔王の方が好きだからいいけどな」
≪ならいいじゃない・・・それでこの森の主さんがあちらよ≫
「は?」
と琳は不図後ろを見てみると黒い骨のドラゴンがいた
≪なんだか、大きい魔力を感じたと思ったらまた、お主か・・・今度はなんだ?土産か?≫
≪いえ、違うわ。この子を召喚しただけよ?≫
≪はぁ・・・また厄介なヤツをこっちにつれてきたのか?いい加減にしてほしいな≫
琳はその間。メルに聞いていた。主に魔力関係を
「それで魔力ってのはこのモヤモヤしたヤツでいいのか?」
「うん、それであってる」
琳の目から見える手のモヤモヤっとした感じを掴んで少し考えている
「・・・メル、これってどうやって魔法?を使うんだ?」
「えっとね。頭の中でイメージしてそのモヤモヤさんを操るんだよ」
「操る・・・?こうか?」
琳は手の先から神経をとがらし、手を振ってみた
そしたら火の玉が出てきた
「そんな感じだよ、でも、えいしょーしないと威力はあんまりないんだよ」
「そうなのか・・・」
と会話していたらこの森の主とセロスの会話が終わったらしい
≪分かった。この者を魔王にすればいいじゃな?≫
≪ええ。それでお願いするわ≫
「ちょっと待て、魔王に成りたいとは一言も言ってないが成りたいな、じゃなくて、なんで魔王に?勇者とかもあるよな?」
≪だって貴方、あっちの世界で勇者っぽく正々堂々戦ってた?≫
「う・・・戦ってないな・・・」
と、琳は言う
≪なら魔王でいいじゃない。楽しいわよ?≫
(ぜってぇーセロスって創造主じゃなくて邪悪の化身とかだろ・・・)
(マスター。私もそう思います)
≪あら?邪悪の化身なんて失礼ね・・・ちなみに思考ちゃん。魔王になったら身代わりを作れるわよ?思考ちゃんのね・・・≫
(!?ッ・・・マスター!魔王になりましょう!絶対ですよ?)
(お、おう)
琳はあまりの迫力にうなずいた
≪とりあえず、そこの黒い骨のドラゴンについていきなさいな≫
≪はぁ・・・ついてくるのじゃ≫
とドラゴンが歩き出したのでついていった
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「それでここはどこらへんなんだ?」
それから数時間歩いて洞窟の中に入ってきた
≪ここが妾の住処じゃ、よけいなことせぬようにな≫
「それで・・・魔王とやらはどうなるんだ?」
≪それはじゃな・・・魔物を殺しつくして自分が進化すればいいのじゃ≫
「進化?レベルアップ見たいなものか?」
≪れべるあっぷ?まあ、そんな感じじゃよ。それでじゃ、この森の魔物を狩ってればそのうちなれるじゃろ。飯の前には帰ってくるのじゃぞ~≫
「おいおい、まだ決まってないだろ・・・まあそれしかないだろうし。俺の力が通じるかやってみるか・・・」
(お~い、思考ちゃんいるか?)
(いつでも、どこでも!貴方の隣に這い寄る思考・・・参上です!)
(・・・どこぞの宇宙人だな。それで今の俺に似合う武器ってわかるか?)
(えっと待ってくださいね。体分析してみますので・・・・出ました!マスターの一番似合う・・・使いやすいと思われる武器は銃とメイスです!)
(メイスはともかく・・・銃か・・・あるのか?この世界に?思考ちゃんがいれば作れなくはないかもしれないが・・・セロスにだめって言われてたしな・・・)
(検索してみたところ、ありますよ。魔道具・・・魔導銃って呼ばれてますね)
(へぇ~そうなんだ。ってか思考ちゃん!思考ちゃんが銃を作成するスキル作れない?もちろん魔導銃なんだが)
(スキル作成ですね。できますよ!今から作成してみます!・・・それでメイスの方なんですが、現地調達ってことでお願いします)
「ああ、分かった」
≪どうしたんじゃ?それでお主、獲物はなんじゃ?ある程度の武器ならここにあるぞい!冒険者共からはぎとったものだがな≫
「いや、なんでもない、それで武器なんだがメイス・・・または魔導銃はあるか?」
ふむ・・・ちょっとまっておれいと黒い骨のドラゴンは奥に入っていった
そして数分するともどってきた。黒いメイスを持って
≪待たせてすまないのぉ、魔導銃はなかったのだが、メイスならあったぞい。妾は使わないからな一番良いのもってきたぞい≫
「それはありがたい!」
と琳は黒いメイスを受け取った。途端メイスが禍々しい色になり、紫の指紋が入った
「ッ!?なんだこれ?!?」
≪ほ~、その武器が進化しおったわい。≫
「進化?どうゆう条件で進化するんだ?」
≪それは武器のみぞ知る・・・とゆうことじゃの≫
「へ~、まあいいか。観察眼っと」
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【いくつもの顔を持つ冥界の支配者】
冥界でいつくもの顔を持ち、その強さで圧倒した覇王の中の魔王ハデスの愛用していたと呼ばれるメイス。尚この武器に適正がない方は灰になる。持ち主に選ばれたらこの武器は自働的にこの武器になる。スキル『変装術』『死ノ霧』『超再生』が使えるようになる
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「これは・・・俺が持ち主に選ばれたのか?」
≪見る限り、その通りじゃのぉ~。なぜ知ってるかって?お主の頭を除いたからじゃよ≫
「まあ、俺自身弱いから武器が強いのはありがたい・・・あ!」
≪どうしたんじゃ?大きい声なぞ、出しおって≫
「メル・・・どこだ?」
≪あの小娘なら寝ておるぞい。そこで≫
「あ、ほんとだ。このままにしておこうか・・・じゃ、ちょっと外見てくる。まだ夜にはなってないしな」
≪気をつけるんじゃぞ~≫
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「ふう・・・一番の謎が残っているんだよな」
と琳は観察眼で自分を見てみた
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白黒琳 16歳 男 レベル:1
称号:異世界から来たゲーマー
力:250
体力:200
耐性:300
敏捷:100
魔力:50
スキル:魔力操作・覇王のプレッシャー・二重思考・悪魔召喚・使役・スキル真似・変装術・死ノ霧・超再生・銃術初級・メイス術初級
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「ん・・・どうなんだろう?」
(これは結構すごいステータスですね!一般人の3倍くらいですよ!しかもレベル1で!)
「そうなんだ・・・まあ、あの武器とこのスキルがあればいけるか?今の所はスキルを頼っていかないと死ぬからな」
(そうですね!それでそろそろ夜になるので今日は休んで明日から戦いましょう!)
「ああ、じゃ、帰るか」