戦闘は好き!転生?知らない子ですね。
小さい悪魔?を召喚した彼は小さな声で呟いた
(おい、なんで悪魔っぽいのが出てこないんだ?幼女虐待とか勘弁だぞ?)
(いえ、違うわよ。あれは悪魔の中でも上位に入る悪魔よ。名前もあるもの・・・観察眼で見てみたらどう?)
そうセロスが言うと、彼は困惑しながらも。なんとか観察眼を発動できた。感覚的に言うには頭で思いながら目を相手に向ける・・・だけだった。
「なッ!?」
そこで彼が見たものは・・・
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レヴィアタン・メルビレイ ?歳 女 レベル:70
称号:嫉妬を司る悪魔
筋力:1200
体力:950
耐性:750
敏捷:650
魔力:1300
スキル:魔力操作・魔力隠蔽・透明化・闇魔法上級・水魔法最上級・部下召喚・リヴァイアサン化・天昇・水を纏いし者・気配察知・疾駆・再水・言葉理解・無詠唱・7つの大罪<<嫉妬乃神>>
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彼は絶句している・・・
「こんなかわいい幼女が・・・あのレヴィアタン・・・?」
その幼女は周りをキョロキョロしている
「ええ、そうなのよね。でも、見た目と違って頭はいいから勘違いしないようにね」
セロスは言う
「ああ、分かってる。見た目と中身は違うってことくらいはあっちの世界で色々学んだからな」
彼は苦しそうに言う、そして幼女に問う
「そこのお嬢さん?」
「なあに?」
「契約してくれないかな?」
「やだ・・・だって貴方弱そうだもん」
「む・・・どうやったら強さを証明できるかな?」
「戦って」
彼はそう聞いた途端、疲れたような顔をした
(やっぱりそうなるか・・・)
「分かった・・・セロスここでヤってもいいか?」
と彼は嬉しそうに問う
「ッ・・・あ、ええ、いいわよ」
一瞬、セロスは怯えてしまった。彼の笑みに。
それと裏腹に幼女はこう言ってくる
「お兄さん、弱そうだからすぐ壊れちゃうかも?」
「はは!そう簡単には壊れないぞ!」
そう幼女が言うと彼も挑発し返した
「じゃあ、はじめましょう?」
「ああ、始めるか」
そう言った途端幼女は。
(何!?姿が消えた・・?)
(いえ、違いますマスター!これはあの幼女のスキル『透明化』です!さらに『魔力隠蔽』で魔力探知もできません!マスター!避けてください!右から攻撃きます!)
どこからともなく魔法が飛んできた。すごいスピードで。
「ッチ!初戦がこんな大物との戦いだが・・・勝ってやるよ!セロス!」
「ええ、頑張りなさいな」
といつの間にか結界を張りその外で見てるセロスの姿があった
(と、言ったもののどうしようか・・・)
(マスターとりあえず、避け続けてもらえますか?)
(考えがあるんだな?分かったできる限り善処しよう)
「あははは!いつまでも避けていて、私を倒せるの?」
どこからともなく幼女の声が聞こえてくる
「そんなこと言ってるが俺に一発も当てられてないじゃないか(笑)」
「む!それじゃあ、本気でいくもんね!」
(何する気だ・・?とは言えこっちも体力の限界だ。魔法が単発であったならいいけどな・・・一回で10個とか無理ゲーじゃんよ!)
(マスター・・・今の現上では一か八か策があるのです・・・が、マスターも怪我を負う場合があります。どうしますか?)
(その策とはなんだ?)
(マスター!怪我しちゃうんですよ?)
(怪我なしで幼女に勝てるとは思ってないよ、もしくは死ぬかもな)
と、会話していて気ずいた、周りがスローになっている
(なんだ・・・?このスロー感覚は?)
(マスターと私が話してる間は『思考加速』しています。つまり、時間をある程度遅くさせることができます。マスターが言うならいつでも発動はできますよ?)
(・・・なるほど、そういう大事なことは最初にいっておこうな?)
(すいません、マスター。言う暇がなかったもので)
ションボリしたイメージの少女の姿が脳裏に思い浮かんだ
(いや、次から気をつけていけばいいってことで策とはなんだ?)
(ええ、そのことなんですが・・・ゴニョゴニョ)
(なるほど・・・そういうことならまかせておけ。俺の得意分野だ)
「おい!幼女!」
と彼は幼女に挑発する。この間でも魔法の攻撃が20個くらいに増えている
「む!幼女じゃないもん!」
「最初の姿見ただけでは幼女しか思い浮かばないだろ!」
「これでも、100年生きてるもん!」
(マスター!あそこです!)
と思考ちゃんが言い、彼はそこに向かって走った。自分の持つ最大限のスピードで。
「おらぁ!・・・はあはあはあ」
そこに向けて彼は左ストレートをかました
「きゃ!」
すると幼女が姿を現した
「やっと見つけたぜ!」
(やりましたね!マスター!)
「なんで・・・見つかったの?」
「お前・・・殺気って知ってるか?」
そう殺気だ。思考ちゃんにお願いしていたのは『スキル作成』だ。『殺気確認』のスキルを作成してもらっていたのだが、その間絶対に被弾してはいけなく、被弾した場合は痛みが思考ちゃんと共有してあり、スキル作成に障害がおこってしまうからだ。
「殺気・・・そういうことなの・・・」
「お前からは殺気がだだ漏れ状態だったからな!元ゲーマーなめんなよ!」
そう彼はビシっとゆう
「ゲーマー?まあ、いい。本気でいくからね!
『リヴァイアサン化』、『天昇』、『水を纏いし者』!!」
そう幼女が言うと体が変わっていく。一瞬で合った。
その姿は龍・・・とも言えなくはない姿だったがその体の周りにはいくつもの水流が纏ってあり、空中に浮かんでいる
「あはは!この姿ならどうかな?」
余裕の声が聞こえてくる
(おいおい・・・どうするよ)
(マスター・・・これはさすがに・・・)
(マスター・・・あれを使うしかない見たいですよ)
(あれは・・・さすがに卑怯な気もするがなぁ)
(そうも言ってられませんよ、あれを見て・・・どう思いますか?)
(すごく・・・大きいです・・・じゃなくて仕方ないか)
「おい幼女!」
「だから幼女じゃないって、名前もあるんだから!レヴィアタン・メルビレイってちゃんとした名前g・・・」
そう言おうとした途端幼女は姿を解き、硬直した。
「『覇王のプレッシャー』」
彼・・・琳は覇王のプレッシャーで相手のスキルを全部消し、硬直状態にさせたのだ
「分かったか?」
「ッ・・・ッッ」
「ああ、口も開けないほどの硬直か・・・これは考えて使わないといけないな・・・それにしても7つの大罪と呼ばれる悪魔までこの状態にできるのかよ・・・後で自分調べてみるか・・・」
(とは言っても硬直状態がいつまで続くか分からないし、こっちにゆうえきな攻撃手段がないからな・・・透明化の時はよく教えてくれる思考ちゃんが一発でも攻撃を当てればいいって言ってたしな・・・説得してみるか?いや・・・危険だが・・・まあやってみよう。これでだめだったらおしまいだ)
「あのな、レヴィアタン。別に契約で縛ろうとかHなことしようとかそんなんじゃないぞ?一緒に戦ってくれる人?を探してるだけだ。見ての通り強さは見せた。このまま行っても俺が負けるだろう。だからだ。だから契約してくれないか?」
「・・・」
そう言うと幼女は考えている素振りを見せる
「ねぇ・・・ねぇ!」
「ん?」
「一緒に戦いたいだけなの?ほんと?」
「本当だ」
「本当の本当?」
「本当の本当だ」
「奴隷見たいに使わない?」
「ああ、奴隷が居たって人?として扱うぞ」
「・・・しよ」
「ん?」
「契約しよ」
「・・・自分で言っておいてなんだが、いいのか?」
「だって、一緒に戦いたいだけなんでしょう?」
と幼女は笑顔で聞いてきた
「ああ、その通りだが。見ての通り強さはあんまりない。今の所はな」
「今の所は・・・でしょ?」
「ああ、それで契約ってどうするんだ?セロス」
いつの間にか結界が消えていた、近くで見学していたセロスに彼は聞く
「悪魔との契約は2つあるわ。1つは対価を用意してそれを捧げる。だけれどもそれには期間があるわ。一緒に居たいならもう1つのほうね。・・・それでもう1つのほうなんだけれども。キスすればおkよ」
「キス?キスってちゅー?」
「ええ、そうよ?」
「まじで?こんな幼女とキスってやばくないか?色々と」
「え?ナニ?貴方、ロリコ〇なの?」
「い、いや、ちちち違うぞ?」
(やべぇ・・・ばれるところだった・・・あ・・・)
(マスター・・・心の声がだだ漏れですよ。しかも相手は創造主、心くらい見えますよ。覚ですよ)
「はぁ・・・まあいいわ、さっさと契約しちゃいなさい。そこの悪魔っ子ちゃんが待ってるわよ。赤い顔して」
と、幼女を見てみると顔をうつむきながら頭からシュ~と湯気が出ていた
(しゃあねえ・・・キス如きで悩んでても仕方ねえよな・・・)
(マスター!私にもキスをご要望します!)
(無理だろっての・・・)
「それで幼女・・・ん?」
「・・・メルって呼んで」
「分かった。メル、キスするがいいk」
と彼は聞く前にメルが来て口にキスをした
「ん・・・」
「ぷはぁ・・・」
「これで契約成功ね、よかったわね」
どこかセロスは機嫌が悪い
「ああ・・・」
「よろしくね。お兄ちゃん!えへへ」
「・・・まあ、よろしくな」
と頭に手をやり撫でる
(髪がさらさらで気持ちいいな~)
と思っていると
(マスター?)
思考ちゃんも少し機嫌が悪いようだ
髪を撫でられているメイは幸せそうだ。
「それで。結構時間かかったけど転生するのよね?」
「あ・・・も、もちろんだ」
「忘れていたわね・・・」
「忘れていないぞ」
「とりあえず、装備は一緒に送ってあげるから・・・イってらっしゃ~い」
「え?ちょおま・・・うわぁ~」
堕ちていく・・・と彼は思った。メルを抱きながら。
メルの容姿は青ロングでつまらなさそうな目をしていますが。戦いになると笑います。きっと彼女も戦闘狂なのでしょうね。
作者も戦闘狂です