トラウマ
男は笑うなり、いきなりそれの先の部分を優しくなでてきた。
その瞬間、もどかしい感触がかけめぐる。
「っ離せぇ!!金ならいくらでもやるから!!・・・ぁ、・・・んぅ・・・」
男が俺のソレをゆっくりともみ始めた。
俺は声が出ないように必死で唇をかみ締める。
「金はいらないよ。欲しいのは証なんだ。」
男は笑う。
「君、名前はなんて言うの?」
「誰が言うか!」
「ふぅ~ん?」
男は冷たい目をした。
容赦のないまなざし。
言葉がつまる。
「・・・あ、やっぱりお金は無理。うち貧乏なんで・・・」
「バカにしてるのか?」
男が俺のタマをつついた。
正直ちょっと痛い。
「君の家に金がないかあるかは関係ない。それにこれも今夜で終わる。俺は新しい人を探すからな」
「は?」
男はそういうと、俺のそれを口にくわえた。
・・・人の口とは何とも複雑な構造か・・。
もどかしい。予想外の部分からの刺激に俺は精一杯たえた。
声はあまり出していない方だ。
・・・なんで・・・・・・・男に・・・っ!!!!!
ただ、痛い思いが心を蝕むだけだ。
今まで、女性一人として相手になったことはないというのに、何故男に?
俺は顔をしかめつつ、声を出さないように頑張った。実際出さなかった。
『んぁ・・痛い・・・・・・ゃ、ぁあ・・・・・・』
『痛いのはつき物だ。ほら、もっと動かせ』
『ぃや・・・ああぁぁあああっ!・・・それ以上は・・・・・・・』
『ダメだ。』
『力抜け。痛くなるぞ?』
隣からは相変わらず声が耐えない。
薄く目を開けてみれば、幸平が足を大きく開かれ何かを注入されているところらしい。
そして、それが注入されるたびに、尿のようなものが出てきている。
それ+幸平のそれを一人がもんでいる。
俺は一人だから声があまり出ないけど、4人ということはそうとうしんどいのだろう。
もうこんなの嫌だ・・・
「あんまり声、出ないんだね」
すぐ耳元で若い男の声がした。
びっくりする。
「じゃぁ、彼にしごいてもらおうか」
男は、隣にいる男たちに声をかけた。
その瞬間、俺のいたベットと幸平のベットがローラーで転がされ、くっつく。
・・・いったい何をしようというのだ・・・
俺と幸平は腕の鎖をほどかれた。
「・・・幸平、大丈夫?」
起き上がった俺は幸平を助け起こす。
「・・・・・・」
彼は無言だった。
当然だろう。俺だって少し気まずいのだから。
「・・・なめろ」
若い男が一言いった。
当然意味を理解するころは難しい。
動かない俺たち。
それを見て、若い男の部下らしき一人の男が幸平の頭を掴んだ。
「なめろ」
そして、それを俺の股間にもってくる。
「「は?」」
男たちは多少たちあがった俺のそれを幸平に無理やり持たせた。
「なめなきゃおしおきするぞ?」
「・・・・・・」
男たちの声に幸平は少し怯えたように震える。
そんな友を見て、俺は決しの覚悟で言った。
「・・・俺、いやだ・・・・・・でも、幸平は十分大変だったから・・・・・・・・・・・」
いつまでも動かない幸平の腰を持ち上げ、男たちは彼の穴にすぽいとのようなものを差し込んだ。
「早くしろ!さもなくば、また入れるぞ?」
その瞬間、幸平は悔しそうな顔でそれを口にくわえた。
「・・・・っぅ・・・・・・」
俺はそれでも声を我慢する。
絶対に出すものか。
そのとき、俺の中で何かが砕ける音がした。
友情、男、将来、彼女、人生・・
全てがもうメチャクチャに思えてきた。
そのとたん今まで絶望一色だった頭が急にさえてくる。
そして俺は・・・強引に幸平の口から取り出すと同時に、男たちになぐりかかった