表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラウマ  作者: ユア
1/21

出来事

 東京。

 都会。

 車。

 人。


 オレはこの中を友人の幸平と二人で並んで歩いていた。

 いつもの町。いつもの日常。


 しかし、危険の無い風景にみえたはずの世界のすぐそこに危険が迫っていた。


 「いやー、今日も学校疲れたよなぁ~?」

 幸平が笑う。

 つられてオレも苦笑い。

 「そうだね。宿題とかたくさんあるし!もう最悪だぁ!!」

 「ハハハ、そういえばお前理科と数学苦手だったもんな」

 のんきに笑う親友、幸平は中学校からの付き合いだ。


 「なぁ、幸平!一緒に宿題やろうぜ!!教えろよ!!」

 拳を握るオレに幸平はいつもの陽気な笑みで苦笑いを浮かべた。

 「そんなことしてたら、いつまでたっても頭よくならねぇーぞ?」


 いつもどうりの日常。

 しかし、危険が近づいてくる。

 一歩二歩三歩と。気づいているものは遠ざかる。


 「おい、お前等二人・・・ちょっと来いや。」

 いきなりオレの耳元で男の声がした。

 「っ!?」


 振り返ると同時に腕を思いっきりひっぱられ、ある店に連れて行かれる。

 「っ離せ!!離せぇ!!!」

 腕をほどこうとすれば、目の前にいる男が振り向いた。

 まだ若い20代前半だろうか。

 気が付くと、幸平も数人の男に手によってつれてこられていた。

 髪を引っ張られている。


 「っ幸平!!だいじょう―」

 ふか、を言う前に店の中にカラオケ店のようにある個室の一つに入れられた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ