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第5話 無理をした代償

そこからすぐに時間は経ちこの日常にも慣れた頃


突然白狐が来なくなった


「ゆりー?ほんとに何も知らないの?」


この質問も今日で1週間聞かされている


「んー特には何も聞いてないんだよね、一応家は知ってるし帰りに行ってみる」


その日の放課後ゆりはあの神社へ向かう


そこには衰弱した白狐がいた


「どうしたの!?」


「おぉ、お主か、実は少々無理をし過ぎたようでな、我、もうすぐ死ぬんじゃよ」


「は!?」


どうやら神様パワーで色々こねくり回したせいで代償として生命力が失われていたらしい


「なんでそこまでして!」


「どっちにしろもう時期寿命だったんじゃよ、だけど死ぬ前に、我も面白いことをしたくての、それで少し無理をし過ぎたようなのじゃ」


「そうなんだ、でも、白狐が死んだらクラスのみんなは…」


「そうじゃな、普通なら知れ渡り騒ぎになるだろう、だけど我は残りの力を使ってこねくり回した記憶を元に戻す予定じゃ、我が死んだらお主の記憶からもわしは消えるじゃろう、最後に楽しいことができたさぁお主はさっさと帰れ!最後はここで静かに逝く…」


ゆりは白狐の意思を汲みそのまま帰宅した


そしてその夜白狐は息を引き取った

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