表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

事故物件

月島には大島てるで有名なマンションがある。

あまりに不幸が続くのでマンション名を変えたほどである。

女子高生殺人事件で一部地元で有名になってしまった

青海高校のオカルト倶楽部に調査依頼が月子さん経由で舞い込んだ。

「断ったのよ。でも、祈とうしても霊媒師に見て貰っても事件が起こる不思議なマンションだから…

オーナーさんが月島商店会長に泣きついたみたいよ。」月子さんが困った顔をしてる。

芯はある女性なんだが、とにかく押しに弱い風情がある。

「止めてよ!本当に前回夏希危なかったんだ!

もう夏希が危ない目に遭うのイヤなんだ!」楊世が

ガッチリ夏希をガードする。

夏希の心臓はバクバクする。

『やめてくれ!バックバグとか!身がもたない!』

晴海トリトンで犯人に突き飛ばされたのを楊世に助けられてから

夏希はおかしな精神状態に突入してる。

楊世の耳元ASMRに腰がくだけそうになるのだ。

バックバグしたまま月子さんと言い合いをしている楊世。

言葉の間の息継ぎや男性特有のムスクみたいな匂いとか…なんか…ツライ。

「お前はどうなんだ?夏希?」耕三がテレビ前でビールを飲みながら夏希に聞く。

他の人なら速攻断るが、とにかく耕三は月子さんには弱い!

月子さんが商店会の現在書記でもあるので、断ると居心地が悪い事も心配してる。

夏希は今ドーパミンで身体が溶けそうな快楽地獄と戦っている。『そんなことはどうでも良い!

早く解放してくれ!』

「どうせオートロックがない事故物件はすでに踏破したから、オートロック有りの事故物件見せて貰えるなら見たいよ。」と目をつぶったまま答える。

「バカ!何言ってるんだ!絶対ダメ!」楊世が遠慮なくバックハグからスリーパーホールド(首絞め技)してくる。

他の人なら怒って解くかビンタだが、楊世だとこれも良い気がする。

友達のBL本で読んだ時は、これの何が良いんだ?と思ったが…

「楊世!夏希ちゃんが!」月子さんが楊世の腕をほどいた。

「夏希!おい、夏希!」耕三にビンタされて目覚めた。

しばらく気絶してたみたいだ。

なんだか幸せだったような…

「はあ、ビックリさせんな!

お前が決めろ。でも絶対楊世君と一緒だぞ!

1人でフラフラするんじゃないぞ!分かったな?」

父が怒りながらウインクした。

スリーパーホールド掛けられた時、一瞬父と目が合ったのは覚えてる。

「チッ、だからデカは嫌なんだ。」夏希は呟く。


楊世は反対に謝り倒す。

「大丈夫?ごめんな!気持ち悪くない?」

すごく心配してくれてる。

「それより初めてだよね。

月子さんと楊世が言い争ってるの初めて見たよ!」

気付いてなかったのか?楊世がビックリする。

「確かに…まだ3カ月だから、これが初めてだ!」

顔を赤らめる。

「本当に父や祖母から聞いてた人物像と全く違うから。

頑固だしすぐ安請け合いするし!

気が良いを通り越してマヌケなんだよ〜」と何かまだブツブツ言ってる。

2人共良く似てる。押しに弱いようで我が強くて自分を貫く所とか。

カッカしてるようで父娘ゲンカしてても二人共冷静だったりする耕三と夏希とは正反対だ。

犯人に襲われた時もまだ夏希は自分達で犯人を追い詰める気だったが、

楊世が有無を言わせず3人連れて月島署にスタスタと行ってしまった。

夏希の手をしっかり握って「でも自分達で」と言う夏希をガン無視してグイグイと引っ張って行った。

なんか、あそこから夏希には綺麗なお姫様みたいなイメージだった楊世が、

男性で異性なんだと意識した気がする。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ