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あの夏、君と出会うまで  作者: 納言者
2/2

2021年 8月




太陽の光がこれでもかと差し込み、

蒸し蒸しとした教室




ミーンミーンミーン



セミ、うっさいなぁ。





絢「......てる?」




ミーンミーンミーン





...涼太、いまなにしてるかな





絢「ねえってば!なつ!聞いてる!?」




「...んぇ、?あぁごめんなに!」



絢「はぁ、どーせまたりょ...


「あっー!!だまーれー!うるさーい!」



いじわるに大きな声を出そうとする

絢芽の口を慌てて両手でふさいだ。



絢「んんんん!!...ちょっとリップ取れるって!

てかあんたわかりやすすぎ。

もっとマシにできないもんかねぇ、、」



「だって、、こんな事絢芽にしか言ってないんだよ」



絢「ごめんごめん、ほら夏の反応って可愛いじゃん笑」



爽やかに笑ってきやがった絢芽は、嫌なほど端正で綺麗な顔立ちをしている。

サラサラとしたショートヘアが特徴的だ。


絢「でさ、本題。今年のバーベキューを兼ねたキャンプ、いつにしますか!」


「あ、そうだった」



先週、川で6人で花火をしていた時

突然お調子ものの雄大が



雄「今年は〜、、BBQぇーんどキャンプしますか!!」



と言い出していた。



咲「ぇー虫がなー」



どっちかでいいじゃん、と私が言おうとした時


涼「いいじゃん、やろうよ。あ、」



私と2人で線香花火対決をしていた涼太が賛成した


そしてその瞬間

私が持っていた方の線香花火の火がぽたっと落ちた



涼「おれのかちー笑」




ニコッとえくぼをつくり無邪気に笑う涼太の顔に

心臓がずきっとして、バクバク音を立てた。



「....私も、キャンプいいと思う」

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