世界の異変
もう一人の主人公「異世界帰りの勇者」回
―――――アメリカ合衆国―――――
「What is this! ?」
「Report this to HQ! !」
アメリカ、地方の田舎に現れた見知らぬ風景が広がっていた・・・・・。
本来ならそこにはない巨大な鉱山と巨大なトカゲの姿・・・。
そこにいた近隣の住民たちは避難をしていた、一番に発見した現職の警察官と通りかかった老人の犠牲によって・・・。
これによりアメリカは軍を派遣して厳戒・緊急事態宣言を発した。
―――――ドイツ―――――
「Premierminister! Die Entsendung der Armee ist fertig!」
「Wirklich! Seien Sie bei jeder Armee in höchster Alarmbereitschaft und sagen Sie ihnen, dass sie aufhören sollen zu schießen, wenn sie sich einmischen! !」
「Verstanden!」
将軍は首相の部屋を出て、持ち場へと向かった!
(Was zur Hölle ist los...! ?)
―――――ロシア―――――
「Стрелять! !」
ロシアは軍を派遣し、一つ目の巨人との戦闘に入っていた。
「Не ослабляйте свои атаки! !
Не дайте им возможности атаковать! !」
「Стреляй, стреляй! ! !」
戦車砲弾と機関砲の猛攻によって巨人は倒れた・・・。
「Главное управление!
Это армейский авангард, мы успешно покорили Циклопа! !」
軍は歓声を上げた!
その歓声は近隣の避難した住民たちに届き、彼らも歓喜した・・・。
目の前の不思議な洞窟の奥にも、その声は響き渡っていた・・・。
―――――?????―――――
この大騒動は世界各国に知れ渡り、世界各国に厳戒令・緊急事態宣言が発せられた。
しかし、この騒ぎの前日にいち早く気づいた一人の若者がいた・・・!!
「そんな・・・なんで「ダンジョン」がっ!?」
若者の名前は朝永松逸。
何を隠そう、彼は異世界帰りの勇者である。
彼が通学途中に「異世界召喚」され、その異世界の勇者となった。
文化・言語・思想の行き違いに四苦八苦するも、慣れるようになった。
彼は異世界の冒険を経て、大魔王を倒し
そして異世界の平和をもたらしたことで勇者という称号を得たのだ。
そして、彼は役目を終えたかのように異世界から現実世界へと帰って平穏な日々を過ごすはずだった・・・・。
「とにかく調べるか、その後のことは早急に!」
朝永は速やかにダンジョンに入った!
ダンジョン捜索を始めた朝永、そこには自身が見慣れた魔物と光景があった。
(間違いない・・・!!
このダンジョンは僕が異世界で冒険したダンジョンの一つだっ!!)
朝永は鉄パイプを片手に持ち、魔物たちと戦い始めたっ!!
「〜〜〜っ!!」
「久しぶりだね?
でも悪いけど倒させてもらうよ!!!」
朝永は速やかに各階層の魔物たちを倒し、最下層・・・もといボスモンスターの間までかけ走った朝永はそのボスの元へと到達した!
「تۆ ئاساناگییت! ?」
「ببورن بۆ کوشتنت!」
そう言った瞬間、ボスモンスターは頭部と胴部全体に鉄パイプの連続の突きと打撃に見舞われる!
「ئای من...! !
پاڵەوان ئاساناگی! !」
ボスモンスターはそう言って消滅した・・・・・。
(・・・どうして、異世界のダンジョンと魔物が現実の世界に・・・!?)
そして、ボスモンスターを倒したかためか「鉱石」と「硬貨」が落ちていた・・・!
(うわぁ・・・・なつかしいなぁ・・・!
ええっと、「銀貨」5枚と・・・)
・・・・・うげぇっ!?ミスリルっ!?
マズイって!?
現実の世界にこんな!?
とにかく回収しないとっ!?
朝永は急いで「アイテムボックス」を出して数個のミスリルを回収したっ!!
(驚いたなぁ・・・!
こんなものがもし現実世界に出回ってしまったら、大変なことに・・・!!!!)
そう言い、朝永はダンジョンの各層フロアを駆け回った。
魔物たちの殲滅と宝箱の回収を済ませてダンジョンを出た。
だが、世界各国にダンジョンが現れた
その出来事は世界中の人々に知れ渡ることになった・・・・・・。
内容短く薄い感じになってしまった・・・・・・。
主人公のスキル紹介は相当時間かかりそう・・・。