始まりの前触れ
連載作品を挑戦します。
ゆっくり頑張りますので、よろしくお願いします。
―――――20XX年―――――
みなさんは「異世界もの」は憧れていますか?
俺は正直引いている・・・・・・。
よく事故だったり、病気で亡くなって転生するっていうじゃないですか?
そんな話はむしろ死んだ方がマシでした。
―――――学園・放課後―――――
「おーいヤマト!」
「んっ?」
俺の名は倭凛太郎、高校2年の男子生徒。
んで、さっき話しかけてきたのは宮本真太郎っていう悪友だ。
「進路の件さ、決まったか?」
「ん?」
進路の話は学生たちが通る話だ、まあ俺は適当に答えている
ただそれだけだ。
「まあ、ぼちぼちやっていこうや?
無理に決める必要はないからな?」
「ぼちぼちねぇ、適当に言ったけど
適当に生活しとこうって感じだな?」
他の同期や先輩は決まっているが、俺にとってはどうでもよかった・・・・。
「じゃあな、また明日・・・」
「おう!ぼちぼちなっ!」
これが、俺自身の最後の日常だった・・・・・・。
―――――商店街・公園―――――
いつもと変わらない日常、そんな当たり前が続く日常に分岐点という事件が起きました・・・・・。
「・・・・・」
いつもの帰り道、夕晩飯を買っていつもの公園へと通って抜けようとしたその時だった・・・。
公園に入って裏口に出ようとしたその途中、道端に角を生えた青肌の老人が倒れていましたた・・・・・。
「もしもし!?大丈夫ですか!?」
「・・・・??」
よかった、意識はあるみたいだ!
急いで119連絡を・・・!
「مرۆڤ... چی دەکەیت؟」
「・・・えっ?」
なんだ今のっ!?
今のこのお爺さんからかっ!?
「هیچ سوودێکی نییە، ئیتر ناتوانم یارمەتیت بدەم...」
「あの?なんて???」
突然、老人は胸と口元を抑えた!
そして吐血した!!!!
「っ!!?」
「حەیفە، هەڵهاتن بۆ دونیایەکی تر و بمری...!」
「いや、なんて言ってるんだ!?」
「من,پاڵەوانی جیهانێکی ترمێه...」
「っ!?」
その時の老人の形相はけたたましく悍ましく、そして執念を露わにしていた・・・・!
「・・・ئایا لای تۆ باشە؟」
「・・・えっ?」
「ئەی منداڵی کەسێکی نەناسراو دەسەڵاتی خۆمت پێ دەدەم...!
دوای ئەوە، ئەوە پەیوەستە بە تۆوە...! ! ! !」
「なっ何を!?」
老人はヤマトの腕を鷲掴んだ!!
「っ!?」
「هێزی ئەفسوناوی و حیکمەت و هەموو تواناکانم بدە بەم کەسە! ! ! ! !」
老人は身体から腕に伝ってヤマトの身体に不思議なチカラが入ってくるのを感じたっ!!
「あがああぁぁぁアアアアアアァァァァァっ!!?」
「ئەو دەسەڵاتە ئازادی حوکمڕانی یان لەناوبردنی دونیایە...!
منداڵێک کە ناوی تەنانەت نازانم...!」
老人は全ての力を無くしたかのように衣服と血と身体は灰となって死んでしまった・・・!
(なっなんだったんだよ、今のは・・・・!?)
何が起こったのか、自身の身に起きたこと
当の自分自身は知る由もなかった・・・・。
―――――?????―――――
見知らぬ光景、大地
そして城と街並み。
「پاشای جنۆکەی گەورە! ?」
「ڕاستە، هەڵات بۆ دونیایەکی تر، بەڵام مرد...!」
「باوەڕم بەوە نییە···!!!!
بە قارەمانێکی قێزەون شکستم هێنا...! ! !」
中世末期近代初期の城に似た城、そしてその大広間にはダークエルフとオーガ、そして魔人の人たちがいた。
「نیگەران مەبە!
ئەگەر پاشای جنۆکەی گەورەش بمرێت، ڕۆح و دەسەڵاتی لەناو دەفرێکی نوێدایە!
ئەمەش هەروەهاجیهانێکی جیاواز دوای هەڵهاتنئەوە ڕاستە! !」
「چیت وت! ?
ئەوە...! ?」
「بە هیچ شێوەیەک، ئەو جیهانەی ترجێنشینی پاشای جنۆکەی گەورەبریتیە لە!」
三人は大広間を出て、巨大な建物・・・・大聖堂に足を運んだ!
「ۆک وەزیران و ژەنەراڵ و شاژن!」
「قەشە سەرەکییەکە،نموونە پلان و سیحرئایا دەکرێت درک پێ بکرێت ?」
「بەڵێ دەکرێت بەڵام...کێشەیەکی کەمهەیە」
「چی?」
「سەرۆک وەزیراندەچێتە لای ئەو کەسەی کە بووەتە پاشای جنۆکەیەکی گەورە لە جیهانێکی تردابۆیە?」
「ڕاستە، زۆر کار بکە بۆ گەڕاندنەوەی ئیمپراتۆریەت و ڕوخاندنی پاڵەوانەکە بە زووترین کات...! !」
「نەگونجاو」
その発言によって、その場の空気がガラリと変わった・・・!
「ئەوە چیە...! ?」
「لە ڕابردوودا پاشای جنۆکەی گەورە لە شەڕێکدا لەگەڵ پاڵەوانێکدا شکستی هێنا و بە دوا هێزی خۆی توانی خۆی هەڵبێت بۆ جیهانێکی جیاواز...」
「····بەڵام?」
「ئەم تەکنیکەئەو جیهانەی ئێمە تێیدا دەژین و ئەو جیهانەی تر کە پاشای جنۆکەی گەورە لێی هەڵهات، یەکدەگرنەوە.بریتیە لە.
ئەمە برتیە لەماددە و جەوهەری سیحراوی جیهانەکانی یەکتر پێکەوە دەتوێنەوە.جیهانێکی ئاژاوەگێڕانە دەبێت!」
「...!」
―――――倭凛太郎宅・自室―――――
あの青肌の角を生えた老人の件、明日話そうか考えていた。
突然腕掴んでなんか変なことをされた上に灰となって死んでしまった・・・・。
誰が信じるのだろうか、こんな話を。
「変なおじさんが瀕死の最中に俺の腕を鷲掴んで俺の身体中変な感覚が走りました」なんて誰が聞き入れて信じるのか?
無理に決まっている、一蹴されるのと警察に言っても「はぁ?」と「証拠不十分」の二つだ。
(考えても無駄か、明日忘れて過ごそう・・・)
そうして俺は就寝して、今日のことを終わったことにしよう・・・・・・。
しかし、この時から世界は大きな異変に巻き込まれていたなんて思いもしなかった。
異世界の言葉、敢えてわかりづらいものにしました。
だって「現実世界じゃない」のになんで同じ言葉を?
「異世界の言葉」をイメージしてみましたが、読めれるか?