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狼の詩
二〇××年八月二六日
湖に沈んでいって
奥底に夜が見える
夜は彼の色
彼は夜、だから僕も夜なのだと
では、夜とは?
それは昼ではないということ
朝でも、夕でもないということ
夜は朝を呼び寄せる
終わらない夜は、ない
終わらない夜は
息があるうちに
深い夜の奥に火を灯そう
牙を研ぐために
爪を研ぐために
祈りととともに
いつか不思議な朝を迎えよう
いまを壊さぬように
夢を壊さぬように
夜は朝を呼び寄せる
終わらない夜は、ない
終わらない夜は
二〇××年八月二六日
湖に沈んでいって
奥底に夜が見える
夜は彼の色
彼は夜、だから僕も夜なのだと
では、夜とは?
それは昼ではないということ
朝でも、夕でもないということ
夜は朝を呼び寄せる
終わらない夜は、ない
終わらない夜は
息があるうちに
深い夜の奥に火を灯そう
牙を研ぐために
爪を研ぐために
祈りととともに
いつか不思議な朝を迎えよう
いまを壊さぬように
夢を壊さぬように
夜は朝を呼び寄せる
終わらない夜は、ない
終わらない夜は
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