表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/82

第15話 揺るがない想い

 さすがにもう、彼の眼球に備わった、全自動急速お嬢様回避機能は停止しているようだ。

「うわー、すごぉい。コックピットが丸裸になっちゃっていますのね。こちらに来る直前にされていたのとは、違う作業なので?」

 ブルーハルトに見せていたうっとりした瞳は、どこかへ置いて来たようだ。子供のような興味津々の眼差しで、メンテ中のコックピットを見渡すクレアだった。

「朝は、デイリーなメンテだけやったんですけど、時間があったんで、イヤリーなのもやっといたんです。」

 ユーシンは、何か気まずい思いで答えたが、クレアは屈託がない。

「そうなのですね。シャトルには何度も乗っていますけど、このような景色は初めてですわ。この金属の壁の向こうに、こんなに色んな機械が入っているなんて、思っても見たことがありませんでした。」

と言いながらクレアは、グイッとユーシンとの距離を詰めて来る。

「そうですか、ハハ。」

 そう言ったユーシンは、至近距離に迫られた事に気恥ずかしさを感じ、ハッチの一つに隠れるように顔を突っ込み、メンテ作業を続けた。と言っても、もう、やる事はあまり残っていなかったが。

「こちらのハッチの中、見てもよろしくて?」

 背後から声が届く。

「どうぞ。」

と、短く答える。よそよそしく思える自分が苛立たしい。ブルーハルトとの仲を見せつけられて、いじけているだなんて思われたくはないが、どう振る舞って良いか分からない。

「うわー、こうなっていますのね。不思議な形の物が沢山。」

 くぐもった声が話して来る。クレアの顔が、どれかのハッチの中に入り込んだのだと分かり、なぜか安心してユーシンは、穴倉から這出して来た。顔をハッチに突っ込んでいて、こちらが見えない状態のクレアの方を、ユーシンは振り返った。と、ユーシンは唖然となる。

(なんて滑らかな曲線だ。)

 そう思えたのも呼吸一回分くらいで、相当深く前にかがんでハッチに顔を突っ込んでいるおかげで、もはや、滑らかな曲線どころではなかった。もうそれは、ユーシン目がけて飛び出して来ようとしているかのように、ドカンッ、と突き出されている。タイトスカートの布地が、びりりと裂ける一寸手前、耐久力も限界ぎりぎりの圧力で引っ張られ、伸びきっている。

 余りにも無防備な状態だ。顔どころか両手もハッチの中ではないか。

(もし俺が変な気を起こせば、何でも出来てしまうのではないか?こんなにも無防備になれるものなのか?)

 そんな想いから悶絶寸前のユーシンは、なぜか急に、「変態商人」ラクサスに触られた時の、クレアの表情を思い出した。

(触られて、あんな顔になるものを、こんなにも無防備に突き出しているなんて。顔がハッチに深々と突き刺さっているから、どれだけ至近距離から凝視し続けても、気付かれる心配も無い状態だぞ。さっきまでは、雲の上に思えた人なのに。)

 背徳感のような気分も覚えてはいるのだが、どれだけ見てもバレ無い状態のモノを、見ずに済ませる精神力などあるはずも無く、操縦席にどっかりと腰を落ち着けた彼の視線は、そこに釘付けになっていた。

 腕組みをしたユーシンは、大きく開いた足の間に胴をはめ込む勢いで前のめりになり、首を左右交互に傾け、角度を変えて、“それ”の立体的造形を、細部に至るまで克明に鑑賞した。

「私が見ても、何もわかりませんわ。」

と言ったクレアが、前触れも無く、ハッチから顔を引き抜くそぶりを見せたのでユーシンは、首がグキッと異音を出すほどに急激に、反対方向に顔を向けた。視線の先には壁しかない。

「こんなものをメンテ出来るなんて、羨ましいですわ。・・その壁を見て、何が分かるのです?」

「え?あ・・、えっと。・・強度を確かめて・・」

と言いながら、壁を指でコツコツ叩いて見せた。側壁の強度確認なんていうメンテナンス項目は無い。

「ああっ!こんな所にも機械が隠れているのですね。」

と言ったクレアは、天井部分のハッチを指差した。

「え、ええ。センサー制御関係の機器ですね、そこは。」

「へえぇえー」

と、大げさな程感心して見せるクレアは、「ここも見てよろしくて。」

と言うが早いか、ユーシンの座るシートのすぐ前の床に両足を置き、背伸びをして天井のハッチに首を突っ込んだ。滑らかな曲線は、俄然ユーシンの顔との距離を詰め、角度を変えて眺めようとするクレアの頭の動きの反動で、軽妙にスィングした。

(こ、これは!ここまで来たら、さすがに、もう、触ったってイイんじゃないか?)

 余りにもの急接近に衝撃を受け、感覚を麻痺させられたユーシンは、突き上げる衝動に押し流されそうになりつつ、必死の抵抗を展開した。

(こんなにも滑らかな曲線を、こんなにも急接近させておいて、それでもなお触ったらダメなんて、そんなにも無体な話があるのか?)

 (バカモノ!状況がどうでも、そんな事していいわけあるか!)

(しかし、お嬢様の滑らかな曲線は今、俺の鼻の先3cmの所を、右往左往しているんだぞ!)

 (ダメなものはダメなんだ!触るなんてのは暴挙だ。絶対に許されない!)

(しかし、しかし、お嬢様の滑らかな曲線は今、俺の鼻の先3cmの所を、右往左往しているんだぞ!)

 (だから何なのだ。どんな距離でも、神聖なるそれを、穢れた手で触るなど、大罪だ!)

(しかし、しかし、しかし、お嬢様の滑らかな曲線は今、俺の鼻の先3cmの所を、右往左往しているんだぞ!)

 (ダメだって言ってるだろ!距離の問題じゃない!これは触らない試練なのだ!)

(しかし、しかし、しかし、しかし、お嬢様の滑らかな曲線は今、俺の鼻の先3cmの所を、右往左往しているんだぞ!)

 (ダメだぁぁぁぁ!)

「はい?何かおっしゃいました?」

と言ってクレアは、天井のハッチからひょっこりと顔を出した。

 安心と残念の入り乱れた溜息をついて、ユーシンは答えた。

「い、いえ、何も。」

「有難うございます、ユーシンさん。いい勉強になりました。」

 ユーシンの心境を知ってか知らずか、屈託なく言ってぺこりと頭を下げるクレア。

(こちらこそ、御馳走様でした。)

とは、ユーシンは言わなかった。

「本当に、色々な機械が詰まっているのですね、シャトルというのは。」

 そう言った後、「うーん」と軽く伸びをして見せたクレアは、

「私少し、足が疲れてしまいましたわ。やはり惑星の重力というのは、少し違うのかしらね?どこかに座れないかしら。」

 言われて初めてユーシンは、クレアの座る場所が無い事に気付く。来る時にクレアが座っていたシートは、床にあるハッチを開ける為に折りたたまれている。ハッチを閉じるまでは引き出せない。あちこちのハッチが開いているせいで、床にしゃがむ隙間も無い。

「あ、ああ。申し訳ありません、お嬢様。すぐにメンテを終わります。・・というか、このシートに座って下さい。俺、すぐに退きますから。」

 そう言ってシートから立ち上がろうとしたユーシンの頭の中には、結局触らずじまいで終わったことを惜しむ気持ちが渦を巻いていた。

「そんな、ユーシンさんがお立にならなくても。ユーシンさんもお疲れの御様子ですわよ。」

 ユーシンがげっそりしているのは、疲労のせいでは、ないのだが。

(やっぱり、少しくらいは良かったんじゃ・・)

 悔恨の思いを拭い切れないまま、席を立つ為の体重移動を始めたユーシン。だが、クレアは、

「いいえ。私、ここで結構ですわ。」

と言うが早いか、シートに座っているユーシンの脚の上に、ズドンッ、と腰を落としたのだった。

「いいいイイイEーっ !!?!!?!」

 ユーシンの悔恨は帳消しになった。思いもよらない形で、本懐は遂げられた。

(お嬢様、御乱心!!)

と、慌てふためき、内心でわめき散らしたユーシンだったが、クレアは何食わぬ調子で、変わらぬ笑顔で、

「重力は疲れましたけど、惑星の上は良いものでしたね。何と言っても、青空がきれいでした。」

などと、ごく自然に会話を始める気配だ。

 一方のユーシンは、会話どころでは無い。言葉は一つも頭に届いて来ない。全ての神経は脚の上の感覚に集中されている。柔らかくて弾力のある二つの丸い膨らみは、生温かい体温を武器に、グイと喰い込むような、はたまた、ホンワカと包み込むような衝撃を加えて来る。ユーシンの太腿の筋肉をかき分け、骨にまで達し、その中にすら浸透して骨髄を摩擦しつつも、一方では、大腿筋全体を包み込み、筋原線維の一本一本にまで体温を分け与えようとするかのようだ。

 脚の上のクレアは、そんな事を気に留める様子も無く、会議場の装飾の状況などを、身振り手振りを加えて楽し気に話すのだが、手や首が動くたびに、恐ろしいまでの快感を伴ったバイブレーションが、ユーシンの太腿の骨髄細胞一つ一つと筋原線維の一本一本までをも、もみほぐして来た。その骨髄や筋原線維の奥深くに隠れ潜んでいた、羞恥のような、背徳のような、感謝のような、慚愧(ざんき)のような、もしくは狂喜のような、そんなものどもが、縦に横にと容赦なく揺さぶられ、存在を暴き出される。それも、2か所で同時に。2か所である事が、この時ユーシンには、決定的に重大な事に思えていた。

 ユーシンが、口だけでオートマチックな返事をするような会話が、しばらく続いたが、

「あら、ごめんなさい。私がこうしていては、メンテが終わりませんのね。」

と、今更のように言い、クレアは立ち上がった。

 混乱の極みに達した頭で、ユーシンは残りのメンテ作業を終えた。1分とかからずに。

 シャトルが発進して、強力な加速が襲って来た。その間クレアは無言だった。往路でも、操縦の邪魔をしない為か、強い重力に耐えていたためか、その間はほぼ無言だったので、ユーシンには気になる無言では無かった。

 沈黙が続く中、前方を睨み続けるユーシンは、太腿にジンジンと残る感触に心を奪われていた。しばらくその感触は、消えそうにも無い。クレアの滑らかな曲線が置き忘れて行った何かが、ずっとユーシンの太腿の中に留まり続け、踊り狂っているかのようだった。

 ユーシンは、ラクサスに触られた時のクレアの顔を思い浮かべ、継いで、ブルーハルトの小指が触れているかどうかの時のクレアの顔を思い浮かべた。ラクサスの時の羞恥と困惑、ブルーハルトの時のうっとり、そして、彼の脚に自ら乗せてきた時の、何食わぬ感じ。何がこの差を生むのだろう。同じ部分への、同じ性別の者の接触であるのに、どうしてなのだろう。何なのだろう。どういう事なのだろう。

 脚のジンジンを感じ続けながらユーシンは、大いなる謎の中を彷徨っていた。

(お尻って、何だろう??)

 彼に構わず、電磁カタパルトによる強加速は終了した。ビームによる加速は続くのだが。

 往路と同じく、ここからは得にする事も無い時間なので、楽しいおしゃべりの時間の始まりだと意気込み、ユーシンは、クレアの方に視線を移した。話したい事が喉の所まで来ていたのだが、言葉に化ける直前にして、ドタキャンを余儀なくされた。

 クレアは眠っていた。背中側が「下」になっているので、顔は無理なく、正面に向けられている。前髪などに邪魔されず、存分に寝顔を見られる状態だった。

 話したい衝動は却下されたが、寝顔を見ていたい衝動が、それを上回る勢いで湧き上がって来た。このまま起こさず、ずっと寝顔を見つめていようと思った。頬の膨らみも、見放題だ。ぐっすり寝ているようなら、少しくらい(つつ)いても良いかもしれない。

 じっくりと見た。頭の先から、おでこ、瞼、長いまつげ、鼻すじから、頬のふくらみへと回り道し、プルンとした唇、そして顎のラインへと、なぞるように視線を動かした。

 更に、ちょっとドキドキしながら、胸元なんてものも、見て良いだろうか、と思ってしまった。若干の背徳感に(あらが)いながら、そちらへも視線を向ける。残念!ジャケットに阻まれた。通過する。お腹の辺りまでは、ジャケットしか見えない。少し戻って肩のライン。なだらかに流れて、二の腕、肘、手首、そして、脚の上で組み合わされた、長くしなやかな指を誇る手。ピンクのネイルが、鮮やか。

 手の下には太腿。タイトスカートだから、シルエットが生々しい。こんもりとした2本のラインがくっきりと見える。裏側にあるのは、例の滑らかな曲線だが、今はシートのヤツがその感触を愉しんでいる。ラクサスの手やブルーハルトの小指程には、嫉妬は感じない。

 膝から下の部分は、行儀よく並べられて、斜め下へと流れて行っている。「下」と言っても重力の方向では無いのが、ややこしいが。

 そこまで見終えると、今度はつま先から頭の先へ、また頭の先からつま先へ、行きつ戻りつ、戻りつ行きつ。何度やっても飽きる事は無い。最大の懸案は、頬を突くかどうかだった。

 散々見て、その胸中に残った思いは、やっぱり(この人を守りたい、この人を支えて行きたい)だった。後ろ姿だけでそう思っていた時は終わり、色々なクレアを見終えての想いだ。

 笑顔も見た。ふくれっ面も見た。様々な景色に感動する表情も見た。ブルーハルトにうっとりする瞳も見た。眠っている間に全身を隈なく見た。それに、ブルーハルトと結ばれるのであろう未来も、思い知らされた。自分には手の届きそうにも無い、銀河の行く末に影響を及ぼすような会議で発言する姿を見せられ、立場の違いも思い知らされた。彼我の距離を、これでもかと見せつけられた。

 それら全てを経て、それでも、守りたい、支えたいという想いは、変わらなかった。だからもう、一生変わらないだろう。

(俺の人生は、やはり、この女人を守り、支えていく事に、全て捧げよう。)

 クレアの寝顔を見つめながら、ユーシンは覚悟を新たにしていたのだった。

(それにしても、ジャケット!)

 見つめるだけの12時間も、あっという間に過ぎて行った。電磁カタパルトによる急ブレーキがかかる。その圧迫に、クレアも目覚める。

「あらまあ、私、眠ってしまっていましたの?」

と、寝ぼけ(まなこ)で尋ねられたユーシンだが、

「え?そうなのですか。眠っておいでだったのですか?気付きませんでした。」

と、嘘をついた。眠っていたのに気付いていたと知れたら、その間何をしていたのかも、明るみに出てしまいそうだったから。

「12時間も、お気付きにならなかったのですか?」

「え !?・・ええ。操縦に専念していましたので。」

「・・、得にやる事は、無いのではなかったかしら?」

「う・・、その・・、やろうと思えば、やる事はあるのです。」

「へえ。・・・、ま、そういう事にしておきましょう。」

 シャトルは白鳥の待つ港湾コロニーに入り、エアロック兼駐機場に収まった。気圧調整が済んだことを確認した後、2人はコックピットを出て、シャトルからも降りた。

「それでは、ユーシンさん。本日はどうも、お疲れ様。有難うございました。」

 飛び切りの笑顔で挨拶したクレアは、「キグナス」の傍らを通って去って行った。後ろ姿を見送るユーシンは、相も変わらず(なんて滑らかな曲線だ)。

「娘がずいぶん、君の事を気に入っているようだな。」

 背後からかかった声に、ドキッとして振り向くユーシン。

「え?あ、いや。俺達は別に・・」

 クレアに馴れ馴れしく接し過ぎていたのだろうかと、少しどぎまぎして、返事をしたが、

「ははは、いや、別に、君達の間を、変な風に勘ぐっているわけでは無い。」

という言葉を聞いて、一応胸をなでおろした。クロードは少し真顔になって続けた。

「だが、知っていると思うが、あの()は機構軍幹部に嫁がなければならない運命を背負っている。「UF」の未来がそこに掛かっているし、「UF」のような貿易商社が、今の銀河には必要なのでね。その事はどうしようもない。」

 話しながらクロードは、クレアが去って行った方角に、哀愁の漂う視線を向けている。

「私は、親でありながら、あの娘から、女性としてとても大切なものを奪ってしまったのかもしれない。その私が、あの娘に何をしてあげられるかと、ずっと考えているのだがね。」

 そこでクロードは、視線をユーシンへと向けた。

「あの娘の君への態度を見ていると、君がその問いの、答えになりそうな気がする。」

「え?俺?え・・いや、そんな。」

「ははは。もちろん、あの娘が機構軍の幹部と結婚する未来は、変えられない。」

「ええ?いや・・俺、そんな事。」

 ドギマギしっぱなしのユーシン。そんな彼をじっと見て、クロードは続けた。

「君には辛い事になるのかもしれない。でも、結婚相手を選べないという不幸を埋め合わせるのに、もしかしたら私もあの娘も、君という存在を必要とするかもしれない。嫁にくれてやる事も出来ないのに、こんな事を言うのも勝手だが、あの娘が君を必要とするのなら、その時は、よろしく頼むよ。」

 なんだかよく呑み込めない話ではあったが、最後の部分には胸を張って、答えを返す事が出来た。

「お嬢様を守り、支えていく事に、俺には異存はありません。俺が辛い事になるとかどうとかは、気にしないで下さい。辛い位で潰れませんから、俺。」

 じっとユーシンの眼を見つめながら、クロードは言った。

「そうか。頼もしいな。では改めて、娘の事をよろしく頼む。」

「はい。」

 ユーシンと握手を交わした後、クロードもその場から去って行った。秘書官らしき男を伴って。1人その場に残り、クロードの言葉を反芻した。だが、いくら反芻しても、飲み込めない。

(結局、何を求められているんだろう?何を、俺に、期待しているんだろう?ボスは。)

 だが、その事以上に引っかかる事もある。

(今日1日で見た事だけで、そこまで俺に、何かを期待するようになるものなのか?)

 今日までクレアとは、言葉を交わした事も無かった。そして、今日クレアと言葉を交わしている場面を、それほど多く彼が目撃したとも思えない。シャトルの中では、コックピットと貨物室という離れた場所にいたし、第3惑星でも、ほとんど別行動だったのだから。

(お嬢様が俺を気に入っているようだとか、お嬢様の俺への態度を見ていると、とか、一体何を見て、そう思ったというのだろう?今日の出来事を見ての感想じゃないのか?では、何だ?)

 だが、ユーシンの思索は、そこで強制的に打ち切られた。

「ガキィ、嬢ちゃんとのデートは、楽しかったかぁ?」



今回の投稿はここまでです。次回の投稿は、'17/4/1 です。

今回のユーシンは、やや変態だったでしょうか?意中の女性が隣で熟睡してたら、こんなもんじゃないでしょうか?15歳の健康な少年であることを念頭に、ご理解賜りたいところであります。ともかく、ユーシンとクレア、いい雰囲気になってきた気もします。ところが、

次回 第16話 縮まらない距離 なのです。

いい雰囲気になったとはいえ、やっぱり接点の少ない2人。今回、2人切りになれたのは、たまたまの事だったんですねぇ。3歩進んだら、2歩下がるのか?是非、次話にて、ご確認頂きたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ