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『パラド=スフィア物語』 -カルロス-(オリジナル)  作者: みゃも
第二部 第17章 【オルビスク・エバーソン】
145/170

ー2ー

「降伏?」

 ようやくカルタゴへとたどり着いたアヴァインは、その報告に驚いた。鉱山都市カルタゴがコーデリア国に降伏するというのだ。

 その条件として、オルビスク・エバーソン評議員がこの地の代表で居続けることが盛り込まれていた。


「アヴァイン、どうする?」

 ファーだ。

「どうするも何も、こんなに好都合なことはないよ。受けるさ。早速、会いに行く。ファーは聖霊兵器の方を頼む」

「わかった」


 アヴァインは軍勢を率いて、鉱山都市カルタゴへと乗り込む。そこでオルビスク・エバーソン評議員と会い。握手を交わした。


 その後、アヴァインはポルトス技師らに会いに行った。

「やけに建物が増えてるな……」

 前は3棟しかなかった家が6棟になっていたのだ。

 一番大きな建物に向かうと、ロゼリアばあさんを始め、パウロ技師、ポルトス技師、バリエル技師 ニキータが出迎えてくれた。


「久し振りですね!」

「おお、元気してたかい?」

「それにしたって凄いじゃないが。このカルタゴを、一戦も交えず降伏させたんだって?」

「いやあ、それは本当に幸運で」

「運も実力の内さ。さあ、中に食事の用意もしているから食べてくれ!」

 そう言われて中に入ると、豪勢な料理が並んでいた。

「先ずは英雄に乾杯だ!」

「おお!」

「英雄って……」

「よお、英雄」

 ファーだ。すっかり酔っているな。

「ああ、そう言えば今回のお代を……」

「お代ならいらないよ。既にアーザイン商会から銀貨1万枚貰ってる」

「そうでしたか。そう言えば棟が増えてますね?」

「工場が足りないだろうと、それもアーザイン商会が建ててくれたんだ」

「へぇー」

 どうやら執事のハマスが、色々とやってくれてるみたいだ。ハマスには商会のことを色々と任せっきりだ。お礼をしなくちゃいけないな。



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