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月下の光芒  作者: チェックメイト斉藤
魔獣駆除組織スペース
8/101

スペースへようこそ⑦

「じゃあ、次は魔獣駆除の仕事についての説明だね。」



 エミさんが私達二人をテーブル席へ座るように促します。

席に座ると、説明が始まりました。



「まず、あなた達には約一ヶ月間の基礎訓練を受けてもらいます。それが終わって、十分な実力がついたと判断されれば、本格的な魔獣駆除に参加可能ということでオッケーかな?」


「あの、訓練ってどういうことをするんですか?」

と、姉の質問。


「ミヒロちゃんからは魔法の練習とだけ聞いてるよ。私は魔族じゃないから、詳しくはミヒロちゃんに聞いてね」



魔法の練習……。

私達魔族は、「魔法」と呼ばれる魔素をコントロールできる能力を持っている"らしい"です。


魔獣防衛区を満たしている魔素が防衛区の外に存在しないこと、魔法の使い方は魔獣駆除に従事する魔族にしか知らされないことから、私は生まれてこの方魔法なんて使ったことがありませんし、自分に魔法を使う力があるなんて、正直信じられません。



「とは言っても、二人は昨日ここに来たばかりだし、見たところ筋肉痛が酷そうだから、2、3日は安静にして、ここでの生活にも慣れてほしいかな」






 そうして始まった防衛区での生活ですが、実家にいた頃とそれほど水準の変わらない生活を送れていることにかなり驚いています。



部屋には生活に必要な家電は一式揃っていますし、普通にテレビも映ります。ここが魔獣防衛区になる前の住人が使っていたものなので、かなり古い型になりますが、使えるだけありがたいです。



スマホは………、色々あって置いてきてしまったのですが、電波も飛んでいて普通に使えるようです。やっぱり、持ってきたほうが良かったのかもしれません。

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