第六話 「捜索」
第六話 「捜索」
俺は暫く茫然としていたが、すぐに連の待つ千歳のマンションに向かった。
千歳のマンションに着いてすぐに連ともう一度千歳の部屋に入ったが本当に何もなかった・・
「マジか・・・・引っ越しするなんて聞いてない!!」俺の身体は震えていた。
「海月大丈夫か?」連が心配そうに俺を見た。。。
俺は暫くその場から動けないでいた。
「海月・・・明日は大学があるだろ・・大学も退学してるのか?」
連は俺を見ながら言った。「・・わからない・・」「そっか・・とりあえず今日は休校だから明日大学に千歳がいるかもしれない。もしかしたらわからないけど・・・・」
「ああ・・・そうだな」
降りしきる雨の中、俺達は千歳のマンションを後にした・・・。
次の日、大学に行ったが千歳の姿はなかった
大学の教授から聞いた話では大学を暫く休むという連絡が今日の朝、千歳の方から
大学側に突然連絡があったそうだ・・・
どうやら退学はしてないみたいで俺達はホッとした。
俺と連は大学の講義が終わった後、千歳が行きそうなところを探し回ったが結局
この日は見つからなかった。
—千歳!どこにいったんだよ— 俺はそう心の中で叫んだ
つづく