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第十二話 「失踪した理由」
君の笑顔がみたいから
第十二話 「失踪した理由」
俺達は三人で和室の座敷に座っていた。
最初に口を開いたのは千歳だった。
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
泣きじゃくる千歳の頭を俺は撫でながら
「何で急にいなくなったんだ?」と優しく聞いた。
連も「急に大学も退学していてすごく心配したんだぜ」と千歳に言った・・。
暫くして千歳が口を開いた。「お父さんが・・・」
「お父さん?」俺が聞き返した。
「うん・・私の両親離婚してるって知ってるよね?」
「ああ。」連と俺は頷いた。
「お父さんが体調が悪くて・・それで突然お父さんが一人暮らしのマンションに来てお父さんにマンションからここに引っ越しをして俺の面倒を見ろと言われたの・・。
海月と連に相談する暇もなくて大学もマンションもお父さんに退学手続きや、マンションの契約の解除されたから・・・。本当にごめんなさい」そう千歳は申し訳なさそうに俺と連に言った。俺と連は暫く黙っていたけど「千歳が無事ならそれでいいよ」
俺は笑顔でそう言った・・・。
つづく




