第十一話「再会」
第十一話「再会」
俺達はまだラーメン屋にいた。ラーメンはとっくに食べ終わり
ラーメン屋の奥にある小さな和室の部屋で千歳がくるのを待っていた
夕方になり「お疲れ様です。店長。」そう声が聞こえてきた
間違いない。それは千歳の声だった
「ああ、千歳ちゃん。」そう先程の男性の声がした
「今すぐ、準備してきますね。」
「あ、その前に君にお客さんだよ。奥の部屋に待たせてあるから
行っておいで」そう店長が言う声が聞こえた。
「私にお客さん?はい。わかりました」
俺達は緊張しながら千歳を待っていた。
部屋のふすまが開いた。ふすまを開けた千歳が俺達を驚いた顔をしながら見た
俺達はすぐに立ち上がった・
「千歳!」俺は千歳に声をかけた。「千歳」連も千歳に声をかけた
「海月・・・・。連もどうして・・・」千歳の声が震えていた
「千歳!探したんだぞ。お前が急にいなくなって・・・
大学も退学って聞いて連と一緒に探してたんだ!!」
俺は我慢が出来なくて千歳を抱きしめた・・・。
「・・・・ごめん・・・・。ごめんなさい」そう千歳が泣きながら言った
俺も連も気が付いたら泣いていた
俺は今まで我慢していたものがいっきに溢れ出た。
そのあと俺達は座敷に三人で向かい合って座った。
「とにかく、千歳が無事で良かったよ」俺は千歳の目を見て言った
「ごめんね。二人とも心配かけて」千歳が涙を持っていたハンカチで拭いた
「良かった!!本当に」連が言った
三人は暫く泣いていたが再会した嬉しさで次第に落ち着いて三人とも笑顔になった
俺達は今まであったことや千歳が何故大学を退学しなければいけなかったのか
居なくなった理由を聞いた
つづく




