食堂、行きました
プロットを間違えて消してしまったようです。2日ほど落ち込んでいると思いますがなるべく投稿するようがんばります。
宿を取って、ギルドに向かう。
依頼の確認と洞窟トカゲの魔石の売却のためだ。
人が多く、活気のある街だけあってなかなかに依頼の数は多い。
魔石は、なかなかいい値段になった。
3人で思う存分贅沢しても、1週間は金が尽きることはないだろう。
ほとんどステラ1人で倒したトカゲ達だが、彼女は3分の1ずつに分けようと言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。
「さあ、行きましょう。いちばんいい店に」
もともとステラのものになっても良かった臨時収入だ。断る理由はない。
「どの店に行くか、当てはあるのか?」
「ええ、当然ですわ。この街でいちばんいいレストランといえば[ 大いなる父たる海の波音]亭しかありえませんわ!案内しますわ、ついてらして!」
嬉しそうにステラは歩き出す。
まともな飯がよっぽど恋しいのだろう。
[ 大いなる父たる海の波音]亭は潰れていた。
跡地には[ 大きな乳の谷の間]亭といういかがわしい店が建てられていた。
「こんな……こんな屈辱……許されませんわ……」
「あんまおちこむなって。次の店を探そう。幸いにもテムが街の地図を持ってきてくれていたし。」
この街にはまともな商工会があるらしく、地図が無料で置いてあった。
どうやら街の商店やら飲食店やらが連名で金を出して制作しているらしく、裏面は店の広告がびっしりと印刷されている。
「この店とかどうでしょう?ここから近いですし、高級そうですよ」
と、テムが広告のひとつを指さす。
「高級感溢れる店内に、ムーディな内装……魅惑的なキャストがあなたの心を鷲掴みに……あなたもキャストの胸を……?」
「ステラさん、それはあの店の広告です」
テムは[ 大きな乳の谷の間]亭を指さす
「ごめんあそばせ。こっちの広告ですわね。えーと……[ 黒い狐の尻尾]亭……和やかな音楽と共に最高の食事を……悪くはなさそうですわね。ここにしましょう」
「良かった。このままあの店に行くのを強行したらどうしようかと思ってたところだ。」
「わたくしをなんだと思ってますの?こういう店はテムさんの教育によろしくありませんわ。行くならレイノスさん1人で行ってくださいまし。さ、行きましょう」
数分も歩くと、[ 黒い狐の尻尾]亭は見つかった。
「まだ開いてますわね。よかった。」
店内は明るく、客もまばらではあるが居る。
席に着くと出された水には、氷が浮いていた。
「珍しいな、氷なんて」
氷は雪山や気温の低い洞窟から切り出してくるか魔法で作るしかないため、結構値が張る。
「料理にも期待ができますわね」
ステラはメニューをぺらぺらとめくりながら、氷を口に含み噛み砕いていた。
テムは何を頼むか悩んでいるが、どこか楽しそうだ。
久しぶりの団欒だなぁ、と思いながら、俺はメニューを眺めていた。




