妖魔王との因縁
狩妖戦続きです。
相性の悪い相手をどう倒すのでしょうか。
狩妖は妖魔大戦に勝つために作られた傑作だったが、《九妖王魔》を討てなかった。戦争が終わり倉庫に仕舞われた後もずっと勝てなかった後悔があった。
再び〈枢魂操邪〉が発動され自分の意思で動けるようになった時、また《九妖王魔》と戦えるのではないかと期待した。今度こそ首をとってやろうと。しかし、最強の妖魔たちは復活などしておらず、ただ人間同士争っていただけだった。《操族》にただ失望してしまった狩妖は多くの人間を隷属させた。妖魔王たちが麾下に妖魔の軍勢を置いていたように何かを支配すれば彼らに近づけるのではないかと考えたからだ。結果は空しいだけだった。
しかし、弱体化しているとはいえ自身の体を何度も砕いた牛魔王の血脈が目の前にいることに大きな高揚感があった。大敵の子孫と対峙したときが再び自由を得たときよりも幸福感に満ちていたのは皮肉なことである。
「クソッ! やっぱり駄目か!」
「貴様ノ拳ハ効カント……」「言ッタハズジャ」「仔牛ヨ」「御覚悟ヲ~」
一紗の打撃を全て無力化した狩妖は手を翳すと、一紗の体を後方に吹き飛ばした。
鉄柱に背中をぶつけた一紗は吐血してしまう。
「これは……磁力か!? だが金属を身に着けてない俺をどうやって……!?」
狩妖が磁気操作機構を有していることは事前に把握していた。しかし、金属を扱わない徒手空拳で戦う自分には無意味だと判断していた。ところが斥力で吹き飛ばされてしまったのだ。――つまり金属でなくとも疑似的に磁気を纏わせて操ることができるというコトに他ならない。果たして自分に磁気を付与する隙などなかったはずだと考えを巡らせていたところ一点思い当たる節があった。狩妖の金属氣巧による銃弾を闘氣の盾で弾いたときだ。実弾は体に触れなかったが、接近したときに磁気を移していたのである。
「――全く抜かりのねー野郎だな……」
「遊ビハ終イ。死ネィ!」
また首が回転し、口を開けた鬼の面が正面に固定された時、その口から閃光が瞬いた。
殺気を感じた一紗が跳び退くと先程までいた場所を細い光線が擦り抜けていく。光線が通った場所は木も壁も鉄柱も関係なく切断されていた。
「レーザー光線!?」
「左様」「崩界童子ノ足ヲ落トシタコトモアルエ~」「シカシ躱スカノゥ」「瞬発力ハ牛魔王ダ」
飛び道具は闘氣の盾で防御できると思っていたが、流石にレーザーを防ぐことはできなさそうだった。不幸中の幸いだったのは発射口が光ってからレーザーが撃たれるまでインターバルがあり、そこに気を付けていれば躱すことは難しくないことである。
「当たらなければどうということはねーぜ」
「ナラバ~」「手数ガ増エレバドウカノ?」「発射口ハ一ツニ非ズ」「全テハ躱シキレマイ……」
四面の口全ての口から閃光が瞬き、同時に首が独楽のように回転し始める。さらに六手の腕の掌にも発射口が開かれるのが見えた。
単純計算すると四面と六手を合わせて十の発射口からレーザーが発射されたのだ。
「ハァ!? 反則だろそれぇ!?」
三百六十度全方位への無差別破壊攻撃である。禁足地の方は遮断結界が張られたために流れ弾が依代となっている紅・巡歳の方に当たることはなかったが、全十放射口から繰り出される光の斬撃は周囲の敵を全て屠ってきた強力な技である。
しばらく首を回転し六手をこまめに動かしていた狩妖はスイッチが切れた扇風機のように回転を止めた。
「ハァハァ……全部……ゼェゼェ、躱して、やったぜ。ノーコンヤロー……」
「アラ~」「相手ヲ捕捉デキヌノガ弱点カ」「マサカ全部避ケキルトハノウ」「侮レヌ」
今度は首を動かさずに義眼で相手の動きを完全に捕捉し、上両腕の発射口からレーザー発射準備を始める。
「芸のない野郎だ。よく見てれば躱せるっての」
再び発射される二本のレーザーを一紗は難なく躱してみせた。ところが、逃げる一紗の体が不意にレーザーの方へと引き寄せられてしまう。不自然な引力の正体はすぐに察しがついた。
「磁力か!? だから狙いを定めて――」
刹那、一紗の体は爆炎に包まれた。レーザーを常時射出するには多くの氣量を消費するようで無駄遣いになると判断した狩妖は発射口を閉める。
「……短慮短慮」「相手ガ逃ゲルナラバ~」
「射線上ニ誘導スレバ良イ事」「牛魔王ノ子孫ガアマリニ呆気ナイノウ」
モクモクと立ち上る黒煙が窓から抜け出ていく。
勝利を確信した狩妖が腕を下ろした瞬間、煙の中から黒い鎧を装着した足が狩妖の懐に飛び込んできた。
「〈黒装・嘴突一蹴〉!!」
牛魔王の妖気を鎧のように体の一部に纏わせる二段階目の強化〈逢魔〉。その威力を存分に活かした強烈な跳び蹴りを腹に受けた狩妖は胸部が激しく損傷し、背面に弾け飛んでいった。
壁に激突して尚、威力は殺せずに体を伝って狩妖の四面全てに罅が入る。
「馬鹿ナ……!」「衝撃無力化デ殺シキレントハマサシク牛魔王ノ一撃じゃ」
「貴様ハ閃光ノ直撃ヲ受ケタハズ」「何故無事ナノ~?」
「テメェは磁力で俺を誘導した。なら磁力を消せば捕縛から脱出できる」
「磁力ヲ消ス!? ドウヤッタトイウノダ!?」
「学校の理科を思い出した。磁力は火で熱すると消える。まして俺の体についてたのは人為的に付与されたものだ。熱には相当弱いだろう」
一紗はレーザーが当たる直前に火属氣巧で自らの体を焼いて磁場を消したのである。同時に自ら起こした爆炎の衝撃でレーザーを回避して反撃の機会をうかがっていたのだ。
勿論全身の皮膚が酷い火傷を負ってしまうことにはなるが、これまでの戦闘経験から痛みは気合で耐えることはできたし、傷は〈鬼神招来〉で完治できる。
知恵と覚悟を以て臨んだ一紗の大勝負は成功し、敵に致命的な傷を負わせたのである。
(どうにか逢魔までで倒せた。……三段階目は使わねーに越したことはねーし)
荒い呼吸を整えながら逢魔を解除し、改めて狩妖の様子を見た。
直接殴られた胸部は大きく砕けており、衝撃で六本腕の殆どが折れ曲がっている。
もはやまともに起き上がることはできないだろう。それでも暗器の類を忍ばせていないとは限らないので不用意には近づかなかった。
「そこまで損傷してればもう動けねーだろ。直に呪術も解除される。てめぇらの敗けだよ」
「マダヨ~」「此ノ程度デハ足リヌノウ」「ヨウヤク面白クナッテキタバカリ……」
「人形の癖に強がりはよせ。其れを喰らってまともに戦えた奴はいねーよ」
ハッタリでもなかった。未完成で撃った時は弱っていたとはいえ崩界童子に明確なダメージを与えたし、【倭国】ではドーピング状態の比画山丞藤を一撃で倒した。
これで立ち上がるならば正真正銘の化け物だろう。
「妖魔大戦期、何度モ《九妖王魔》ヲ阻ンダ我ガコレデ壊レル訳ガナイダロウガ! ――対改機構起動!」
不自然に折れ曲がった狩妖の義体は一瞬にして以前よりも荘厳で強固なものに変化していた。鹵獲変換機能と似ているが少し違う。異なる点は周囲に利用できる物質がなくても使用できることだ。予め亜空間に強化素材になる物質を収納しておき、敵の技を受ければその攻撃に対抗できる体に可変構築することができるという機能である。
衝撃吸収能力を凌駕する威力で半壊させられたとしても、全壊出ない限り、この機能が作動して以前よりも強くたくましい義体へと変化していく。このタフネスこそが狩妖が《九妖王魔》を相手にできた最も大きな理由である。
但し、義体を強化すればするほど多量の氣が必要になるため味方や敵から氣糸で常に氣を補充しなければならないという弱点もあった。
「既ニ戦闘前ニ氣ハ蓄エテキタ」「後半戦突入ネ~」
「貴様ノ技モ消耗スルヨウダナ」「何方ガ先ニ力尽キルカ根競ベトイウイコウカノウ」
蒸気のブースターが新たに付加されたことで先程よりもさらに加速した狩妖は六手の鉄腕に火属氣巧を纏わせて高速拳を繰り出した。
「――速い!」
「「〈火属・金属混合氣巧―六道熱焦拳〉!」」
蒸気のブースターに金属氣巧操作による加速も加えられた熱拳は異常な速度であり、一紗でも即応できなかった。とはいえまともに喰らえば臓器が潰れることは明らかなので一紗は逢魔の黒装を防弾チョッキのように腹部から胸部にかけて纏い、その猛攻に耐える。
その上からとても重く速く熱い拳が六手の腕から連打されていく。
「かはッ!」
最後の一撃で撥ね飛ばされた一紗は何とか宙返りして地面に着地する。
黒装のおかげで威力を遮断することはできたものの、逢魔を長時間維持するのは激しく消耗する。敵の技を受け流せてもスタミナ切れで力尽きるのは明白である。
「我ガ拳ヲ受ケキルトハ中々……」「牛魔王ノ表皮ヲ殴ッタ時ヲ思イ出シタワ~」
「ふん、ほざいてろよ。綾繕が呪術を止めればテメェは人形に戻る」
「消耗戦ハ互イニ利ガナイゾ?」「《操族》共ノ本拠地ニハ既ニ刺客ヲ放ッテイル」
「何だと!?」
狩妖が他の人形と違うのは実際に大軍を指揮した経験があることだ。
妖魔大戦期、今のように魂を以て暴れていた人形兵を使役して妖魔軍と戦ったことは何度もあった。故に彼には戦略というものもあったのだ。
「此ノ【紡絆】ニ主要戦力ヲ向ケタノガ仇トナッタナ」
「手薄ナ非戦闘員ノ元ニハ伏兵部隊ヲ向カワセテアルノ~」
「気ヲ隠スニハ森……」
「同胞ヲ【紡絆】ニ大移動サセタノハ小隊ノ移動ヲ隠スタメジャテ」
一紗は眼の色を変えた。移動した拠点には負傷した《操族》達ばかりしかいない。戦力となる育壌も傷ついたまま。美鳳を筆頭に非戦闘員達では『傑選枢機』でなくとも倒すことは難しいはずだ。
傷つき眠る育壌と焦燥感にかられながら策を練る美鳳の姿が容易に目に浮かぶ。
彼女ならほとんど戦闘員のいない状態でも多少の時間稼ぎはできるだろう。だがそれもいつまでもつか分からない。呪術が解けるのを悠々自適に待つことなどできなかった。
「この戦い早めに幕を下ろす必要がでてきちまったみたいだな」
「モウ貴様ヲ仔牛トハ呼バヌガ……」「貴様ノ力ハ牛魔王ニハ及バン」
「攻撃ヲ受ケル度ニ儂ハ強クナルノジャ」「其レトモ一撃デ私ヲ倒セルトデモイウノ~?」
「……ああ。一瞬で蹴りつけてやる」
一紗の体に満ちていた牛魔王の氣が彼女の中に戻っていく。
先程まで感じていた邪気が喪失したことでほんの一瞬だけ無音の世界となる。
――しかしそれは嵐の前の静けさに過ぎなかった。
「ゥォオオオオオオ!!」
体の奥底から練り上げる氣はその血に眠る本来の力を完全開放し、始祖の力をより効率的に扱えるように肉体を変化させていく。
一紗の眼は金色に輝き吊り上がり、歯は鋭利な牙となる。頭からは牡牛を思わせる立派な角が突き破るように生えてきていた。身体から溢れた黒い邪気は両腕と両足、そして腹部に鎧の如く装着されて常時黒装状態になる。さらにはそれでも抑えきれなかった黒い氣の塊が背中を守るように外套に似た形状で広がった。
「――〈深更〉。此れが俺の〈鬼神招来〉――第三形態だ」
その重い威圧感と禍々しい闘気は狩妖が相対した牛魔王に非常に酷似していた。
自身が倒せなかった仇敵の面影を見た狩妖はいっそう士気が高まった。
「オオ……!」「此レコソ牛魔王ノ力」「次コソハ~今コソハ~」「此ノ手デ討ツ!」
今にも首を刎ねようと狩妖が加速装置で踏み込んでいく。
彼の姿が間合いに入った瞬間、一紗は片手をあげる。
大技を喰らう前に首を落とすと意気込む狩妖は不意に自身の腕の感覚がないことに気づいた。視線を落としてみると、自身の体は一瞬で千々に砕けて散らばっていた。
一紗が先程腕を上げたように見えたのは攻撃の予備動作ではなかった。敵を切り裂くように軽く相手を薙いでいたのだ。
その斬撃を受けた狩妖の体は一瞬で砕け散っていた。
どしゃりと狩妖の上半身が床に落ちる。必死に改造強化しようにもバラバラになった彼の義体に付着した禍々しい氣のせいか上手く改造強化を使用することができない。
そうこうしている間に一紗がゆっくりと近づいてきた。
一メートルと迫った時、彼女の体全体が黒い氣に包まれて人間としての姿に強制解除される。
「ハァハァ……一瞬だって……言ったぜ?」
「嗚呼、マタ……敗レルトハ……ノウ」
一紗と狩妖の決着がついたと同時に狩妖の体が不自然に明滅し始める。
彼だけではない。国中の枢人形――より正確に言えば悪心芽生えて暴れていた人形達の体のみが明滅していた。
「ドウヤラ〈枢魂操邪〉ガ解ケルミタイネ~」
「ドウシテ《九妖王魔》ニハ勝テナンダカ」
「嗚呼、悔シヤ……」
太古の昔から因縁ある相手、妖魔軍の大将に勝てない狩妖は最後まで勝利に執着していた。だが彼は勝てなかった。《操族》が保管していたとはいえ、大昔の兵器のため義体や機構にガタが来ていたというのもあるのかもしれない。それでも人間の血が入った牛魔王の子孫にすら勝てなかったことで狩妖は完全に戦意を喪失していた。時間切れと敗北を悟ったことで最早自身の体を改修する余力すらなくなっていた。彼らは静かに眠ることを受け入れた。
人形達は時間差でその動きを停止させていく。
戦場で戦っていた《人形操演師傭兵団》達も敵が文字通り糸が切れた人形のように突如地面に崩れるのを見て動きを止める。
「睿達がやってくれたみたいね」
「こっちも勝利目前だったんだけどなぁ」
「まぁ呪術が解ければ何でもいいではないですか」
未だに人質を持った人形軍側が抵抗を続けていた【紡絆】戦場では呪術の効果が切れたことで全員解放されることとなった。
また、伏兵による奇襲を受けていた新拠点にも呪術解除の効果が表れていた。
城門を突破されて氣糸を伸ばされ、制圧目前まで迫っていた人形達も力を失くしてその場に倒れたのだ。〈枢魂操邪〉が解呪された一番恩恵を受けたのがこの拠点だろう。
「ふぅ、間一髪でしたね。一紗達が頑張ってくれたみたいです」
「美鳳殿下の策がなければ我々は奴らに捕まっておりました。重ねてお礼申し上げます」
「まさかこの手勢で耐えるとは感服いたします」
「いえいえ、皆さまが頑張ってくれたからですよ。それに呪術が解かれなければ私達の敗けでしたし……」
負傷兵や非戦闘員達は人形達からの解放を実感したらしい。泣いて喜ぶ者、人形が再起動しないか枝でつつく者、外の様子を偵察に出るものとさまざまである。
ただ一様に皆が肩の荷が降りたようにほっとしていた。
そして功労者の綾繕は術の効果が切れかけてもう指一本動かせない美仁を抱えながら涙を浮かべていた。
人形でありながら創造主の主を想い、ずっと他の人形から匿っていた忠義心の塊だった女性型人形も呪術を解除されれば物言わぬ人形に戻ってしまう。
それを分かっていて彼女は最後まで綾繕を守ろうと戦ってくれたのである。おかげで禁足地を守っていた戦闘用人形兵達も木っ端微塵にできたのだ。
「貴女のおかげよ。貴女が頑張ってくれたから」
「此レデ……少シハ恩返シデキタ……デショウカ」
術が発動する前から強い念が宿っていた美仁は術が消えるまで少しだけ猶予があった。
もはや体を動かせず術を発動できないが、主に言葉を残すことはできる。
「私ハ貴女ニ作ラレテ幸セデシタ。世界ヲ観レテ、貴女ニ操作サレテ楽シカッタ。術ガ解ケテ一ツダケ残念ナノハモウ、自分ノ意思デ貴女ノ隣ヲ歩ケナイコト……」
「人形を自由意思で動かせるようにするのは私と睿の悲願よ! だから必ずやり遂げて見せるわ! その頃にはお婆ちゃんになってるかもしれないけれど……いつかまた――」
「エエ。何、年モ……何十年……待ッテ……イ、マ……」
最後まで言葉を紡ぐことなく義眼から光が消滅して美仁は完全に動かなくなった。元の人形に戻っただけ。しかし綾繕の心には喪失感があった。
自分が作り上げた人形が意思を持ち話してくれるのは嬉しいことだった。国中の人形が暴走し、同胞が奴隷にされていなければもっと二人で会話を楽しめたことだろう。
ただ一つ収穫があったのは美仁がとても義理堅く愛情深い優しい人形だと知れたことである。
動かなくなった美仁を我が子のように抱きしめる綾繕。
回復した潜入組が声をかけるまでずっと彼女は相棒との最後の対話の余韻に浸っていたのだった。
綾繕と美仁はお別れしました。
自分の意思で動ける日が来るのでしょうか。
その間、最強の骨董人形を相手にするのは我らが皆殺し娘です。
衝撃吸収機構や加速装置に続く狩妖の能力は
四面の口と六手の掌の計十口から発射されるレーザー光線、
相手に磁力を付与して操作する磁力操作機構
さらには亜空間に収納した部品から自在に自身の義体を修復改良する亜空改修機構でした。
さらには元々自我を以て戦った記憶があるため戦術も心得ています。
二段強化の〈逢魔〉でも勝ちきれず、仲間達の危機を感じた一紗は
三段階目〈深更〉を使用しました。
〈鬼神招来〉を三分割したので単純に牛魔王に近づく技です。
まだ長時間維持はできませんが、膂力速度耐久力再生力全てが上がります。
衝撃吸収機構を強化した狩妖を物理で壊す程でした。




