私(?)を元気にして!
彼女の持ってきたティラミスを口に運びながら、目の前でニコニコしながら見ている彼女に問う。
「ん?君は食べないの?」
「私はいいの。間に合ってるから」
何が間に合ってるのかさっぱり解らないが、まぁいいか。
久々に食べるティラミスはとてもおいしい。
「私を元気にして!」という名のこれはまさに日々の疲れを癒やし元気をくれる。
「ごちそうさん」
食べおわってしばらくしても、彼女はじっとこちらを見ている。
「ん?何かついてる?」
「そうじゃなくて。あれー?」
「何があれー?なんだよ」
問い詰めると、急に顔を赤くして手を交差させながら、何でもない。と言い出す。
そう言われると急に気になる。
こめかみをぐりぐりすると、あっさり白状した。
「あきれた」
「だってー」
「チーズとココアでご無沙汰の彼もえっちな気分に~って、ずっとご無沙汰だったんだよ?」
上目遣いでこちらを見る彼女にぐっときて、一戦やれる元気が出てきたのは確かだ。
フェニルエチルアミンの効果は少なからずあったのかもしれない。
「私を元気にして!」ってそういう意味だったのかなぁ
と彼女を抱えながら考えてしまった
すこし改変しようかと思いましたが、まあ、これはこれで…みたいな