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第二話 それって誰得?

自分にしては早く完成しましたので、投稿します。


クオリティーは保証しかねますが。

とりあえず、どうぞ。

甲相駿三国同盟


それは天文23年(西暦1554年)、甲斐の武田信玄・相模の北条氏康・駿河の今川義元の三名により行われたとされる同盟の事である。

そして…


「この物語、登場人物とは一切関係ないということをここに伝えておこう」

「康ー!誰に向かって話してるのー?」

「さあ、誰だろうな?なんとなく言ってみただけだ。気にするな」


相変わらず康の電波発言は今日も絶好調のようだ。

今、俺達は生徒会室での業務を行っている。


「康、あまり外ではその発言はするなよ。女子のファン泣くぞ」

「うむ、心配するな。可愛い子猫ちゃん達を泣かせるのは私としても不本意なのでな」


このキザでどこかおっさん臭い喩えも、康が言うと様になるから不思議だ。

康は美少女なのだが可愛いや綺麗より、格好いいが一番似合う。

同学年の女子からは王子様、後輩からはお姉さまと慕われており話しかけられて感激のあまり卒倒する子もいるとか。

この辺りは男には分からない感覚だよな。


「康は女子のファン多いよねー、女子の半分以上はファンじゃないかなー」

「む、それでは私は女子にしか人気無いみたいではないか。私としても人並みに男子に好かれたいという感情はもっておるぞ」


憮然とした表情を浮かべ、反論するもどこか楽しげに見える。

玄さんと康さんの間には、俺には分からない何か通じるものがあるのだろう。

それにしても…


「さっきから黙っているけど、どうした?というか機嫌が悪いみたいだけど何かあった?」


さっきから会話に参加せずに窓の外を見ている元に話しかけてみたが、こちらを一瞥するだけでまた視線を窓の外へ戻す。

これは、かなり機嫌が悪いな。


「ここに向かう途中の事だが、一年の男子が…いや何でもない、そう怖い顔をするな。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」

「そーだよー、元って可愛いのにいっつもムスっとしてるんだから。もったいないよー」

「……………………………………放っておいてください」


今度は視線を向けようともせず、一言返しただけだった。


「なんだ?元、照れてるのか。可愛いって言われて嬉しかったか?」

「照れてません!」


今度はこっちを向いて睨んできた、でもそれ自分で認めてるようなものだぞ。


「信隆ーよく分かるねー私にはまだ、あまり区別つかないよー」

「確かに、さっき元が不機嫌だったのにも真っ先に気づいたようだしな」

「そりゃまあ付き合い長いし、表情の変化はなんとなく分かるよ。さすがに全て分かるとは言えないけどね」


元と知り合うようになったのは、小学生一年の頃。所謂、幼馴染みと呼ぶ間柄だ。

そういえば、あの頃は俺のほうが小さかったな。

そして、元が今不機嫌だった理由も大体想像できる。

その一年男子とやらに妹みたいで可愛いとか言われたんだろう。元は高三にも関わらず148㎝と小柄で、中学生と間違えられることも珍しくない。妹にしたい女子として、男女問わず人気が高いのだが問題は下級生からもそう思われてる事。

いくら可愛いとか言われても、年下に妹扱いとか喜べるはずもなく…


「信隆、その全部分かってますよとでも言いたげな視線は止めてもらえませんか?不愉快です」

「いや、だから全部は分からないって言ったばかりなんだけどね」

「どうだか、あたしは信隆のそういうところは嫌いです」


あー完全にへそ曲げちゃったよ、女心はやはり難しいね。


「全く、あの二人は仲がいいんだか悪いんだか」

「困ったものだよねー」

「だな。それより玄、例の話はどうなっている?」

「ばっちり!みんな乗り気だよー」

「そうか、それはなによりだな」


俺が元を必至になだめている頃、そんな会話が行われていることに気づくことはなかった。

プロット、一応は作っているものの。

いざ書くと、全く違うものに…

何故に?

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