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アルの手紙

天国のお父さんお母さんお元気ですか

私は今、サイフォン魔物討伐隊を辞め、愛に生きています。

相手はオーロ・シルヴァと言う素敵な人です。銀髪と金色の目で、顔は世間的に見ればかっこいいです。

それに、仇もとってくれました。

私は半ば無理やりついて行っている形だったのですが、少しづつ信頼され始めているように感じます。

友達もできました。

一緒に旅をしているのは、コーネリアという女の子と、ライムというスライムです。

ライムはお喋りで、私に色々教えてくれます。でも、魔物の言葉なので、うっすらしかわかりませんけどね。

コーネリアは魔術師です。魔導書を使った多重魔術を使用する、あまり見たことのない人です。でもその強さは本物で、一度戦った時は死にそうになりました。そのおかげで、今では仲良しです。

今は黄金竜を倒した後にやってきたサイフォン魔物討伐隊の首領の勧めで、海に向かっています。

シルヴァが、どうしてもその勧めに乗りたいと言うのです。

そうそう。コーネリアは本当は黄金竜を倒すまでの仲間だったのですが、更に名声を広げたいと言うコーネリアと、私たちの要望が一致して、今は一緒に旅をする仲間になりました。


潮風がやんわりと肌を撫で始めてきました。そろそろ手紙を送らなければ、海に着いてしまいます。

それではお父さんお母さん。また手紙を書きます。お元気で。


__________________


海を目前に馬車を止め、地面に焚き火を作る。

書いた手紙を火に焚べ、空へと送る。

この手紙を読んで、どんな反応をするだろうか。


手紙が燃え尽きたことを確認すると、私は火を消した。

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