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第45話

「少し無理をさせすぎたか、今はゆっくり休め」



黒猫になったベリアルはそういうとかすかに体内に残った能力を使いルシファーを宿舎へと移動させた。



そして宿舎には特訓をあらかた終えたアントニーが待っていた。


「ルシファーちゃん、どうしたのさ、大丈夫かい?」



アントニーは青ざめた顔で駆け寄ってきた。そして黒猫の存在に気づき顔をキョトンとさせた。


「黒猫?こんなところになんでいるんだろう・・・なんかの幻獣?

でもこの感じ・・・まさかだけど・・・」



アントニーが不思議がっていると黒猫が話だした


「アントニー、この姿は信じがたいかもしれぬが、私はベリアルだ。」



黒猫がベリアルだとわかるとアントニーは驚きを見せたが呼吸を整え話だした。



「ベリアル様?どうしてそのようなお姿に・・・

僕の能力の共鳴でなんとなくベリアル様だと感じていました・・・気になることは色々ありますけど

それよりルシファーちゃんは大丈夫なんですか?

なんか姿とか前と違いますけど、体には問題ないんですよね・・・?」



アントニーはよほどルシファーが心配なのかベリアルの変化にはあまり興味を示さず

ルシファーのことを色々聞いた。


その感情をベリアルは汲み取りアントニーに話した。



「アントニーよ、よく聞くのだ。ルシファーが選ばれし転生者なのは知っているな?

私は今回のことで能力をルシファーに譲渡し能力をほぼ失ってしまった。

ルシファーには無理をさせすぎてしまった・・・

その影響で今は眠っているが時期に目を覚ますだろう。


だが、譲渡をきっかけにルシファーは覚醒し力を手に入れた。

完全ではないがルシファーには目覚めた力を使いこなしてもらい

初代タナトスの意志を継ぎ今の冥府を変えてもらうことになる。


今はまだ詳しくは言えないが、そのためにはアントニー、お前の助けが必要だ。

ルシファーを支えルシファーと共にこの冥府を変えてくれないか?」



アントニーは少し納得しきれない表情をしていたが深く頷き笑みを見せた


「なーんだ・・・そんなことか、ベリアル様、僕とルシファーは強くなる約束をしているんです

そんな意志とか関係なく僕はルシファーちゃんと共にこの冥府を変えるつもりですよ。

任せてください。早速特訓に行ってきます。」



アントニーはそういうと再び笑みを見せた。



だがその笑顔にベリアルは違和感を感じた。

そのままアントニーは外へ特訓に行った。



しばらくするとアザゼルが宿舎へ入ってきた。入ってくるなりアザゼルは何かを感じ取った。



(この感じ・・・誰だ・・・この魂の気は・・・?)


すると目の前に黒猫へ転生したベリアルが現れた。


「黒猫・・・?ってこの魂・・・まさか、ベリアル?」


アザゼルが驚いているとベリアルは「ふぅ」とため息をつき話だした。


「やはりか、四天王はすぐ気づくと分かっていた。アザゼルよ、こんな姿ですまないな

色々事情があってなこの姿に転生させてもらった。

そんなことよりお前に聞きたいことがある。アントニーと特訓しておったな・・・?

それについて聞きたいのだが・・・」



ベリアルが真剣な口調で話すと察しがついたのかアザゼルは動揺を見せ話し出した。


「アントニーと話したのですね・・・?アントニーは今どこに?」



動揺からか話を逸らしアントニーの居場所を気にしているアザゼルに

違和感を感じたベリアルはアザゼルに問い詰めた。



「アザゼルよ、何かを隠しているな?全て話すのだ。状況次第では取り返しがつかなくなるぞ」


アザゼルは下を向きながら話し出した。


「すみません、俺は・・・アントニーと特訓していました。ですが、俺は・・・

アントニーの能力ばかりに気を取られ精神状態を全く考えていませんでした。

それに気づいたのは特訓が最終段階に入った頃です。アントニーの精神状態は

その時、完全に力に支配されていました。


アントニーの精神の中には別の人格が出来上がっています。

それに飲み込まれればアントニーは魔族化してしまうでしょう。」



ベリアルはその話を聞き「やはり・・・か」と一言いい話し出した。



「だが、そんな精神状態になるには何かきっかけがあるはずだ。

それが一体なんなのか分かっているのか?それともルシファーと何か関係があるのか?」


ベリアルの質問にアザゼルは俯きながら「はい・・・」と一言答えた。



「まさか・・・アントニーが言っていた約束のことか?詳しく話すのだ。」


アザゼルはアントニーとの特訓のことを話し始めた。






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