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第28話

その映像の内容とは・・・



現冥府ができる前冥府は、死神界、魔族界、そして鬼神の国【地獄】が存在していた。



ハデスが

魔族界と幻獣界を従える前、死神界と鬼神の国は争いをしていた。


そして2度目の争いの時、鬼王丸とハデスは一騎討ちをすることになった。

両者の力は凄まじく岩はえぐれ戦場には谷が出来上がった。


そして、鬼王丸はハデスと凄まじい死闘を繰り返したが

一歩及ばず負けてしまった。


その後、ハデスにより鬼神たちはこの地に封印され

この鬼神の谷が出来上がった。


だがその時、鬼王丸に1つの変化が起きた。鬼王丸の能力が覚醒した。



鬼王丸は元々鬼神特有の肉体強化を持ち鬼神王のみが持つ

地獄の業火を扱えた。


そしたハデスとの死闘の後、新たに能力が目覚めた。

それが【覚醒】だ。


家族同然のように共に過ごした鬼神たちが

みんな地へ封印され1人取り残され鬼王丸

それが引き金となり悲憤により鬼王丸の能力は覚醒した。




その時の映像をみたルシファーは驚愕した。

現在の鬼王丸の姿と以前の鬼王丸の姿が

全くと言っていいほど違うからである。



そして目が覚めると、さっきまでとは違う場所に移されていた。




(あれっ、ここはどこだ?洞穴か?

うっ・・・頭が重い・・・クラクラする・・・)



横を見ると鬼王丸が心配そうな表情で俺を見ていた。



「小僧、大丈夫か?いきなり無理をさせすぎた。

まぁ少し休め。ここはワシの家だ。また様子を見にくる。」




鬼王丸はそういうとこの場を去ろうとしたが

俺は鬼王丸を引き留めた。



「すみません。あの俺がさっき見た映像のことなんですけど

・・・あれは全て本当のことなんでしょうか?」




俺は鬼王丸にさっき見た映像のことを全て話し鬼王丸に直接聞いた。

そうすると鬼王丸の顔は曇り険しい表情をしていたが話し出した。




「まぁそうだな・・・全て事実だ。だがその分俺は王として

強くなった。いずれは必ずこの地をまた

鬼神の地として復活させ地獄世界を取り戻す。」



「もう1つ聞いてもいいですか?」



鬼王丸は顔を引きつらせながら『なんだ?』と答えてくれた。



「映像の最後では鬼王丸さんの姿は変わっていました、

それで、鬼王丸さんの覚醒の能力はなんなんですか?」



鬼王丸はそれを聞くと鼻で笑いながら『そりゃ気になるよな、じゃついて来い』と言いながら外へ出た。


外へ出ると鬼王丸は両手を合わせ力を練り出すと

鬼王丸の姿は徐々に変わりだす

鬼王丸の姿は鬼神王閻摩へと変わった。




「小僧、この姿がワシの覚醒後の姿だ。そしてワシには閻摩の魂が宿っている。

それがこの姿だ、意志を保ち自身を操ることができれば

自身の力として扱うことが出来るのだ。

なんの能力なのかは今は教えることは出来ない。」



鬼王丸は自身の覚醒の姿は見せてくれたが能力までは

教えてはくれなかった。



「俺も覚醒したら姿は変わりますかね?

覚醒したら俺は強くなれますか?」



「小僧には、厄介な魂が入っている。まずはそいつに会ってみるといい

小僧の覚悟を聞かせろ、この先は本当に辛い

そして自身の意志をなくす可能性もある

それでも力を望み、覚醒したいと思うか?」



鬼王丸はそう聞いてきたが俺は迷わず答えた。



「俺は強くなりたいです。約束を守らなきゃいけない。

約束のためならどんなことにも耐えます。」



俺がそういうと鬼王丸は『分かった』といいこの先の説明をしだした。

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