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パーフェクトゲーム・バドミントン  作者: 西目ゆう
入部
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はじまりの予感

月曜日。シロヤはトイレで見覚えのある顔を見つけた。

確か部活を見学した時に見た顔だ。メガネが印象的だったのを覚えている。

「こんにちは!」

元気よく挨拶したが、向こうからは意外な答えが返ってきた。

「あ、ぼく先輩じゃないよ!」

メガネ君は少し笑顔見せながら答える。

なんだよ、先輩じゃなかったのかー

とシロヤも頭を掻きながら笑う。だが疑問が浮上してくる。

「そういえばさ、なんで練習してんの?1年って今日の編成会で正式入部じゃないの?」

メガネ君は頷きながら答える

「それがさ〜中学からの先輩から春休みから部活来いって誘われてさ〜」

「なるほどな〜。他にもそういう人っているの?」

「いないよ。ぼくが特別なだけだと思うし。団体戦メンバー足りないから春休みから練習してるんだよ。」

「団体戦?」

「そう。あ!初心者だから知らないんだね。団体戦は最低5人必要なんだけど、今の所3年生4人と2年生5人だけど1年で入部希望者ぼくしかいないからさ。入ってくれると助かるんだよね〜。」


それかなり少なくないか?部活として大丈夫なのか?とシロヤは疑問を抱く。


「おれの他にも入るやついるの?」


「それがさ、かなりがんばって勧誘してるんだけど今の所見学来たの君だけなんだよー」


メガネ君はあまり深刻には受け止めてないテンションだったので

「それ相当深刻だぞ。」

と言ってみるが、メガネ君は

「無理に誘ってやる気半端なやつ入ってもしょうがないしな。」

まあ正論か。


シロヤはここでまた一つ質問する。


「そうだ、名前聞いてなかったな!

おれは五十嵐シロヤな!よろしく」


メガネを指で押し上げながら

「シロヤか!よろしくな!」とニカっと笑い、



「ぼくの名前は名取マサタ」

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