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34   作者: 悠桜
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プロローグ

34。

いきなりこの数字を出されて、困惑してる?

そりゃあそうだろう。

僕も困惑してる。


気がついたら34になった。はっきり言って前を向けばいいのか、後ろを向いていいのか、崖っぷちなのか、まだ前を向けるのか。

34という数字には色々な「意味合い」が込められていると思う。


結婚はどうでもいい。ゲイだし。

ただ、隣を一緒に歩んでくれる恋人は欲しい。

ただ、二丁目にもいかない、実家暮らし。体を壊して、今はバイト暮らし。特技もない。

そうそう、つい最近。別のSNSで知り合って最初は怪しいなあと思いながら何回かしゃべるうちにあれ?実は良い人かも?と思ったら「勧誘」された。

つい。人を信じてしまう。と言うか、疑うのが面倒くさくなる。

だって、いちいち、疑っていたらきりがないでしょ?と言うもっともな理由を振りかざしているが、本当は違う。ただ、人間に「ものぐさ」なだけだ。

だから、痛い目にあうというか、周りは「実に個性たっぷりな人」に出会う確率が非常に高くなる。


ときどき、神様ぼくは、真面目に生きていてますよね⁇それなのに、こっちにまとも人(恋人)が降りてこないのはどう言う事だ。このヤローって!叫びたくなる。


思うのはただ一つ。何度も言い回されていてもう、飽き飽きだろうが。

同性異性愛者に限らず「いい男(女)はすでに人のもの」と言う事実だ。

だから、そこから漏れ落ちた者たちは「妥協」しないといけないのに、悲しいかな「妥協なんてやすやすできない」するとどうなるか「こじらす」。

「こじらす」。典型的なパターン。それがぼくだ。

こじらすと言う言葉では物足りない。もう、色々と「絡まる」状態です。様々なものが固結びで結ばれて絡まり、こじらせている。

あー。お先は真っ暗だ。

カフカは言った。「一番得意なのは倒れたままでいる事です」と。

なるほど…それは名案だ。倒れたままで、そのまま時間を流れていくのを想像した。

あー。お先は真っ暗だ。

思わず、某漫画の某先生がよく呟くセリフを言いたくなるではないか。


そう、これはこじらせ、固結びで結ばれてしまった紐をなんとか解きほぐして、もう一度やり直すための立て直しを図ろうと模索する1人の男の話


………かも知れない。




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