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閑話 シャドー達 5

 壺井は洗脳が上手くいったのか、マサたちの指示通りに動いた。

重要書類のありかを調べ、地下倉庫に爆弾を設置していった。

 マサから情報をもらったルイとゼロもその作業を協力することで、予想以上の小型爆弾が中小企業の地下に設置されることとなった。


「準備は整ったな」


 マサはルイとゼロからの連絡で、大量の爆弾が中小企業に設置されたことを知った。

さらに壺井の動きが活動的になりつつあった。


「どうやら重要書類のありかを見つけたみたいだな」


 壺井が探り当てた重要書類。


・中小企業の見取り図

・旧型ロボットの設計図

・ヒーローについての情報書


 を壺井が確認したことをしった。


「いよいよ最後の仕上げに入るときがきたな。開始時刻は、宇宙怪人が地球人との決闘を開始する少し前」


 マサは計画を他の4人にも伝えて、最後の詰めに入って行く。

決行する日に壺井に重要書類を盗み出させ、本部に連絡を入れる。

それで今回のミッションは終わりを告げる。


「俺達シャドーだってできるっていうところを上の奴らにも見せてやる」


 彼等5人は黒いスーツに身を包み。

ヒーローと戦う宇宙怪人の手下として作られた。

それこそ期待など何もされない不遇な境遇と言えるだろう。

それでも彼らも彼らなりに生きる意味を……目標を求めた。


「俺達がただのやられキャラじゃないとこと見せてやるぜ」


 マサは今回の任務に覚悟を持って参加していた。

自分の兄弟である他のシャドーのため、そして自分自身のために今回の作戦にかける思いは他の四人よりも強かった。


「いけ!壺井!」


 壺井は夜中まで中小企業内に残り、誰もいなくなったことを見測って重要書類を盗み出した。

警報が鳴ろうと、監視カメラに撮られようとお構いなしに事を行なった。

 盗んだ重要書類はすぐにマサの下に届けて姿を隠す。隠れる場所はロボットの出動口付近だ。

そこから潜入して、中小企業の地下まで移動する。

 そして開始時刻がきたら爆弾を爆破させるという寸法だ。

これには壺井一人では心もとないということもあり、マサが後から合流することが決まっている。

そのため今回の作戦中はマサはシャドーとして宇宙怪人には協力しないことにしている。


「次の段階にすぐに取り掛かってくれ」


 マサは壺井に指示を出し、本部がある宇宙に書類を送信する。


「これで俺達の仕事は終わりだ。後は俺達がただの雑魚じゃないって証を残してやんよ」


 強力な怪人になれない自分達が、数々の怪人達を倒したヒーローのロボットを破壊できればそれは大きな功績と言えるだろう。

 マサの決意が固まったところで、廃アパートに人の気配がした。


「誰だ……?」


 マサは警戒を怠らずに、様子を覗うと二人組の男が入ってきた。

マサが警戒していると二人組が扉に体当たりをして扉を破壊した。


「なんだおめぇら!」


 スーツを着た二人組がこちらの様子を覗うように見ていた。


「ここに壺井 浩孝が潜伏していると情報があった。壺井はどこにいる?」

「はぁ~人んち壊しといて謝罪もなしかよ。それに何訳の分からんこと言ってんだ!ここに壺井なんてヤツはいねぇよ」


 壺井の名前を出されて、マサはこの二人が中小企業の人間だと理解した。


「おうおう。どうしてくれんだ。人ん家壊しといて」


 とにかく情報がほしいのと時間を稼ぎたくて文句を言う。


「どうやら勘違いだったようです。すみませんでした。これは少ないですが修理費です」


 しかし、スーツ姿の年上だと思う方が少し厚めの封筒を取り出す。


「おっおう。まぁ分かってんならいいのよ」

「それでお話なんですが、ここに住まわれいるのはあなただけですか、情報を頂ければお礼はします」


 相手の対応に文句を言っても仕方ないと思っていると相手も情報がほしいことがわかった。

マサは内心笑ってしまう。なら欲しい情報をくれてやるよ。


「壺井ってやつは確かに知らねぇけど、ついこの間までデカい顔の男はいたぜ」

「その男がどこにいったか知りませんか?」

「出すもんあるだろ」


 マサは情報料を請求することで、対等な関係であることを印象付けた。


「なんでも復讐がどうとか言って、昨日帰ってきたと思ったら今日の朝には出て行ったぜ。どこに行ったかまではわかねぇよ」

「そうですか。ありがとうございます」

「おう。俺はマサってんだ。あんたの名前を教えろよ」

「鈴木です」

「鈴木さんか、あんたは金払いが良いし礼儀を弁えてるから良いことを教えてやるよ。アイツには惚れてる女がいるらしいぜ。何でもクラブで働いているホステスでバラとかキクとか言ってたな」


 バラ姉さんにもっといろいろな嘘情報を伝えてもらおうとバラの名前を出す。


「貴重な情報ありがとうございます。これはお礼です」


 鈴木はさらに一万を出してきた。

さらにマサに礼を告げて去って行った。


「へへへ。上手いこと動いてくれよ」


 マサはすぐにバラに連絡を入れて、情報操作を行った。

いつも読んで頂きありがとうございます。



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