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(3)異母妹

 心のよりどころができて、少しは楽にはなったけれど、地獄はまだ続いた。


 半年後、喪が明けてすぐに、父は人を連れてきた。化粧の濃い女の人と、私より小さな女の子。

「お父様、この方は?」

 私質問は父は笑顔で答えた。その顔はなぜか霧がかかって見えなかったけど、気持ち悪く感じたのは確かだった。

「今日から家族になるんだ!仲良くしなさい。」

 今まで見たことのない笑顔でその女の人と女の子を見る。

 使用人は正直言って嫌な顔をして、この人は嫌われてるんだな。と思った。でも、父の笑顔の出圧をかけられたら、頷くしかなかった。

 彼女の名前はポリネーと言うらしい。父は、「この人が新しいお母様だ。」そう言った。

 (ああ、この人は喪が明けてすぐにこうするんだ……)

 母にも私にも愛がないのは知っていた。でも外で愛人を作るような人とは思っていなかったから、軽蔑した。

 もう1人の女の子はパヌルギアと名乗った。私の異母妹だと。

 私とは2つ離れた異母妹がいきなり現れた。でもこの子には何も悪くないと、自分に言い聞かせた。


 義母、異母妹が来て一ヶ月後の事、私が妃教育教育で王宮に行こうとしたタイミングでパヌルギアがごねだした。

「おねえさまがおしろにいくの?」

「ああそうだよ。」

 馬車に乗ろうとしたいるところで父にパヌルギアは聞いた。

「ずるい!パヌもいく!ぜったいいくの!」

 私と違い、甘やかされて育ったであろうパヌルギアはとんでもない事を言いだした。

 さすがの父も「それは……」と、止めようとしたが可愛がっている娘に嫌われたくないようで、押されぎみだった。

「いや……」

「……」

 父は私の方へ目線をずらして私を睨みつけた。まるで、「どうにかして止めろ」と言われるように。でも私は目を背け馬車に乗る。

「まあいいじゃありませんか。パヌルギアがここまで言っておりますし。」

 ポリネーは自分の娘をとめるどころか行かせろと父にせがんだ。

 (……気持ち悪くなってきた。)

 最終的にパヌルギアは馬車に乗ってきた。止めれなかったのは父なんのにずっと私を睨みつけ、共に王宮へ向かった。


「わ〜きれい!ここがおしろ?」

「ああそうだよ。」

 ちょっと不服そうに答える父の顔は珍しく引きつっていた。

 私は妃教育のためにすぐに相場を離れ、パヌルギアを父に任せた。

 しかしパヌルギアは私の後ろをテクテクテクテクとついてきた。

 邪魔でしかないのに何やら隠れているらしく指摘できない。

「あっリノン。」

「ごきげんよう。オルコス様」

 オルコスと合った時、後ろから謎の寒気がした。

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